4日間のサイレント・リトリート。これが長くて長くて、家に帰るのが待ち遠しかったという人もいただろうし、実際にリタイアした人も数人いたようなのですが、私は帰りたくなかったです。ホリデーに行ったら帰りたくないのが普通ですが、それとはちょっと違う感じ。この4日間で得た心の平安、家に戻るとすぐに無くすんだろうなあと思うと、本当に悲しかった。
50人定員のリトリートだったのですが、満員でした。若い20代・30代の人も多かったのがちょっと驚きでした。
本格的なプログラムでした。初日は夕方から始まったのですが、2日目と3日目は、起床6.15分。
6.45 瞑想
7.30 朝食
8.15 労働(掃除や食器洗いなど、振り分けられたもの)
9.30 瞑想
10.15 歩行瞑想
11.00 瞑想
11.45 歩行瞑想
12.30 昼食
14.30 瞑想
15.15 歩行瞑想
16.00 瞑想
16.45 歩行瞑想
17.30 夕食
19.30 瞑想
20.00 講話
20.45 歩行瞑想
21.15 質疑応答
22.00 就寝
4日間で45分(夜の瞑想は30分)の瞑想が17回、歩行瞑想が12回ありました。瞑想は床に座らなくてもいいし、メティテーション・スツール(低い椅子のようなもの)を使ってもいいし、椅子でもよかったです。大半の人は床に座布団かスツールを使って座ってました。45分じっと座っているのは肉体的にも結構苦痛です。私は歩行瞑想の時間にちょこっとヨガをしてストレッチしましたが、そうでない人はどうしてたんでしょう?
45分の瞑想、これはきつかった人もいるだろうし、そうでない人もいたでしょうね。瞑想をする習慣のない人は大変だったんじゃないかと思います。
私は初日の午前中はなかなか集中できませんでしたが、2日目からは落ち着きました。
最終日、午後の最後のセッションの前、居間の椅子に座ってコーヒーを手にじっと外を見て15分ほど座ってました。
ただ何もせず、特に何も考えるでもなく、かといってうとうとしたりぼうっとしてるわけでもなく。このリトリートに来る前は、ただ静かに何もせず座るなんて出来なかったです。
こんな風に、ただじっと何もせず座っている時間。こんな時間は現実に戻るともうやってこないだろうなと思うと、悲しかったです。 たとえ家で一人の自由時間があっても、何もせずに過ごせるなんて贅沢な時間はないです。家事や仕事でないとしても、「本を読まねば」などと思ってしまいます。
ひとつ実際的なこととして実感したことは、デジタルワールドは疲れるということ。家に帰るのがいやなことのひとつは、メールボックスを開けることでした。きっと私はネットの世界で時間を使いすぎなんでしょう。ネットからの情報は必要だし、実際にこのリトリートだってネットで検索したわけなんですが、それでもネットの世界との関わり方を吟味しないとなあと感じました。
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二人部屋でした。ルームメートは30歳くらいのとっても静かなまじめにプログラムを守る女性でした。 |
寝室からの風景 |
ベジタリアンの食事が、予想以上にすごくおいしかったです。それでお土産もかねて、レシピ本を買ってきました。参加者女性の大半が買っていました。 |
2 件のコメント:
すっごいスケジュールですね。
しかし、それだけ何日もそんな生活してても、何も目覚めたりとかしないの?生まれ変わったとか、そういうのないの?
これでも初心者コースやからね~。長いのは28日間とかあるよ。別の知人が行った8日のコースは、朝食と昼食の一日2食で、午前11時以降は何も食べられなかったとか。
仏陀は何年も何年も、一日米一粒で苦しい修行して、それでも悟りが開けなくて、死にかけて、人から施された牛乳を飲んであきらめた頃に悟ったらしいよ。そら、4日間では無理でしょ~。
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