2018年2月23日金曜日

環境のための提案

 イギリスではまた最近、環境問題、特にプラスチック汚染が問題になってきています。

個人的に出来ることは色々あるし、政策を変えることで環境問題に取り組むことももちろん一番大切だと思うのですが、ちょっとした企業努力で出来るんじゃないかといくつか思うことがあるので、書いてみます。

まずトイレットペーパーの芯。最近ダブルロールのトイレットペーパーを買うようになりました。ひとつのロールが大きくて長いんです。いちいち取り替えるのが面倒なのでダブルにしたのですが、やってみたら捨てる芯の量も半分になるんですよね。うちは毎日のようにトイレットペーパーを変えてましたから、これって結構目に見えてゴミが減りました。

すべてのトイレットペーパーが倍の長さになれば、全国的に芯のゴミが半分になります。

次はジャムの瓶のラベル。私は秋に大量にジャムやピクルスを作って、ヨガの生徒さんたちに売るのですが、その時に自分で集めたり人が集めてくれたジャムの空き瓶を使ってます。レーベルをはがして洗って消毒して使うんですが、このレーベルがなかなかはがれにくい瓶が多いんです。

ジャムを作らなくても、ジャム瓶って文房具を入れたりスパイスや穀類の保存に使えるし、もっと簡単にラベルがはがれてリサイクルしやすくなればいいのにと毎年思ってます。

次は水。イギリスでプラスチック汚染で一番話題になるのが、ミネラルウォーターのペットボトルです。それで、街の中でマイボトルに水を入れられるようなウォーターファウンテンや、スタバのようなカフェで誰でも水を自分のボトルにフィリル出来るようにしようという運動があります。

イギリスでは日本と違って、レストランなどに行くと、水は出てきません。言うとたいてい持ってきてくれますが(でも一度断られたことあり)、自動的には出てこないので、食べ物と一緒に飲み物も注文するのが普通です。店のほうもそれで儲けているから、水を出し惜しみしてるんでしょうね。イギリスでも日本のほうに無料で水が出てきたら、注文するミネラルウォーター等も減ると思います。(ま、店はいやでしょうが)。

そしてこれは、イギリスよりも日本のほうがひどいですが、ティーバックの個別包装。イギリスでは普段飲むような紅茶のティーバッグは個別包装されていないのですが、それでもハーブティーとか高級な紅茶は日本のように個別包装されてます。これって全然必要ないって事は、ほとんどのティーバッグががパッケージ無しで 売られてることで証明されてるし、本当必要ないです。

あと、最近よく言われているのは、ストローの無意味さ、そして黒いプラスチックパッケージは成分が機械で読み込めないのでリサイクリングできないから、禁止するべきだというニュースも見ました。

ゴミが減ると環境へのインパクトも減ります。しかしそれだけではないんですよ。主婦にとっては、ゴミが減るとゴミ箱の袋を換える回数もゴミ箱を洗う回数も減るし 、ゴミを出す量も減る。すなわち家事が減る。そしてもちろん、ゴミ袋やゴミ箱洗浄のための洗剤や紙の量が減ることもエコ。一石二鳥とはこのことですよ。

ま、しかし毎回文句のように言いますが、日本のお菓子等の個別包装、過剰包装はすごく環境に悪いからやめて欲しいです。

ではこちらもよろしくね

 
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