2017年11月6日月曜日

難しいこと

今から19年前に息子ルイを産んだ直後のこと。会う人会う人に、「最初は大変だけど、日に日に楽になっていくから、がんばりなさい。」というようなことを言われました。ところがある知人(たまたまですがその人もヨガの先生)に、「赤ちゃんの時は大変だけど、ティーンエージャーになるともっと大変になるわよ。」と言われました。そのときは「この人なに言うてるの???」という感じでしたが、今でもしっかり記憶に残っています。

うちはルイが19歳で、もうすぐティーンエージャーですらなくなります。チャーリーは17歳で真っ只中。まあそれなりに色々あります。

先日スーパーで、子供の小学校の時の友達 のお母さんと会いました。とってもいい人で、もっと仲良くなりたいと思いながらなかなか機会がなくてそうもいかなかったという人です。子供同士は中学に入ると、それぞれ別のグループになって交流がなくなってしまいました。

彼女と立ち話になって、「実は子供が去年の暮れに首吊り自殺を図った。」と言われました。(スーパーが空いていてよかった)。幸いなことに命はとりとめ、今は専門学校の寮に入ってるそうです。そろそろそれから1年くらいになるわけだけど、きっと今もいろいろ大変なんだろうな。

その子は昔は家にも遊びに来たし、仲良くしていたのに。一体過去5年くらいの間でどんな変化があったんだろう。本当に難しいです。

イギリスではいまティーンエージャーのメンタルヘルスがすごく問題になってます。一番よく聞くのがセルフハーム。自分で体中をナイフやかみそりで切ることです。うつ病。摂食障害。自殺未遂。

私が日本で高校や大学生の頃は、そんなに身近で聞く話ではなかったです。イギリス人の同年代の人達も、イギリスでも昔は聞かなかったと言ってます。

何が原因なのか。

難しい問題です。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

それは深刻ですね・・・。

何が起きてるんでしょうね。今どきの子供に限るのか、それとも古今東西同じなのか?

確かに中高生の頃って、今思えばあり得ないようなこと考えたこともあるけど・・・。親を殺したいとか。

精神的に純というかなんというか。深刻な小説読んだりして深刻に考えてたもんなぁ。生きてたらまたいいことあるのに、それを示せてないということか?

nekonasu ねこなす さんのコメント...

私の知り合いの娘さんも、昨年自殺してしまいました。
ずっと会っていなかったのでほんとにビックリしました。
仲良しの友人の娘さんも、パニック障害とかうつ病で入退院をしています。
長女の友人もうつ病で薬を飲んでいる人を知っているし・・・
ほんとに昔は、こういうことはほとんど聞いたことがないですよね。
鬱とかは、脳内のケミカルのバランスが崩れている、というから、食べ物の栄養のバランスに問題があるのかな、とも思いますが。
ほんとに深刻ですよね〜。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん
昔ももちろんあったとは思うけど、今はすごく増加してるよ。ニュースによると、イギリスの若い女性の4割以上がメンタルヘルスの問題を抱えてるとか、同じく若い女性のセルフハームが10年で6割以上上昇したとか。若い男性では自殺が死因の一位だし。ソーシャルメディアでそういうほかの人の話を耳にするのも、拍車をかけるのかな。

親を殺したいとか、考えてたん?いやん、こわいやん。

本当に生きてたらいいこともあるのに。それを示せてないって言うのは、真実かもね。大人が辛そうに生きてたら、若者もがんばろうって気がでないよね。

Atsuko さんのコメント...

ねこなすさん
そうなんですが。知り合いの自殺、ショックですよね。
子供が小学校のとき、娘の担任の先生が自殺して、そのあと何年も、学校や学校をめぐるコミュニティーに悪影響が続きました。
メンタルヘルスの問題、昔もあったんだろうし、ある意味では、それが表に出てきて統計に表れてるって言うのはあるんでしょうけど。ソーシャルメディアが叩かれてますが、どうなんでしょうね。私もそれは一因の様な気はします。