2014年5月8日木曜日

睡眠についての本を読んでます

Kat Duff   という著者のThe Secret Life of Sleepという本を読んでます。一般大衆向けに書かれたサイエンスの本なのですが、今年出版されたもので、最新のリサーチに基づいた本で、なかなかおもしろいです。

私は15歳と13歳になる子供たちを、イギリス風に育てたのですが、イギリスでは赤ちゃんの生後すごく早くに、子供部屋で一人で寝させます。ベッドタイムが来たら、赤ちゃんベッドに入れて、お休みのキスをしてそれでおしまいです。この本によると、これはイギリスとかアメリカとか、アングロサクソンの国だけのことで、アジア、アフリカ、南米などの、世界の大半ではこういうことはしないとか。

もちろん赤ちゃんですから、ベッドに寝かせたからといって、簡単に寝てくれるとは限りません。というか、普通はそううまくは行きません。

それでどうするかというと、泣き始めたら5分後に見に行って、1-2分で簡単になだめて部屋を離れます。そしてまた泣き出したら、今度は10分、15分と順番に時間を長くします。すると1週間くらいの短期間で、ひとりで寝れるようになるのです。

これは5分や10分くらいならいいのですが、15分以上も泣いてる赤ちゃんを放っておくのは、結構お母さんも辛いです。

ルイの場合はほとんど問題なかったのですが、チャーリーは強固な意志をもって生まれてきたので、すごく大変でした。最後は45分くらい放っておきっぱなし。。。最初からあわせると3時間くらい泣いてたかも。

イギリスの田舎だから出来たけど、日本のマンションだとかなら、近所の目が怖いです。

まあとにかくそうやって、四苦八苦して赤ちゃんを大きくしました。

そしたらこの本に、最近のリサーチによると、こういうイギリス風の、早くから自立心をつけるような寝かせ方は、情緒育成に悪影響がある可能性が高いとか。


・・・・・・・そんな・・・・・・・今頃言われても・・・・・・・・ガーン・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


となっていましたが、考えてみました。

日本って、大体お母さんが添い寝とかして寝付けますよね。寝るときも川の字とかで。私が子供の時も、年下の従兄弟達が、夜中におんぶされたり抱っこされたりして、寝かしつけられていたのを覚えています。

でも、日本人や日本の若者のほうが、イギリス人やアメリカのアングロサクソン人よりも、情緒安定して育ってるかというと、決してそうは言えないと思うんですよ。うちの従兄弟達の中にも、実はちょっと変わった奴も出てきてるし。

まあ長い長い子供時代、一つや二つ、育て方間違えても、情緒育成する要素は、他にもいくらでもあるって言うことなんでしょうね。

私だってそうやって添い寝されて川の字で寝たんだろうけど、私よりもぜったいルイのほうが、性格いいし。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

イギリスやアメリカではそんな育て方をするのね。情緒との関係はどうなんだろうね。ヒプノセラピーでは小さい頃に親の愛への欠乏感があると大人になってからも心理的な問題が残ると考えるけど、寝かしつけ方だけで決まるわけじゃないだろうしね。しかし、45分も赤ちゃんを泣かせておくっていうのは、近くにいる大人も大変やね。それも愛やね。

Atsuko さんのコメント...

確かに寝かしつけかたで決まるってわけじゃないよね。ほっ。
まあその時は、こちらも睡眠時間2時間くらいでがんばってるわけだから、お互いサバイバルの競争になるよ。