2018年4月22日日曜日

お墓とか仏壇がないという件

去年の今頃、私と妹の共通の友人のイギリス人が亡くなりました。私はロンドンまでお葬式に行ったのですが妹はさすがに日本からは来れませんでした。

今年の夏、彼女が私の家に遊びにくることになってるのですが、せっかくなのでロンドン経由で来て、その人のお墓参りをしてくると言いました。

その友人は無神論者で、お墓なんか作るタイプじゃないので、意外に思って「あの人お墓なんてあるんかな~。」と言ったら、妹は、お墓がないなんて考えたことなかったようでした。奥さんにメールで聞いてみたら、やっぱりお墓はなくて、遺骨はテームズ川に流したそうでした。

そう、イギリスでは墓地ってそんなにありません。とても死んだ人がみんなお墓に入れるほどはないし、家族のお墓っていうコンセプトもないし、30年近くイギリスに住んでる私は、お墓はないのが普通だと思ってました。

でも逆に、日本ではお墓があるのが普通なんですね。お墓がない、お墓はいらないって人もいるんでしょうか。

イギリスでは仏壇も神棚もないです。だから人が亡くなったら、そういえば線香をあげる場所もないしお供えを供える場所もお花を飾る場所もありません。だから手を合わせる場所というものがないんです。

普通の人はどうしてるんでしょう。うちのデイブはお母さんが15年以上前に亡くなりましたが、お墓はあるらしいですが、お墓詣りに行ったことないです。家にお父さんが送ってきてくれた額に入った写真が置いてあるだけ。

そういう私も、考えたら母の写真が置いてあるだけです。しかも家のプリンターでプリントした、あんまりきれいじゃない写真。妹の家(母が住んでいた家)には一応遺影が置いてあり、その前にお花を供えて線香をあげられるようになってますが、別にこれも仏壇じゃないし位牌もありません。

死後10年くらいで消えるお墓とか仏壇とか位牌があればちょうどいい感じがするんですけどね。

ではこちらもよろしくお願いします

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

お墓はねえ、なんか子供のころからの慣習というか、染みついたものがあるね。海に流してほしいかといわれると、なんか流れていっちゃうと怖いような虚しいようなさみしいような気もするし。なんなんだ、この思い込みは。

最近、神棚買いました。あまり「もの」を信仰しないんですが、まわりに信仰している人が多くなってきたので、一応‥という感じ。なかなか毎朝お参りする習慣がつきませんが、気持ちは神と共にある。

Atsuko さんのコメント...

みんなそんな感じでいうけど、私は全然死後の自分の肉体に興味はないんですよ。だからルイが勉強させてもらったこともあるし、本当に大学病院に献体するつもり。そうしても後で手厚く、灰を返してくれたりするらしいけど。位牌とか遺骨が形で残ると、いつか子供とか孫とか誰かがそれを処理する責任を取らないといけないから、私は潔く一切この世から消えたいです。

うちもサイババの写真と仏像の置いてある祭壇があるよ。床から20センチくらいの高さなので、そこで毎日線香炊いてメディテーションしてる。