2009年7月30日木曜日

1日飼育係











今日は実は私と妹が、ドキドキしながら待っていた日なのでした。

2ヶ月ほど前に妹から電話がかかってきて、天王寺動物園で1日飼育係体験のサマースクールがあるけど、抽選に応募したものかという相談がありました。その日は親は同伴することができず、一日動物園で過ごすというものです。そんな体験はめったにできるものではないし、日本語の練習にもなる。それになんといっても二人は動物が大好きなので、抽選という事だし、当たるとも限らないしと、応募してもらいました。


そしたらイギリスを発つその日に母から電話があり、抽選に当たったとの事でした。その時点では、日本について2週間後になるし、それまでに少しは日本語に慣れるかもと、楽天的な、まあどうにかなるさという気持ちでした。



ルイはそのことを言うと、すごく喜んでいました。「日本語なんてできなくても、みんなの真似してやっていれば大丈夫。やりたい、やりたい。」というのが基本的な彼の反応でした。でもチャーリーは色々心配のようでした。特にルイと班が違うことが初めからわかっていたので、特に不安そう。実はチャーリーのほうが日本語はわかるんだけど。



昨夜はさすがのルイもちょっと不安になっていたようでした。私も不安だったし、妹も不安そう。もちろんチャーリーも。でもこうなったらやるしかない。それで今日朝9時に子供たちを開園前の動物園に連れて行きました。



受付でバッジをもらい、他の子供たちと待っていると、ルイは「昨日はちょっと心配だったけど、今は嬉しくてドキドキしてる。」といってくれました。本当にルイっていい性格。チャーリーは何も言いませんでしたが、腹をくくった様子でした。


一応受け付けのお姉さんに日本語をできない旨を言うと、困ったような顔をされましたが、実際に子供を連れて行く飼育係の人に言うと、「あ、はいはい」と、そんなこと全然関係ないという反応でした。



私は日中も気になって何度も携帯をチェック。妹も心配してきて、メールを送ってきました。



3時に迎えに行くと、二人ともすごく興奮して嬉しそうでした。ルイは象の世話、チャーリーはコアラの世話をしたそうです。他にも工作をしたり、ザリガニ、亀、うなぎなどを触ったり、動物の糞比べなど、とっても楽しかったようです。


1日世話をしてもらって、記念写真までもらって、一人料金は1000円きりでした。毎日毎日朝から晩まで子供とべったりの夏を送っている私としては、1000円で1日面倒見てくれるだけでも、安いものだと思いました。
とにかくこの日が無事に過ぎたどころか、とっても楽しい思い出になってよかった。



天王寺動物園の皆さん、どうもありがとうございました。

5 件のコメント:

こんの さんのコメント...

あぁ いい話ですねぇ(大きな拍手!)
ルイさん・チャーリさん きっと楽しかったでしょうし、大きな思い出(体験)ができましたですね

あつこさん そう遠くない時期に「子離れ」が待ってます
そろそろ覚悟しておかないと...

でも、親を離れても、子どもはけっこう心配なくやりぬくものですねぇ

こんの さんのコメント...

『可愛い子には旅をさせろ』
親の愛情が強ければ、子は安心して行動範囲を広げますですね

妹さん、お母さまの愛も伝わってきます

Atsuko さんのコメント...

そうなんです。めったにできない体験だし、すごく楽しかったようです。かわいい子には旅をさせろとはわかっているものの、やっぱりその場になると、心配なものですね。この日が終わって、ほっとしているような、終わってしまって残念なような気分です。

あくあ さんのコメント...

良かったですね。子供にはそういう経験ってとっても楽しくて、大切なことなんですよねぇ。しかし、それにしても、当たり前のことなんだけれど、あつこってお母さんになったんだなぁと感じました。

Atsuko さんのコメント...

お母さんになったというのは、別に人間が変ったわけではないけれど、子供が小さいうちはお母さんのモードになってしまうんですよね。早く大きくなって、もっと自由にさせてくれ、と時々思います。
日本に2週間いて、安全さを子供たちも感じているみたいで、のびのびとしてきました。