2013年12月6日金曜日

マンデラ氏の話のその後

昨夜の時点ではまだ南アは夜中だったので、今日以降いろいろマンデラ氏のニュースが入ってる来るだろうなと思ってました。でも今、夜の11時前だけど、まだ全然テレビを見れてません。きっと彼の人生とかのドキュメンタリーやってるんでしょうね。

昨日は夜10時のニュースを延長して流し、その後ちょっと普通のニュースを流したあと、また一晩中特別番組をやってました。実は昨日はイギリスはスコットランドに嵐が来て、7万件以上が停電になり、何人も死んで、村全部が避難になったりということがあったのですが、それは小さいニュースになってしまいました。

日本ではあんまり報道してないようですね。ロイヤルウエディングなんかは中継してたりするのに。南アってやっぱり日本とは全然縁のない国だしね。それに日本は、表面上は黒人VS白人みたいな分かりやすい人種問題もないから、他人事なんでしょうか。

イギリスでは今日はグーグルの最初のページは、マンデラ氏の名前と彼の生きた年月が書いてあり、それをクリックすると、彼の生涯についてのギャラリーに入れるようになってます。

彼の死がどれだけイギリスやアメリカで大きい出来事か、日本にいる人たちには、もしかしたら想像しにくいかもしれません。

イギリスでは、1990年にマンデラ氏が釈放された時は 、その頃はテレビのチャンネルが4つしかなかったのですが、どれも何時間も生中継してました。

ちょっと読んだニュースでは、彼の葬式にはもう次の人たちが出席することが決まってるそうです。オバマ大統領、英国国王、英国カメロン首相、クリントン元大統領、ローマ法王、ダライラマ(!)。

英国女王って、彼女自身ももう85歳くらいですよ。王室にはチャールズ皇太子やウィリアム王子など、関係者も多いし、最近はクイーン自身が何かに出席することってめったにないんですけどね。そのうえローマ法王やダライラマって。。。。

しかもビルゲイツ、(U2の)ボノ、アニーレノックス、オプラ・ウィンフリー、ナオミ・キャンベル。ありえない面子のミックス。

南アの伝統に基づいて、歌とダンスの葬式になるだろうとのことです。この、アパルトヘイト廃止後に出来た南アの国歌、すごく美しいと思います。


マンデラさんってあんまりよく知らないなって人のために、2年前のマンデラ氏の誕生日の出来事を書いたブログのリンクを載せておきます。こちらです

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6 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

ほんと日本ではあまり報道されてませんね。数分間で拘留前、釈放の時、大統領になったときのビデオを編集したようなものが出て説明されるくらいです。「自由への長い道」という上下巻で長いんだけど、彼の一生を書いた本も日本語で出てるし、最近、「マンデラの名もなき看守」という映画もやってかたら、日本人も知ってるとは思いますよ。

しかし、その国葬出席者はすごいですね。日本からは誰が行くんだろう・・・。

Atsuko さんのコメント...

国葬は日曜らしいけど、日本から誰が行くとしても、なんか蚊帳の外と言う感じがしますね。お葬式、たぶんイギリスでは生中継だろうけど、日本ではやらないだろうなあ。

NYでは今日と明日、エンパイヤーステートビルが、赤青緑黄色黒の、南アの国旗色のイルミネーションが出ているそうです。

本読みと山歩き さんのコメント...

日本での取り上げ方は、マンデラさんが偉大であることは間違いありませんが、やはり日本からはちょっと異次元の世界の人という印象があるからでしょう。
 英国で関心が高いのは、南アフリカは旧植民地、現在のイギリス連邦の一角をになっており、故に関心が高いこともあるのでは?
 一度、ダーバンへ出張へ行きましたが、ブリッティシュエアラインでした。
 個人的には、国葬の様子など、やはり見てみたいし、あの不屈の精神は尊敬にあたいする人物だと思っています。

Atsuko さんのコメント...

国葬は日本でもニュースで最後のほうに30秒くらいはやるかもしれませんね。やらないかな。
黒人白人ではないにしろ、日本でも人種差別は激しいし、人権問題は他人事ではないのに。しかも日本人もアパルトヘイト下では、「名誉白人」などと侮辱的に差別されていたのに。

いつダーバンに行きましたか?南アって今すごく危ないらしいですね。銃を枕元において寝るのが普通だって。

鉄火のマキ さんのコメント...

マンデラのニュースの扱い振り凄いですよね。サッチャーの時以上で全部偉大さをたたえるものばかり。
南アはイギリスの影響下にあったことを考えると、マンデラが解放運動をしている時にもっと民主主義の国として南アにプレッシャーかけることもできたのに、って思ってしまいます。


Atsuko さんのコメント...

鉄火のマキさん、こんにちは。
詳しくは知らないですが、イギリスは昔はかなり白人政府よりの政策だったらしいですね。ANCをテロリスト視したり。サッチャー政権の頃とか特に。そのことを、デイヴィッド・カメロンはマンデラ氏に会った時に謝ったとか。 
でも私がイギリスに来た1980年代半ばは、トラファルガースクエアの南ア大使館では24・7のデモが張られていたし、学生ユニオンでも、ネッスルやバークレー、デルモンテなどが不買運動のターゲットになってました。日本でのんきに大学生をしていた私には、目からうろこが落ちるような感じがしました。