じゃあ、もと共産圏の東欧の国を挙げてみろというと、ウクライナとポーランドくらいしか言えません。しかも「・・・・・ポーランド？？」って感じです。 しかもウクライナは、もとソ連だったことすら知りませんでした。おまけに「・・・・スペイン？？」なんて言いました。
息子だけが知らないってことはないので、普通のイギリスの高校生の 東欧とか共産圏だとかの知識ってこんなもののようですよ。（息子はハーフですが、イギリスの普通の高校生です。）
よくネットで、「昭和を知らない世代に出会い、年を感じる。」なんて記事を見ますが、そんなものじゃないです。私は本当に骨の髄から、年を感じたというか、時代は変わったというか、年月はすごく速く流れているというか、まあ驚きました。
彼らの世代には、「ドイツ、フランス、イタリア」も「ポーランド、チェコ、ブルガリア」も同等にヨーロッパらしいです。いやいや、本当に驚きです。それだけヨーロッパの歴史はすごいスピードで動いてるってことなんでしょうね。ベルリンの壁なんて、私の世代にとっての第二次世界大戦のように、遠い昔の歴史上の出来事なんですね。
今の日本の高校生のヨーロッパに関する知識ってどんなものなのかな。東欧だとかソビエトだとか、一体どのくらい知ってるのでしょう？こういった我々の年代にとっては時事問題だったことが、彼らにとっては歴史という事実に、腰が抜けそうなくらい驚愕します。
ま、ちなみに身近な同年代のあるイギリス人に同じ質問をしたところ、「スペインって共産圏だった？」という答えが返ってきたので、これにも別の意味で驚きましたけどね。
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4 件のコメント:
スペインは、第二次世界大戦後も独裁体制が長かった印象がイギリス人には強いのでしょうね。で、独裁→共産主義って繋がりになっちゃってるのかも？
イギリスは、もうちょっと広い範囲で地理・歴史を教えた方がよさそう。中学では、ベルサイユ条約あたりからばっかり、熱心に教えてるみたいですよね。ちなみにうちのは日本の高等学校卒業程度認定を取るためにホームスクーリングで高校の科目を一通り勉強させたので、世界史とか地理とか、むしろそういうのは一般常識として入りました。その経験から言うと、日本の高卒以上の若者は、旧共産圏ぐらい知ってなきゃならないはずですが、勉強したからと言ってそれを記憶しているかは別問題かも？この辺は昔から同様で、私の友人は昔ソ連の首都を言えませんでした（汗）。
もしかして、単なる想像なんだけど、イギリスだからってことはないのかな？イギリス人って自分は世界の中心と思ってる国民のような気がして、だから外国のことにはあまり関心がないとか？
日本人もアジアでは自分はちょっと偉いような意識があって（戦時中のことじゃなくて、バブル世代の、Japan as No.1の名残だと思うけど）、東南アジアの歴史など聞かれても、どこがどこの植民地だったかとか、正確に知らない気がします。逆に、自分たちは欧米と肩を並べてる気でいるから、ヨーロッパの歴史などには詳しかったりする。
考えすぎかな？
日本にある外資系企業で長い間いた感想だけど。
fooさん
そのスペインの独裁政治の話がそのときも出ました。逆に日本人はそのことをあまり知らないから、スペインが共産圏だったなんて思い違いには仰天するんですよね。
イギリスの歴史の教え方って良いと思うんですよ。私もイギリスで教育をうけたら歴史が好きだったかもしれないって思います。でもあまりにも狭く深くだから、全体像はよく把握されてないようですね。
確かにイギリス人ってよく出来る高校生でも、一般知識（首都とか地理とか）って日本人より知らないですよね。日本が南半球って思ってる人案外多いし・・・・。
あくあさん
ニュースを普段見る限りでは、海外ニュースと国内ニュースの割合が半分くらいだし、時事に関しては海外のことは日本人よりもよく知ってる気がしますけどね。なにせ世界を股に駆けて植民地化していた国だから。世界の中心と思ってるかどうかはともかく、すごくプライドはあるよね。
日本人はなんか妙な、劣等感と優越感の混じり合った気持ちを持ってる気がするな。欧米に対する劣等感とアジアに対する優越感って、戦前から変わってないかも。それと、世界から日本がどう思われてるか、すごくすごく気になる国民だと思います。
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