2013年11月11日月曜日

高橋大輔君

日本ではずっとアイススケートブームですか、イギリスではまずテレビで見る事はありません。それでも前の冬季オリンピックのときに、日本の高橋大輔君のことを初めて知りました。イギリスのコメンテーターがもうぶっちぎりにほめまくってました。Flamboyant (華麗、あでやか、燃えるような)で、Charismatic (カリスマ的)って。

そのあとたまにみてます。昨日までやっていたNHK杯、Youtubeで高橋君のだけしっかり数回ずつ見ました。日本語のビデオも英語のビデオも(そしてロシア語のも)あったのですが、イギリス人のコメンテーターのほうが第3者的で客観的なコメントをするような気がして、英語で見ました。

SP, FP, エクジビションの3本見ましたが、このコメンテーターがもう高橋君にすっかりぞっこん。お前、恋してるの?と思うほど。彼が使った言葉を並べると

He has a telent to burn, talent to wipe the faces of the others.(有り余る才能、他の選手を寄せ付けない才能)

breathtaking (息が止まるほど素晴らしい)

ah....just brillilant (あー、もうただただすごい)

sublime interpretation (この上なく卓越した(音楽の)解釈)

sansational(センセーショナル)

Charisma to burn (有り余るカリスマ)

I can just watch him without any jump.
(ジャンプ無しでも、ずっと見てられる。)

そしてFP では、ため息をついて

Ah.......it's just a dream (あー、もう夢のよう・・・)とまで言ってました。



私はスケートの事は全然分からないんだけど、自分も子供もバレエやってたし、ロンドンにいた頃にはバレエとコンテンポラリーダンスに凝っていたので、ダンス事はまあ詳しいです。そのダンス的観点から見ると、本当に彼はもう他の選手よりも全然レベルが違います。

腕や肩の動き、頭や視線。真央ちゃんファンには悪いけど、ダンス的な部分だけ比べると、やっぱり真央ちゃんと比べても、断然上。と言うか比較にならない。ジャンプだとかスピンだとか、そういうテクニック的な事は分からないけど。

高橋君は例えれば歌舞伎役者みたいに、氷の上の存在感がすごいと思います。ただポーズとってるだけで、むんむんとカリスマと才能と色気が充満している。最初の5秒見ただけで、その動きのクオリティーが他の選手とはまったく違うことが分かる。

分かりやすい例を挙げると、彼ってただ腕がまっすぐ横に伸ばされていることってなくて、すべての腕の動きに表情がある。普通の選手は、(おそらくバランスのためか)手がただ横に伸びているだけの時間、特にジャンプの前の溜めの数秒はそういうことが多いですね。ダンス的な観点から見ると、これは見苦しい。

そしてジャンプは、真央ちゃんがはじけるように鋭く飛ぶのに比べて、なめらかにねっとりと宙を舞って、氷上に吸い込まれるように舞い降りてくる。

。。。などなど、スケートど素人の私が いろいろ言葉を探して書きたくなるほど、彼のスケートは、というか動きのパフォーマンスは素晴らしいと思います。イギリス人のコメンテーターがため息ついて、大層な言葉を並べて彼をほめるのも無理ないですね。

私なんて全然スケートの事は知らないから、スケートやらせとくのがもったいない。引退したらコンテンポラリーダンスやらないかなと思ってしまうほどです。

ソチオリンピック、楽しみですね。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

私も大好きです。ほんとダンスうまいよね。彼の過去の作品も見てあげてください。ヒップホップとかあって、すごいよ。

でも、前回はジャンプが決まらず、散々でした。そろそろ終わりなのかなあ。プロスケーターとしてやって行って欲しいですね。ジャンプばかり気にしなくなったら芸術作品としてもっと素晴らしいと思います。

Atsuko さんのコメント...

先週のNHK杯はすごくよかったらしいよ。王者復活と言う声がでてました。

彼は顔も派手だから、ああいう競技では得してるだろうね。

そう、むしろ難しいジャンプは邪魔で、見ているほうの気持ちがそげるくらい。アイスダンスに転向とかないのかなあ。