2009年11月4日水曜日

洗濯

ここ数日はにわか雨が多い。それなので洗濯物がなかなか乾かせないんです。乾燥機があるんですが、これを使うと電気代がすごくかさむので、なるべく使わないで乾かしたい。家の中のセントラルヒーティングのラジエータの上にのせておけば乾くけど、これをすると家の中が湿っぽくなる。だからもちろん外で乾かすのが一番良いんです。

それなので晴れ間があれば空を見上げて干します。そしてふってきたら取り入れる。こういうことを多いときは1日に3回くらいしますが、それ以上はあきらめますね。でもこれは家にいるときしか出来ません。今日は朝から降ったりやんだりで、朝一度ほして雨にやられて、午後また干して今度は半分くらい乾きました。その後は出かけなければいけなかったので、雨の降る前に取り込みました。半分乾けば後は乾燥機です。

でもイギリス人は雨が降ってきても少しくらいなら取り込みません。そのまま干しておけば、雨がやんで晴れ間が出てきたときに乾くだろうと言うことです。私もたまにやりますが、日によって乾くこともあれば乾かないこともある。日本人は雨に濡れると気持ち悪いと思うようですが、別にそんなことはこちらの人は思いません。雨って地上の水が蒸発した蒸留水なんだから、きれいだと私も思う。

外で乾かないものは中でも乾かないから、取り込んでも無駄。まだ干したままのほうが乾く可能性があると思ってる人もいます。私の友人も、天気に関わりなく外に干すと言います。私は雨だと、延ばすことが出来れば乾かすのを翌日に延ばしたりしますが、でも最近は毎日洗濯するし、毎日雨が続くと乾燥機しかないですね。

ところで明日はガイ・フォークス・デーです。これについてはエッセイに書きましたので、そこからコピペします。

ハロウィーンから数日後の11月5日は、イギリス国産のガイ・フォークス・デーだ。イギリスの民主主義の歴史と深く係わり合いのあるこちらのほうは、諸手を上げて堂々と祝われる。これは1605年にカトリック教徒のガイ・フォークスが、あのウエストミンスターにある国会議事堂を爆破することをたくらんだことに遡る。幸いなことにその計画は事前に暴かれ、国会議事堂は一難を免れた。こうして英国の民主主義のシンボルが救われたをしたことを祝うのがこの日である。このガイ・フォークスの一派はカトリック教徒で、国会を爆破することで新教徒のジェームス一世国王とその他の貴族を排斥するためのたくらみであった。だから宗教抗争の側面もあるのだが、そのことは今ではあまり触れられない。ガイが火薬を沢山身につけていたことから、花火を上げて焚き火を炊いてこの日を祝う。家庭で集まって花火を上げたり、焚き火パーティーが行われる。色々な団体が大きな焚き火と花火のショウを催す。トフィー・アップル、つまりりんご飴がこの日に人気のある食べ物だ。 

明日は雨かなあ。雨でもやるんだろうか。

6 件のコメント:

本読みと山歩き さんのコメント...

ベルギーも天気はころころ変わります。
今日も晴れ、雨、曇りがぐるぐる回り。
そんな生活になれているのか、雨が降っても傘はささない、洗濯物は取り込まない人がほとんどです。
 先日のロンドンでも雨に降られましたが、相当な雨だったのですが、傘をささない人が多いのに改めて驚きます。
思うに、いちいちころころかわる天気に附き合ってられないんだそうな~と思っています。実際はどうなのでしょうね?
 なぜ洗濯物を取り込まないのか、傘をささないのかよりも、なぜころころ天気が日の中で変わるのか、いつもなぜ曇の確率が高いのか、の方が興味があります。
 ベルギーには山がなく、曇りと小雨が年間180日以上あるといわれます。影響するのは海流と高気圧と低気圧の動きが原因と考えられるので、そのあたりを今研究中。

こんの さんのコメント...

国会議事堂
「英国の民主主義のシンボル」
イギリス国民にとっての議事堂は、そういうことなのですねぇ
なんだか羨ましいかぎりです

そういう祝祭日があること自体が誇りでしょう

日本は、まだまだ政治後進国だと思います

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん、昨日の天気予報の地図、面白かったのでブログに載せたかったのですが、うまく行きませんでした。

イギリスの地図があって、その上空を覆う雨雲が青なんですが、イギリスの上全体が水玉模様になってました。これじゃあにわか雨が多いわけだ。今日も仕事の帰り道、車を運転していると、激しい雨がふってきたなあと思うと、その5キロ先では道が濡れてもいませんでした。

ここデボンはイギリスの中では温暖なのですが、その代わり雨が多い。「雨が降ってるか、雨が降ろうとしているかのどちらかの天気しかない」と言われてます。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、祭日じゃないんですよこれが。それは残念ですが、後はおっしゃるとおりですね。

でも実はまだ上院は選挙制ではないし世襲の上院議員も少数ですがいますし、しかも上院が最高裁をかねてるんです。

これは制度としては理論的には問題ありなんですが、実際にはうまくまわってるみたいです。確かにすんでみた実感として、イギリスって民主主義が根付いてるし政治もしっかりしているし、日本よりも何歩も先を行ってると思います。

あくあ さんのコメント...

今日たまたま考えていたのですが、日本の浴室乾燥機というのはものすごい発明だと思うわけですよ。西洋はバスタブとシャワールームが別にあったりするでしょ。なんのために別にあるの?一緒にすればいいのに。そしてその空間全部を湿らせたり乾かしたりすれば、スチームサウナも洗濯乾燥機もすべてまかなえるのですよ。なんで日本のメーカーは海外に売らないのかな。

うちは浴室乾燥機があるので、お風呂場に干しておけば、しわにもならず、3時間くらいですべての洗濯物が乾きます。しかもミスとサウナとか、なんとか、サウナ機能もあります。いいよ。

Atsuko さんのコメント...

ふうん、そういう便利なものがあるのか。でも電力がかなりかかるのでは?

こちらってバスルームが大きくて、そこに本棚があったりとかたんすがあったりとか、ただトイレとお風呂という以外の、部屋としての機能があるからかなあ。うちは本棚はないけど、床はじゅうたんが敷いてあるし、結構広い(4畳半くらい)のでそれは無理だろうなあ。

日本みたいなお風呂、部屋全部がウエットルームというの、こちらでも一部では受けるんじゃないかなあ。そこにミストの機能をつけてサウナ風にするとかね。