2010年10月29日金曜日

中年化したなあと思うとき

数日前からの話の続きになります。「中年になりたくない」って昨日書いたことです。

昨日おとといと読んでくれた方にはもうお分かりと思うんですが、中年といっても別に年齢のことではありません。(実際45歳ですからね。年齢的には中年と呼ばれてもしょうがないかな。)要するに精神的な若さとか柔軟さとか繊細さとかそういう意味です。

もっと具体的にいうと、「良識ある大人として社会人として、こういうことをして、こういう格好をして、こういうものの言い方をして、こういうような仕事をして、週に何時間働いて、貯金は最低でもこれくらいはあって、年金もこれくらいは積みあがっていて、、、云々」という枠にはまりたくないともいえます。別にそうなるのが嫌だというのではなく、「こういうことが世間から、周りから、家族から、会社から、友人から当たり前だと期待されているから」というだけの理由で、自分の頭で考えもせず、当たり前の型どおりのことをしたくないということ。つまり何をするにも自分で選んでやりたいんです。

それで昨日も書いたけど、ここに来て振り返ってみて、まあ大体自分の思い描いていたとおり、やりたいと思っていたとおりできてきた気がします。別にそれは結果とはぜんぜん関係ないんです。ただその過程が、「自分のやりたいようにやる」というのが大事なだけで。まあこれは現実的な面では損をする面や、しんどい面も多いし、要するに不器用な生き方というのかもしれないけれど、私のように「ただ好きなようにする」というのが何よりも大事な人間もいるんです。

ああ、まるでフランク・シナトラ、マイ・ウエイ ♪♪

ここまでは前置き。ここからが今日の本題です。

それなのに、私の今の生活の大きな部分で、しみじみ中年化したかあと思わされることがあります。何かというと子供のこと。

子供って一緒に遊んだり運動したりしてるときは、こちらも若さをもらえるし、話をしていて自分も同じような年齢のレベルになってるなあということもあります。若い人の話題だとか、子供がいないとぜんぜん知らなかっただろうこともいろいろ知識が入ってくるし。

それはいいんですけどね。ただ問題は叱ってるとき。

部屋を片付けろだとか、ピアノを練習しろだとか、つめを切れとか、どうしてそんなに忘れ物落し物が多いんだとか、少しはこぼさないように食べるように気をつけろだとか、早く寝ろだとか、早く起きろとか、さっさと身支度しないとバスに乗り遅れるぞだとか、野菜も少しは食べろとか、ああ・・・・・・そういう際限のない小言。きっと向こうは右耳から入って左から抜けてますよ。

そういうのを言っているいる自分を耳にすると、ぞっとします。まるで自分の親が言っていたようなこと。もしくはテレビだとか小説だとかで、典型的な母親が子供に言うこと。それこそ中年もいいところですよ。ああ、ぞ~~~~~~~~~。子供がいて嫌なことの一番は、自分が年をとることです。

これは子供のせいといえばそうだけど、本当は自分のせいなんですよね。だってそういう小言を言ってるのは私なんだから。どうして小言言うのかというと・・・・・・・どうしてだろう? 今まで言ってきて効果ないんだから、言ってもしょうがないのかもしれない。もしかしたら私の頭の中で、「親というものは小言を言うもの」と刷り込まれてるのかもしれない。

ためしに2週間ほど一切小言言うのやめてみようかな。どうしても気になることがあれば、「すみません、歯を磨き忘れてますよ」「ピアノ練習してはいかがですか。」「失礼ですが、もう起きないと学校に遅れますよ。」という感じで、大人に接するみたいにしてみるとか。

いやそれでは、子供のすることにいちいち気をつけてることには変わりないから、もう一切大人扱いで放って置いて、完全に自主性に任せようかな。学校に遅れようが、栄養が偏ろうが、放っておく。気にもかけない。

ほんと、ちょっと過激だけど、しばらく本気でやってみようかな。

6 件のコメント:

こんの さんのコメント...

あつこさん それって「子離れ」が出来ていないということでしょう
ですから、先日も書いたことですが「ルイちゃん」などという呼び方から抜け出ることからはじめなきゃ...
「ルイ君」「チャーリさん」と呼び方を変えただけでずいぶんと小言が減りますよぉ
小言や愚痴からはなにも生まれない
自分を変えることで相手を変えていくようにしたらいい
勝手なことを言って(ごめんなさい)

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、まあまあ、うちはまだ10歳と12歳ですから、子離れはできてなくて当然だと思うんですが。

けれどおっしゃるとおり、そろそろこちらは子離れしたくなって来ているから、こういうことを思うんでしょうか。親鳥が成長した雛鳥を巣から無理やり突き落とすように・・・・。

あくあ さんのコメント...

確かに母親はごちゃごちゃうるさかったよね。しばらく言うのを止めるって宣言して言うのを止めてみたら?意外と子供がしっかりしてきたりして。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、そうしてみます。今日から2週間くらい一切ごちゃごちゃ言うのやめます。もうあの人たちが学校に遅れても、宿題ができてなくてもどうでもいいや。

先日なんて「今までありがとう。お母さんは今からロンドンで一人で生きていきます。探さないでください。よい人生を送ってください」と書きおき残して、家出しようかと思いましたよ。

本読みと山歩き さんのコメント...

子育てをあまり手伝わず。あまりこの手の話題にものいう資格なしです。
ただ、
子供は親の背中をみて育つのだ!と信じて、子供の前ではへんなことをしないようにしておりました。
 小言はそうはいいまえん。だから妻の小言が多いのか!?

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん、そういいますけど本当なんでしょうかね?この親からどうしてと思うような立派な子供がいるかと思えば、その逆もあるし。

小言言ってるうちは、まだ子供からしたら希望はあるのかも。もう小言もいう気力なしということになると、ちょっとあぶないかも?