2010年5月30日日曜日
ウィンクル獲り
この週末は月曜がお休みの3連休です。しかもそれだけではなく、学校はハーフタームといって1週間のお休みです。先週は天気が良かったんだけど、また昨日から寒くなり雨が降り、このお休みをどうしたものかと、ちょっと頭をひねってます。天気がいいと海に行くんだけど、寒くてそんな気にはなりません。雨が降らない限り、それでもいろいろ行くところはあるんですが。
昨日は雨でしたが、今日は曇りです。車で10分くらい先にある、バックスミルズという地味な観光地でもある村に行くことにしました。最近できた友達がそこに住んでいて、改めていい村だなあと思ったので、そこに散歩に行きたいかと聞くと、チャーリーはノーでしたが(いつも、必ずノー)、ルイは行きたいとのこと。これは珍しい。ルイも大きくなって、散歩が好きになってきたのか。
村の入り口で車を止めて、小さな村を海のほうに歩いていきました。距離にしたらたった300メートくらいです。
そして石だらけのビーチに出ると、海が引き潮で、ロックプールがたくさんできてました。ロックプールというのは日本語ではなんと言うのかな。要するに潮が引いてできた水溜りで、そこにイソギンチャクだとかかにだとか小さな魚とかがいます。
それでそこで持ってきたバケツにウィンクルという小さなタニシのような感じの貝を採りました。これを茹でて食べると、サザエのような味でおいしいんです。私も子供たちも好きなんですが、今まで海でこれをとってる人を見たことがありません。日本人にはあまり抵抗ありませんが、イギリス人なんかは、99パーセントの人がこんなものが食べれるとは知らないでしょう。知っていても、とても食べようとは思わないだろうな。私はたまたまここに引越ししてきた数年後、隣のおばさんが教えてくれました。
ウィンクル獲りは、岩にくっついたり、ロックのプールのそこにいるのを獲るだけなので、誰にでも簡単にできます。それでそのために、水の中を熱心に覗いていると、えびがたくさんいるのが見えました。
この辺の土地の人は、えび獲りをする人もいます。私たちはどこがいいのか、どの時期がいいのか知らないので、やったことは無いんですが、えび自体は結構見ます。でも今日は残念ながら網を持ってこなかったので、取れませんでした。それで悔しいので、また明日引き潮の時期を見計らって、今度はえびを取りに来ることにしました。
帰りはまっすぐ車には戻らず、海沿いのCoartal Pathというのを歩くことにしました。「海岸沿いの道」という意味ですが、この辺のデボン、コーンウォールでは海沿いにくるっとこの道が続いています。簡単に歩けるような道ばかりではなく、少なくとも長靴かウォーキングブーツが無いと歩けません。
歩き始めるといきなりすごい上り坂。海のすぐ隣なのに、うっそうとした森です。右手が海ということは気配でわかるんですが、木が生い茂っていて、海が見えません。しばらくぶつぶつ言うチャーリーを無視しながら歩くと、ブルーベルがじゅうたんのように咲いているところに出ました。残念ながら盛りをとっくに過ぎていて、花は7割がた枯れかけているのですが、それでもうす青いカーペットが広がっています。
3週間ほど前、ブルーベルを見に行ったことを書きましたが、自然に森の中の木陰で咲く花ですから、なかなか見所が見つかりませんが、これはすごくいい場所を発見しました。来年はここに来ようと思います。
明日は午後ロンドンからお客さんが来るのですが、その前にまたここに来て、えび獲りに挑戦する予定です。どうなることか、乞ご期待。
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4 件のコメント:
ロックプール(水たまり)
ウィンクル(蛋白源ですね)
いいですねぇ
そいう所が大好きです
海が近くにあって(いいなぁ)です
明日のエビ捕りが楽しみだなぁ
チャーリーちゃんがいつもノーで、ぶつぶつ言っていても無視されるというのが面白かったです。子供ってそうやって性格があるんだろうけど、親にはお見通しなんだねぇ。
こんのさん、こういう磯で遊ぶのは、良いですね。別に子供の頃こういうことを良くしたという記憶も無いのですが、なんか妙に懐かしいような気がします。
あくあさん、うちの子供って散歩に行こうというと、必ずノーというんですが、行くとまず必ず楽しそうにしています。
きっと子供って、ノーというのは、無意識で遊園地に行くとかプールに行くとかに比較して、ノーといってるんだと思います。そんなところに行くというチョイスはないのに。
だから大きくなってきたルイは、それがわかってきたのかな。
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