2018年1月27日土曜日

広州白雲国際空港は最低の件 その2

昨日の続き。

カフェで一休みした後はただただ時間を潰すのみです。大きい御土産屋が5-6件あったのですか、結構がっかりでした。まず二つの大きい出発ウイングがあるのですが、どちらもまったく同じお店が並んでました。そして同じウイング内でも、同じ店が2件あったり、違う店でも品揃えはほとんど同じようなものでした。

そこでアイスクリームやらお菓子やら飲みものを買いましたが、値段はかなり高かったです。日本の空港で買うよりも高かったんじゃないかな。想像だけですが、きっとこれは広州の地元の物価からは考えられないような値段でしょう。

ま、値段は良いとして、一番いやだったのは、買い物するとき店員が横にへばりついてくるのです。別にアドバイスするとかじゃないし、監視するというわけでもないだろうから、きっと中国ではそういうものなんじゃないかと思いましたが、どうなんでしょう。それでゆっくり店を見ることもままなりませんでした。(全部の店ではなかったです。)

そしていよいよおなかがすいてきたので、食事にレストランに行きました。メニューから「ヌードルセット」みたいなものを選びました。お茶とキムチがついてきます。が、お茶とヌードルは来ましたが、キムチが来ません。それで、やっぱり態度の驚くほど悪いウエイトレスに言うと、「品切れ!(It's finished)」と一言言われました。

ここでもお茶のカップは汚いし、ヌードルのどんぶりも欠けてます。が、しかしヌードル自体は今から思い出してもまた食べたいくらいおいしかったです。中国らしいです。値段はこれは信じられないくらい高かったです。屋台の汚くておいしい食事が、空港の建物で無茶苦茶高い値段で売られているわけです。汚い湯飲みでも欠けたどんぶりでも、広州の街の屋台で食べたら、それはそれで楽しい体験なんだろうけど、国際空港というセッティングが腹が立つ!

このあとそろそろ搭乗時間かなと思ったら、ショックなお知らせが。なんと飛行機が4時間も遅れているのです。といういことは、7時間のトランジットの予定が11時間ですよ。しかもこの何もない空港で。(Wifiはありましたが、中国の規制でGoogleは使えませんでした。)

それで我々はこの時点で力尽きて、空港の片隅の床で1時間くらい寝ました。

やっと搭乗時間まで1時間半くらいになりました。搭乗のゲートにはエスカレーターを降りて、搭乗ゲートロビーに行きます。それで降りてみると、すごい人なんです。ラッシュアワーの駅みたいです。それでもう一度広い 上階に戻ろうとしたら、エスカレーターも階段もなく、隅にあるエレベーターで行くしかありません。

この時点で私の中で赤信号が。この満員の搭乗ゲートロビーには上階から常に人が降りてきます。そして上に戻るには(搭乗が前提ですから、そういう人は少ないとは思いますが)、小さいエレベーターしかないんです。もしもここで火事やテロが起こったら、パニックで大変なことになるのは間違いありません。

それで並んでエレベーターに乗って、また一般ロビーに戻ってきました。

そして搭乗時間がいよいよ迫ってきたので、また降りていきました。今度はちょっと空いています。が、飛行機が遅れるときの常なんですが、4時間遅れのはずが、4時間半、5時間と、だんだん伸びていくんですよね。それでまた時間つぶしに御土産屋に入りました。せっかくの中国だし、おいしい鉄観音茶でも買っていこうと思ったのです。

そしてまた若い、愛想という観念すらないような女性店員にぴったり付きまとわれて、一缶買いました。この店では一番安いんですが、やっぱり50グラムのお茶に払うには法外な値段です。店員にお金を払うと、袋に入れて投げてよこして来ました。(これには驚いた)

で、その後飛行機は無事に離陸し、遅れることも荷物がなくなることもなく、無事ロンドンに帰って来ました。中国南方航空については、まあまあ予想通りのサービスの悪さでしたが、別に特筆するようなものでもありませんでした。が、ひとつ驚いたのは、機内雑誌(きれいな雑誌でした)に一切英語のページがなかったことです。

去年の夏に起こったことをなぜ今頃書いているか。それは今になって、私はすごく腹を立てているのです。

数日前に離陸前に買った鉄観音茶を封を切ったのですが、これがぜんぜんおいしくないんです。おいしくないどころか、まったくお茶の味がしない。お湯を飲んでるような感じです。急須がお茶っ葉でいっぱいになるくらい入れて、やっとお茶の味がします。家で飲む白湯が一杯1ポンドか?!

もしかしてこれは、一度淹れたお茶葉を乾かしてパックしたんじゃないのか?そんな風に疑うほどひどいです。騙された?

というわけで、もう半年も昔の忘れていたことを蒸し返してみました。実はお茶を開けるまでは、中国南部ってまだまだそんな感じなんだなあと、別になんとも思ってなかったのですが、あのお茶の缶を見るたびに腹が立つようになってきた!!

という、まったく何の役にも立たない話を長々と読んでいただき、ありがとうございます。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

まあすごい話ですねー。どういうこと考えて生きてるのかなぁ。

私は仕事で中国も行ったし、同僚に中国人もいたけど、個人的にはどうにも好きになれないまま今まで来たので、残りの人生、好きなところにだけ行きたいから、多分、もう一生行かないと思います。

でも、好きな人は好きだよね、中国。前世なのかね?私は中国に嫌な前世でもあるのかな。

私の前世はイタリアだったらしいからな。(笑)

Atsuko さんのコメント...

長々と読んでくれてありがとう。
ロンドン時代の同僚に中国人の女性がいて仲良くしてましたが、やっぱり中国人らしい歯に衣着せない性格でした。日本と国民性がぜんぜん違うよね。どちらかというとアメリカ人に近いダイレクトというか、言葉を選ぶことを知らないというか、日本人から見ると失礼というか。ロンドンの中華街も、「君たちはロンドンに住んでいるんだろう」と聞きたくなるくらいウエイターたちが失礼なんだけど、こういう人達は中華街の外ではどうやってるんだろう?
10年近く前に上海に行きましたが、なんかしみじみ好きな部分があるんですよ。前世?って思うくらい。
今日、Dr.ワイスのリグレッションテープを聴いて前世に行って見ました。後で書くね。なんか偶然ですね。

さっちまん さんのコメント...

はー...ほんとお疲れ様でした。読んだだけでも情景が想像できてぐったり疲れました(笑)空港で長時間過ごすのってどこの空港でも疲れますけど、更にもってきてそのサービスで疲労が倍増ですね。投げてよこすってびっくりですよ。まあ繊細な心遣いみたいのが必要ないから、友達として付き合うのはだいぶ気楽で私も嫌いじゃなかったですけど...。トイレ用ブラシでコップを洗ってた件を私も日本のニュースで見ましたが、五つ星であれじゃ、おっそろしくて私は中国には行けそうにないです( ゚д゚)

Atsuko さんのコメント...

さっちまんさん
長文読んでいただいてありがとうございます。イギリスから日本への格安切符って最近中国の便が多いから、他人事じゃないでしょ?10年近く前に上海に行ったのですが、こちらは空港はまるで関西空港みたいでした。長時間過ごさなかったからわからない部分もあるけど、上海に比べると白雲空港ってサービスや働く人は、本当に30年くらい遅れてる感じでした。でも考えたら上海は昔からの大都市で、広州とは比べ物にならないんでしょうね。あんなに大きい国だから、都市によって差もあるのでしょう。
あの5つ星ホテルのビデオ見ましたが、あれってハルビンでしたっけ?多分そこもすごく田舎なんじゃないかなって思いました。広州もハルビンも、さっきまで田んぼで働いてた人がこういうサービス業につくようになったのかな。中国でも上海や香港、北京は大丈夫かも?