2010年9月23日木曜日

今日はデイブが車が車検に。それで一日中足が無いので、朝からチャツネというものを作っていました。チャツネというのは何語か知りませんが、英語ではチャットニーといいます。何でももともとはインドから来たスパイスの効いたピクルスのようなもので、保存食です。

特にチャツネがすきというわけでもないので、買って食べることは無いんですが、毎年作ります。なぜなら大量にできすぎた畑の作物を使うためです。梨が豊作だった去年は梨とりんごのチャツネを山ほど作りました。まだあります。これはなかなか甘いチャツネで、我が家ではそれほど人気がありませんでした。

今日作ったのはラナビーンのチャツネです。Runner Beanというのは日本には無い豆で、30センチくらいの鞘のまま食べる豆です。イギリスでよく育つので家庭菜園の定番になっていて、この季節、田舎に住む人はどこからか毎年大量にもらいます。私はそれほど好きな野菜でもないし、できすぎるので、ほんの少ししか育てないんですが、先日ヨガの生徒さんにたくさんもらったので、作りました。

まずこれがラナビーンズ。

材料は基本的にはラナビーンズ1.1キロ、りんご1.1キロ、たまねぎ900グラム、レーズン450グラムです。ここにスパイスをたくさん入れて、砂糖と酢を入れて3時間半煮ます。これはりんごとビーンズを切ってなべに入れ、これからたまねぎを入れるところです。レーズンは買いましたが、りんごもたまねぎも自前。これ買って作ると結構お金かかると思うんですよね。ただで材料が入手できないと、作ろうとは絶対思わないですね。

うちの母は昔からずっと梅干と梅酒とラッキョウを作ってます。やりながら、なんか私も同じことしてるなあという妙な気がしました。でも母の場合は材料を買って作ってるわけだけど、日本のお母さんってみんなやってるのかなあ。

これをハンドブレンダーで小さくします。何しろ量が多いから、これがなかなか面倒な作業。調子に乗ってやりすぎると液体化してしまうし、あまりベースト状になってもおいしくないので、まだ固まりが残ってるうちにやめます。こんな感じです。

ここにスパイスやチリをかなり入れます。これはかなり辛いチャツネに仕上がります。そこに酢を1.7リットルも入れて、ふたをせずに煮詰めます。

出来上がりをびんに詰める前に写真を撮るつもりだったんですが、煮てる最中に阪神が今日勝ったことを知ったので、それどころでなくなって忘れてしまいました。これはびんに入りきれずに器に入れたものの写真です。まあ、見かけはおいしそうという感じではないですね。

完成がこれ。このままではまだすっぱすぎるので、2ヶ月くらいこのまま寝かしてから食べます。数年前も作りましたが、すごくおいしいですよ。こんなにできても食べ切れませんが、ジャムと同様、お世話になった人や、クリスマスプレゼントに人にあげたりします。このビーンズをくれた生徒さんにも、小さいのを上げるつもりです。

今日は前回ジャムを作ったときほどは虚しさは感じませんでしたね。今日は車が無いとわかっていたので、一日中こんなことして時間を無駄にしたという感じがしなかったからか。煮てる間に家事とかヨガとかしていたし。前回は週末だったこともあるのかも。

作って楽しかったか? そうですね、面倒でもありましたが、まあ楽しかったですね。充実感はありますね。それはどこから来るかというと、やっぱり自給自足の充実感か?まあジャムなどの手作りの保存食がたっぷりあるというのは、冬に備え本能的に気分いいものです。蟻とキリギリスの蟻ですな。

4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

他の国の食べ物って面白いね。どんな味なのか想像が付きません。うちは母が働いてたからか、そういう手作りの習慣がありませんでしたね。ちょっと憧れる気もするけど、今はまあ無理だなぁ。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、フルタイムで働いてる人は、なかなかやろうという気がしないんじゃないかなあ。味はね、ちょっと福神漬け系の味かな。
去年大阪で集まったとき、そういえば誰かがぬかどこの話してなかった?ぎっちだったかな。今でもつける人がいるのかと驚きました。

こんの さんのコメント...

>自給自足の充実感か?まあジャムなどの手作りの保存食がたっぷりあるというのは、冬に備え本能的に気分いいものです。蟻とキリギリスの蟻ですな。

あつこさん 上のそれ、よく分かりますねぇ

一番上のそれ、日本の「ささげ」によく似ています。我が家ではそれをけっこう食べます。もちろん自作のものです

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、ささげってラナービーンのことですか。グーグルで調べてみます。