2009年9月4日金曜日

女性的日本考察


この写真はうちの梨です。今年は梨がとっても豊作で、こんな風に枝が折れそうなくらいなっています。8歳くらいの木が2本、4歳が1本、2歳が1本。一番若いのはひとつしか実がなりませんでしたが、それ以外はたわわに実っています。洋ナシなので形が涙形で、なんとなくクリスマスツリーのデコレーションのようです。

ちなみにりんごは今年はあまりできませんでした。ひとつも実がならなかったのまであった。いったいどういうわけなんでしょうね。雨の量とか日射量とか、微妙に影響してるんだろうなあ。

日本でいろいろ思ったことがあるので、忘れてしまわないうちにいくつか書きます。

ひとつはお肌のこと。イギリスでも紫外線は美容の大敵という認識は高まってきていて、曇りの日でも冬でも、日焼け止め入りのクリームをつけろとあちこちで言われています。それで、私も毎朝SPF15 入りの有機栽培の植物エキスで作られた、私が「Littel jar of heaven」と呼んでいる、とってもいい匂いのクリームをつけています。

でも日本に夏に行って、イギリスの紫外線なんて、日本の夏の紫外線に比べれば、ぜんぜん比較にならないということがわかりました。イギリスの1年分の紫外線が、日本に真夏日の1日分くらいではないでしょうか。

それでもちろん毎日たっぷり、SPF30のクリームを、顔だけでなくあちこちにつけていました。外出時はもちろん帽子、サングラス着用。8月に入って梅雨が明けてからは、肩まである手袋をしたり、長袖で外を歩きました。日本ってもしかしたら、この暑さがひどくなれば、アラブの国のように女の人は夏はベールをかぶるようになるんじゃないだろうか?

いくらガードしても、やっぱり日本では紫外線に当たってしまいます。それで、ああ、これで何年分もお肌は老化したなあと思っていました。でも実際には、黒くはなったけど結構お肌がつるつるしてるんです。潤いが出て、むしろ若くなったみたい。考えてみれば私はもう20年以上もイギリスにいるので、紫外線を浴びた量は日本の日本人よりは少ないはずなのに、別にお肌がそれだけ若いということはありません。そういえば、日本にいる私くらいの年の女性は、イギリス人の同じ年の女性より、しわも少ないし若く見える。これってどういうこと?

それではたと気がつきました。紫外線はお肌の大敵かもしれないけれど、寒さもきっとそうなんです。暖房で部屋の中が乾燥するのもよくないのかもしれない。そういえばイギリスにはじめてきたとき、肌が異常に荒れたのを思い出しました。一緒に行った友達も同じでした。去年の冬、極寒が続いたときも、足と腕の皮膚がうろこのようにかさかさになって、皮膚病になったかと思ったくらいでした。去年の夏妹が来たときも、かかとが超かさかさになったそうです。こうして思えば、いつも顔のどこかに、ちょっとかさかさする部分があるんです。いつもそれだから別に気にしてなかったけど、日本に行ったらすぐに直りました。

紫外線は防げるけど、寒さはなあ。せいぜいクリームをたっぷり塗って、乾燥を防ぐくらいしかありません。 嫌だなあ、だんだん寒くなるの。

もうひとつ思ったのは食べ物のことです。日本食ってイギリスでは健康食といわれているし、日本に行ったらやせるだろうって期待してたんですけど、実際は逆でした。結構気をつけていたのに。

確かにイギリスに比べると乳製品をあまり取らないけれど、でも本当に日本食ってカロリー低いのかな。油いためとか、揚げ物とか、きんぴらとか結構油をとる食べ物も多いし、野菜の量も別にイギリスより多いってこともないし。健康に良いとされる脂の乗った魚も何回か食べましたが、これってカロリー実は多いしなあ。

豆腐とか納豆とかの大豆製品とか、海草とか、確かにイギリスではあまり食べない食材はあるので、体に良いことは良いんだろうけど。でも塩分は多いしね。

私がちょっと太ったのは、外食が多かったのも要因なんですけど、実家にいたので、食べろ食べろといろいろ薦められて食べたのも事実。それでも、普通のOL とかしていたら、お昼は外食やお弁当を買うことも多いだろうし、カロリーは結構とってるんじゃないかなあ。日本人ってお酒をよく飲むし。(あ、これはイギリス人も同じか)それになんと言っても、日本は洋菓子だって和菓子だって、その辺で売ってる袋菓子だっておいしいし、どうやって皆さん、セーブしているんでしょう?

でもその割には、どうして日本人の女性ってあんなに細いんだろう?普通のイギリス人の半分くらいの太さですよ。私は日本では中肉中背だと思うけど、イギリスではこれ以上やせると、服が買えないくらいです。

大阪の町で献血車をよく見たのですが、ある日そこの看板を見たら、体重50キロ以下の人は献血できませんと書いてありました。日本の女の人、大半は献血できないじゃないですか。しかもそんなこと書かれたら、50キロ以上でも恥ずかしくてできませんよ。

11 件のコメント:

こんの さんのコメント...

あつこさん まず梨ですが、摘果しないのですか? 間引かないのでしょうか
日本では、こんなにたくさんはならせません
摘果し、大きさを揃えます
こんなにたくさんならせたら支柱で支えないと枝裂けを起こすおそれがあります
今からでも直ぐに支え棒をされたらいい

寒さは、やはり身体によくない。衣服で保温ですね
先日、体重測定したら85Kg うう、運動を続けているのにぃ...
でも、もう70年こうして生きてきたんだなぁ

Atsuko さんのコメント...

やっぱりそうでしょうか。イギリスでは6月に過剰な実は落ちるといわれていて、その後7月に間引きします。それで少しはしたんですが、何せ日本行きで忙しくてそのままにしていたら、帰ってきたらこうなってました。もう間引こうにも大きくなっていて。しかも驚いたことに、どれも良い大きさなんです。りんごのほうは小さいのに。もうだいぶできてきましたから、明日にでも3分の一くらいもごうと思っています。

体重ですが、急にやせるのもよくないですが、やっぱり関節とかに負担がかかりますからね。でもこんのさん、人に言える体重だからまだ大丈夫ですよ。

あくあ さんのコメント...

イギリスって水はどうなの?私は水の硬い外国でシャワーを浴びたり髪の毛を洗ったりしていると、かさかさしてくる気もしますが。

食べ物はどうなんでしょうね。やはり40代になってくると代謝が落ちてしまうので、外食したり、飲みに行ったりし続けていると、確実に体重は増え続けますね。でも、欧米人はよく太るよね。あのお腹でミニティー来て、よくお腹を出せして外を歩けるな、と驚くような若いお姉ちゃんを見かけたりします。

献血、90年前後にイギリスに行ったことのある人は献血させてくれないんですよ。だから、私は一生献血できなくなってしまいました。それまでは何回かやったんだけどねぇ。

ママワレンチーナ さんのコメント...

わたしはプラセンタ入れたことあるから
やっぱり献血はだめらしい。
ま、もともと血の気少なく人にあげれる
ほど元気でもないんだけど。

ぎ さんのコメント...

肌の乾燥はどうなのでしょう?冷暖房での乾燥は響くようですし。
私の目じりは笑いシワ・・・と言い訳させていただきます。

家族がずっと前に輸血を受けたこともあり(だから良かった、という面と、だから悪かったという両面があります)私は今のところできる状態なので、時々献血します。
今ではめでたく50キロを越えましたが
それ以前に問診で「できれば50キロと記入していただけませんか、、?」とこっそり言われたことがあります。
50キロ以上だと希望者は400ml献血ができるのです。(50キロ以下は200ml)
輸血はなるべくならば少人数のものがいいらしく、200ml×4人分よりも400ml×2人分というように。
なので200mlのものは残念ながら廃棄される量も多いらしいの。難しいですね。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、確かに水もあるかもね。でも私の住んでいることは軟水なんですけど、ロンドンなんかはひどい硬水です。日本の水は良いのかもね。

じゃあ私は日本に帰っても絶対献血できないんだ。とはいえ、イギリスでもしたことありません。というのは静脈が深くて肌の上から見えないから、血を取るのが大変なんです。

その代わり検体カード持ち歩いてます。というのが私の言い訳です。

Atsuko さんのコメント...

ママワレンチーナさん、プラセンタって英語では胎盤という意味だけど、「プラセンタ入れる」ってどういう意味なんでしょうか。

入れたことがあるということは、出産経験ある人か。でも名前はロシア系だし、ロシア語の知り合いで出産経験ある人は私とぎちゃんだけだし・・・・。など、いろいろ考えてますよ。

Atsuko さんのコメント...

ぎちゃん、笑い皺、良いですね。私は眉間に怒り皺ですよ。

昔って献血200mlでしたよね。400って結構な量じゃない?ふらふらしない?少人数のほうが良いという事情があったとは知りませんでした。確かに事務作業は効率が良いだろうけど、でも廃棄にすることもあるなんてもったいない。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、検体ではなくて献体でした。何かと思うよね。

マーマワレンチーナ さんのコメント...

そう胎盤でいいと思います。
抽出した成分で、もともと肝臓の薬として作られていたらしい。
最近、というか少し前のことですが、
ケミカルピーリングしたついでに
肌の若返り、とか疲れがとれるとかって
医者にすすめられて点滴しました。
安全と言われたけど、血液製剤の事故
が頭にちらついたし、疲れがとれるどころか、私はだるくなってしまったのですぐやめた。
献血できないと知ったのは最近。
ヤコブ病?(←ちょっと不確か)に感染しているリスクがあるとか。

出産経験ないっすよ。
ね、ぎ さん。

Atsuko さんのコメント...

ヤコブ病で十分わかります。狂牛病の人間版でしょ?そういえば最近、聞かないなあ。
ケミカルピーリング?肌の若返り?うーん、気になるトピックだなあ。

出産経験がない?ぎちゃんを知っている?そしてお肌はすべすべということか?うーん、誰だろう。ちょっと見当はついてきました。