2010年5月20日木曜日

スタジオジブリ


最近入会したビデオレンタルの会社から宮崎駿のアニメ、「もののけ姫」が2週間くらい前に来ました。DVDなので音声が選べます。そのままかけると英語の吹き替えです。それで英語で見ました。

でもそれではなかなか情景がつかめないとデイブが言います。彼は自分は日本語は少しもできないんですが、やっぱり日本語で英語の字幕つきで見たいとのこと。私もせっかく日本語で見るというオプションがあるので、勉強のために子供たちに日本語で見せたかったので、また見ています。残念ながら、日本語で字幕なしというオプションは無いので、子供たちにはほとんど日本語の勉強にはなってないんだけど、まあ少しはましでしょう。

話は、ある村に邪悪なものに取り付かれたいのししが現れ、それを退治した村の若者がそののろいにかかります。それでそののろいを解いてもらうために、西に旅をします。

そこでは砂鉄の取れる村がありました。そこにやり手で美人の女性が登場し、女郎に働く不幸な女性たちやらい病患者を助けながら、彼らの労働力で製鉄や鉄砲つくりの工業を始めます。それでそのために森や木を切ることになり、森の主たちとの戦いになります。若者にのろいをかけたいのししも、実はこの女性に銃で撃たれ、人間への憎しみから邪悪なものに変わってしまったのでした。

森の主の仲間には人間の若い女性が一人います。彼女は赤ちゃんのときに人間に森に置き去りにされ、狼に育てられたんです。彼女がもののけ姫。そして動物プラス自然界対人間との戦いがエスカレートしていきます。

一見すると森を切り倒し動物を銃で殺す人間や、そのリーダーの女性が悪者なんですが、人間の立場からも話が語られます。らい病患者たちや女郎の女たちが、どれほどその女性のために助けられたか、などです。

宮崎駿、スタジオジブリの映画は何本か持ってます。となりのトトロと風の谷のナウシカはビデオで持ってます。ビデオなので日本語しか無いんですが、トトロのほうは筋が簡単なので、子供たちは理解してるようです。でもナウシカはちょっと話がややこしいから、あまりわかってないみたい。

ナウシカって結構カルト的でしょ。だから今度このビデオレンタルの会社からイギリス版のDVDを借りて、英語の字幕で見せてあげようと思ってます。

ほかにはDVDで千と千尋の神隠し(英語ではSpirited away)とハウルの動く城を持ってます。これはdvdなので英語で見ました。

ルイはもののけの姫が好きだそうです。なぜかというと戦闘シーンが多いから。でもナウシカのほうが戦闘シーンはもっとリアル(何せ人間対人間ですから)なので、英語で見たらきっとナウシカファンになると思います。

私は「神隠し」がすごく好きですね。あのおどろおどろしいナンセンスなセッティングだとか、ストーリーが何回見ても今ひとつ良くわからないところとか、筋が通ってないところとかが、すごーく好きです。こんなナンセンスな世界が作れるというのは、天才に違いありません。同じ意味ではハウルの動く城も好きです。でもセッティングが「神隠し」のほうがすごいですね。

でも私もルイも、やっぱり最高なのはトトロだということで意見が一致しました。私が初めてみたのはイギリスに来てすぐです。寝室のレンタルした日本語のビデオの見れる小さいテレビで見たのを覚えてます。そのとき、トトロが初めて空を飛ぶシーンで、自分の心が空に飛び上がるような高揚した気持ちになったのをはっきり覚えています。今でも同じですね。

そのことをルイに言うと、彼もそう思うとのこと。やっぱりあの映画は、今まで最高の日本映画のひとつといっても間違いないんじゃないかな。そういえば日本に行ったときも、トトロのぬいぐるみだとかキャラクターをいろいろ見ました。あれってあの映画一本で、そのあと続編も何も無いのにまだこんなにキャラクターが売れてるなんて、すごいですよ。

4 件のコメント:

こんの さんのコメント...

あつこさん 映画 娯楽と学習を兼ねているのですね
いわゆる「一石二鳥」ですなぁ
うふふ 効率よくですねぇ

それにしても、ずいぶんといろいろ観ているのですねぇ(感心!)

Atsuko さんのコメント...

語学学習には映画を見るのが良いとは言われていますが、本当でしょうかね。字幕があるとそればかり読んでしまうし、日本で洋画を見て英語がうまくなったって話も聞きませんよね。

昔は良く見てましたが、子供が生まれてからはもっぱらファミリー映画ばっかりです。

本読みと山歩き さんのコメント...

スタジオジプリはたいてい面白いですね~。
絵が丁寧だし、ストーリーもしっかりしているし、懲りすぎて分からないのもありますが。(笑)
 男の子の僕は、「天空の城ラピュタ」が好きですね。冒険物で夢があっていい。ジプリの映画はヨーロッパが舞台らしいことが多いので、もう一回見直そうかな。
そういえば、「ハウルの動く城」を妻が借りてきていました。舞台がフランスアルザス地方だとかなんとか、これから見てみよう。
 宮崎駿さんは、アルプスの少女ハイジも監督か監修かなにかしていたんですよ。あのアニメも好きだったな~。これもヨーロッパだな。彼は欧州オタクなのか!?

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん、「天空の城ラピュタ」、見たこと無いです。こちらで出ていたら、レンタルしてみます。ハウルの動く城、舞台がやっぱりあったんですか。でもあの家自体はロシアの昔話に良く出てくるんですよ。チキンのような足のある家。
私はあの「千と千尋の神隠し」の温泉旅館の舞台がすごく好きです。そこから電車に乗ってちょっと行くと、イギリスのコッテージにたどり着くところも。
宮崎駿って、ハイジにかかわってたんですか。あれは名作ですよね。
私が個人的にすごく恋しいのは、リボンの騎士とムーミンと銀河鉄道です。日本のアニメはすごくこちらでも評価されてますよね。