素晴らしい本を読みました。
読んだきっかけは、2か月ほど前ここに書いた、「20世紀に出版されたスピリチュアルな本100冊」のリストからです。残りの人生せいぜい1000冊も読めないんだから、とりあえずこの100冊から読破していこうと思ったのがきっかけでした。
この本はタイトルがBなのでリストの上のほうにあり、しかもデボンの図書館の蔵書リストにあったので、図書館で予約しました。本が来て取りに行くと、30年前くらいの本でした。借りた人は少ないのか、古い けれどなかなかいいコンディションで、いい雰囲気でした。しかも字のフォントが古いタイプライターみたいな字で、それもよかったです。
これはアメリカの詩人がネイティブインディアンのメディシン・マン、ブラック・エルクを インタビューし、本に仕上げたものです。ブラックエルクの語り口が、詩的に美しくまとめられています。
この本は1930年代に出版され、数年で廃版になったのち、1960年代にカール・ユングがドイツで 読んで絶賛し、その後また再出版になり、今でもアマゾンで買えます。日本語の翻訳もアマゾンの古本で買えるようです。
ブラック・エルクは子供のころに 先祖のスピリットから、インディアンたちの運命を救うヴィジョンを受けます。成長し、その能力を生かしメディシンマンとして多くの人たちの命を救いますが、結局は時代に逆らえず、何年にもわたる戦いの末、白人の攻撃についに降参し、インディアンの霊的アイデンティディーを失っていきます。
その悲しい、歴史上の話が、神秘的に詩的に、かつ淡々と語られます。
すごくすごく悲しい本です。
今まで読んだ一番好きな本の一冊に入る本です。
ではこちらもよろしくお願いします。
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4 件のコメント:
えーーー、悲しいのかぁ・・・
でも、そんなに言うなら、読んでみたい!
でも、人生って、そういうものなんだろうなと思う今日この頃です。
あらがえない、思う通りにはいかない、それを受け入れるしかない。その先に永遠の平穏がある・・・的な。
そうなの、悲しいの。
歴史からして、ハッピーエンディングにならないのはわかっていたけどね、哀し美しいって感じ。
読むなら英語で読んだら?すごく簡単な英語で書いてあって、200ページ以上あるけど、ちょこちょこ暇を見つけながら読んで1週間くらいで読めました。あくあさんは最近アメリカに行ったし、アメリカのスピリチュアルな歴史は、アメリカインディアンの霊的遺産だから、いろいろ私よりも感じるところがあるんじゃない?もう私は、カウボーイ映画とか見れないわ。
キンドルで英語版買ったけど、1ページで止まっている・・・。時間がないと、なかなかこの手の本は読み進まないのよね・・・。老後のお楽しみかも。あるいは旅行中とか。
おお、早速キンドルでかったのか。でも簡単に読めるよ。夜中に目が覚めた時とか読んだら?
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