2014年3月17日月曜日

水泳大会で思うこと

昨日終わった今年の水泳のデボン州大会。これはかなりレベルの高い大会で、資格タイムを取らないと出られません。つまりここに出ている選手達は、みんな毎日のように熱心にトレーニングしているスイマー達です。

見てるといろんなドラマがあるんです。女の子が泣いてるのはよく見ますね。勝ち負けよりも、自分のいつものタイムよりかなり悪いと、泣きたくなる気持ちもわかります。 それからフォーム上のちょっとしたことで厳しく失格になるのですが、これも泣く原因。

さすがに男の子は泣きませんが、すごく機嫌が悪くなって親に八つ当たりしてる子もよく目にします。親も親で、あたふたとそういう子供を慰めたり機嫌を取ったりしてるのも目にします。

うちの子供たちはさすがにもう今年で5年目になるので、失格もタイムが落ちるのも嫌というほどやってますから、何があってもあんまり感情には出しません。まあ内心口惜しいとは思うけど、割とすぐに切り替えて、寝る頃には忘れてます。

水泳にこんなに時間もエネルギーもお金も費やして、一体何になるのだと思うときもあるけど、長い目で見ると、英語でいうとキャラクター・ビルディングというのですが、人格の形成にすごく役に立ってるのかもしれません。

こうしたちょっとした失望を乗り越えて、切り替えて次のレースに集中するのは、きっと人生にも役に立つはず。

親ばかになりますが、うちの子供達の、なかなか偉いやんと思うところは、「どうせ負けるから嫌だ。」と絶対に言わないところです。負けると分かっていても、どんなに手ごわい相手と一緒でも、レースするチャンスがあれば、必ず泳ぎます。

土曜はルイは苦手な100メートル背泳ぎで、決勝に補欠で入りました。補欠なので誰かが決勝を棄権した場合にだけ泳げます。(たまにあるのです。)補欠で泳ぐと、当然ながらそのなかで一番遅いし、レーンも不利な(失格になりやすい)外側のレーンになります。8人泳いで、当然上位3位に入れる可能性はすごく低い。

しかもその日はルイはちょっと体調が悪くて、解熱剤を飲んで泳いでました。しかも翌日は、メダルを狙っている50メートル自由形とバタフライ。だから、決勝には出ないで、早く家に帰って休んだほうがいいのになと思ってました。

でもアナウンサーが「棄権がありました。ルイ・ウッドウォード、泳ぎますか。」とアナウンスすると、即答で手を振ってイエスと応えてました。

勝負にこだわらない性格って言うのでもまたないんですけどね。とにかく何でもやってみるという、前向きな性格ということかな、少なくとも水泳に関しては。

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4 件のコメント:

直子 さんのコメント...

いやー、水泳選手には本当に尊敬してしまいますわ。とにかく練習に費やす時間、それと時間を最大限有効に使おうとする日頃の心がけ。うちの学校でもほかのスポーツに比べて水泳をやっている子は成績が良いしとにかく物事に対する見方が大人だと思います。私は水泳大会大の苦手。もともと走っていた頃も短距離は駄目だったから、水泳も同じだと思っています。去年平泳ぎのタッチでDQになってから益々神経質になってしまったのですよ。
ルイ君メダルおめでとう。これからも頑張ってくださいね。

あくあ さんのコメント...

ルイちゃん、ほんといい子だよねぇ。かっこいいし。いうことないやん。問題はパジャマ着替えないくらいか。

Atsuko さんのコメント...

直子さん、いやうちの子供たちに限っては、時間を有効に使おうなんていうことは考えもしてない気がします。
でも確かに、学校に毎日7時間行って、毎週12時間くらい泳ぐから、合計すると大人が働く時間より多いかもしれませんね。
平泳ぎのタッチ、去年ルイもDQされました。去年9月からまたルールが変わったんですよね。まあDQはジャッジにもよるし、運によるところが大きいと思いますよ。
マスターズで泳ぐのですか?すごいですよ。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、そう、あと部屋が無茶苦茶汚いとかね。このまま一生行くんかな?