2018年2月16日金曜日

バレエとマーラー交響曲に行きました。

今回はチャーリーと二人で行ったので、バレエを見に行くことにしました。私は昔からバレエファンだったので、その昔はコベント・ガーデンのロイヤルオペラハウスは何度も足しげく通ったものでした。その後この古い劇場は大改造され、15年位前にリニューアル・オープンになり、それ以降は一度も行ったことがありません。

ネットでプログラムを見ると、月曜は有名なジゼル、火曜はあまり知られていないWinter's Taleというバレエです。ジゼルのほうはチケット売り切れだったのですが、ボックスオフィスに電話すると、Restricted Viewの切符が何枚かまだ買えるとのこと。劇場の一番上の階のステージに近い場所で、ステージの半分くらいは見えないかもといわれたのですが、昔の経験から、見えないのは4分の1くらいとわかっていたので、躊躇なく買いました。

たった10ポンドでした。

こんな席でした。確かにステージ向って左側はよく見えなかったんだけど、それでも4分の3くらいは見えたし、オーケストラボックスがしっかり見えたので、満足でした。

位置は高いけど、ステージに近くて、割とよく見えました。
ロイヤルオペラハウスはロイヤルオペラとロイヤルバレエだけを上演する劇場で、イギリスで一番有名で由緒ある劇場と言っていいと思います。チケットプライスは、一番高い席はバレエで100ポンドちょっと(オペラはもうちょっと高い)なんですが、上から下まで値段があり、知ってる人は少ないですが、一番安い天井桟敷は6ポンドからあります。

日本からわざわざ見に行く人はもっといい席で見たいでしょうが、バレエや演劇関係を勉強してる学生さんとか、チケットが売り切れで、それでもどうしても見たいという人は、電話してみるといいですよ。

さて、その前日は、当日券で、ロイヤルフェスティバルホールに、フィルハ-モニア・オーケストラのマーラーの第4交響曲を聴きに行きました。

なにかこの日にクラシックのコンサートはないかとネットで調べたら、バービカン・ホールやウィグモア・ホールを含めて大きいコンサートが5つくらいありました。それで一番チケットが余っていそうなこのコンサートに行くことにしました。

当日の2時間くらい前にボックスオフィスに行くと、学生割引の席は全部売り切れたけど、後ろのバルコニー席かオーケストラの後ろの コーラスの席が11ポンドで余ってると教えてくれました。なので迷わずコーラス席を買いました。

目の前に楽団、その前に指揮者、その向こうが観客席です。
これはステージのオーケストラの後ろの席で、コーラスが入る曲の場合はここに合唱団が座るのですが、そうでない場合は一般に売り出されます。値段はバルコニーと同じで安い席なんですが、ここって本当にお値打ちというか穴場というか、私はすごく好きです。

何しろコンダクターはこちらに向って指揮をするわけだし、目の前に楽団がいますから、彼らの楽譜まで読めちゃいます。欠点といえば、ソプラノソロが後ろからしか見えないことですが、音響的にはぜんぜん問題ありませんでした。

というわけで、今回は2泊のロンドンで、クラッシックコンサートとバレエに行きました。しかもそれぞれチケットプライスは11ポンドと10ポンド。

こういうのがロンドンのすごいところだと思うんです。本当に文化の街。劇場でもオペラでもバレエでもミュージカルでも、クラッシックでもロックでも、とにかく毎日やっている。値段はピンからキリまでで、一番高そうなロイヤルオペラハウスでも、実は安い席も売ってる。

ロンドン、本当に大好き。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

すごーい、文化的~。子供の頃からそんなものに触れられるなんてすごいねー。

しかもその安さは何?

Atsuko さんのコメント...

確かに親子3人でバレエとクラシックコンサート行って、63ポンドって1万円以下だもんね。日本じゃあクラシックのコンサートはすごく高いと知人が嘆いてました。
ロンドンは本当に音楽や演劇やミュージカルに関しては毎晩いくらでもやってるし、しかも値段がすごく安いから、真の意味で文化的ですね。NYでも色々やってるけど、値段が高いらしいね。ま、もちろんロンドンでも高い席で見たい人は高い席も売ってるよ。

バレエは子供もたくさん来てたけど、クラシックはチャーリーより若そうな子供は一人しか見なかったな。