2014年3月31日月曜日

常套句

昨日の言葉の話の続きになります。ゲットするだとかの新しい言葉はおもしろいですねということを書きましたが、その反対に、常套句が嫌いです。

浦島状態から出てきて以来気づいたもので気になるのが、

「勇気をもらう」 
「心が切れる」
「・・・・・・という自分がいる 」

この3つです。初めの二つは、しばらくは気にならなかったのですが、段々耳についてきました。勇気もらうもらう言うて、うるさいねん!という感じで。

心が切れるのほうは、いいたいことはよく分かるし、うまい表現とは思うけど、 内容が内容だけに、濫用されると、その表現を使う人が、いったいどういう意味合いで言ってるのか分からなくなる。そんな重いことを簡単に口にすると、言葉の意味が薄れると思うけど、使いやすい表現なので多用されてるのかもしれません。

そして一番嫌いなのが、最後の「・・・・と言う自分がいる。」です。しばらく前に読んだ小説にまででていましたが、作家たるもの、こういう擦り切れた表現は慎まないと、文章全体が時代遅れに なってしまうんじゃないかなあ。

でもまあ、どれも最初に使われた時は、斬新で意味を的確に表していて、すごいうまい表現だったんでしょうね。でもこういった表現って、すぐに手垢がついてしまうのかなあ。(この手垢がつくという表現も常套句ですね。)

ちなみに英語でももちろん常套句はあります。私がすごく毛嫌いしてる物は、
 It's all about.....と
There is nothing worse(better etc..)....


例文は
Swimming is all about technique.(スイミングはテクニックがすべて。)
There is nothing worse than getting up early on Sunday. (日曜に早起きするほど嫌なことはない。)
など。

余りにも一般化して断言するところが嫌いなんだけど、たぶん一番嫌いな理由は、濫用されてるからです。

言葉って生き物で時代と共に変わっていくけど 、新語は私は抵抗無いけど、新しい常套句はすごく抵抗あります。私だけかな。日本に住んでないから、特に敏感なのか?

皆さんどうですか?

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