2010年5月12日水曜日

夫婦のキス

今日はヨガの生徒でリフレクソロジストの人と、足のマッサージの交換(お互いに交代で1時間ほどマッサージしあう)をしました。彼女の住むところは観光客が訪れるようなすごく素敵な海沿いの村にあり、今日は新緑が光に透いて、とってもきれいでした。

最近あまりにもこまごましたトラブルが続いたせいか、それともホルモンのせいか、私はちょっとストレスがたまってるんですが、足をマッサージされながらうつらうつら極楽気分でいると、ふと頭の中に「何でもなるがまま、流れるに任せるのが一番。あれこれ悩んでも、できることなんて知れてるんだから」という言葉が、(英語で)浮かびました。本当にそのとおり。これがただ気まぐれに考え付いただけでなく、少なくともこれからしばらくはそのとおり、笑うかどには福来る、果報は寝て待てという気分で生活したいものです。

ところでその友人は多分年にしたら60代半ば。成人した子供が3人いて、小学生くらいの孫がいます。だんなさんも同じくらいの年でしょう。

今日マッサージをし終わってリビングルームで二人でお茶を飲んでいると、別室からだんなさんが、今からゴルフに行って夕方帰ってくるといいに来ました。そして彼は私の目の前で、奥さんに3回チュッチュッチュと唇にキスしました。ごく当たり前のようでありながら、習慣というよりは愛情がこもっているのがわかりました。

夫婦や恋人が人前で軽くチュっとキスするのは当たり前なので、別に珍しくもありませんが、イギリスに長い私でも、ちょっとだけ驚きました。別にキスするのは驚きませんが、おそらく40年くらい結婚していて子供も孫もいる人たちが、だんなさんにとっては初対面の前でもしたので、うらやましいというかほほえましいなあと、見ていてる方も幸せな気分になりました。

この人たちって、恋愛時代からずっとどちらかが出かけるときはこうしてるんでしょうね。3人も子供を育て上げて、それなり苦労はあったんだろうけど、こういうものが家庭の基盤になってるのだなあ。幸せな人生の見本を見せてもらった気分になりました。

4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

スキンシップのある文化っていいよね。ハグとかもね。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、日本は妙にスキンシップにかけるよね。少なくとも親と小さい子供の間は、もっとキスとかハグ(これに相当する日本語すらない)だとかがあれがいいんじゃないかなという気がします。

でも逆にイギリスでは、友人や知人との間で、いったい何回ほっぺにキスするのか、キスしたものかどうか、なかなか難しいです。イギリス人でも難しいようです。

こんの さんのコメント...

うう 佳い話でホッとしてます。実は人前ではできませんですが、70・65 の私ら夫婦もちゃんと(笑い)しています
昔から仲良しだった(笑い)ですが、最近になってますます仲良しになりました(爆笑)

気持の表現って、なかなか難しい
でも何らかの形にしないと分からないでしょ
以心伝心 とか、阿吽の呼吸 などというのがありますが、やはり手っ取り早く(笑い)やった方が伝わるような気がします

Atsuko さんのコメント...

こんのさんのところは、時々写真を拝見しても仲良く寄り添っていて、人前でキスはしないにしても、スキンシップのあるいいご夫婦だなというのはわかりますよ。