2009年8月30日日曜日

日本から帰ってきたときに、持ってきた荷物は、なんと機内預けだけで64キロもありました。行きはスーツケース二つと旅行かばんひとつだったのが、旅行かばんは3つに増えていました。

それで何をそんなに持って帰ってきたかというと、人にいただいたお土産とか、子供たちが日本で買ったおもちゃやぬいぐるみ、そして食料品です。その割にはぜったい買ってこようと思っていた餃子の皮と、おすしののりを買ってくるの忘れてしまいました。

そんな重い思いをして持ってきた割には、どうしてこんなもの持ってきたんだろうというものがあります。そういうのは、たいてい人にもらったり、ただでもらったもの。沖縄のホテルの浴衣もあります。そのときは、これ良いなあと思って持ってきますが、実際イギリスに帰ってくると、使い道もおき場所も無いものです。

うちの実家にはものがあふれています。たとえば、母と妹の二人暮しなのに、すごい量の食器が食器棚に入っています。これは買ったとは思えないので、もらい物なんです。お中元だとか結婚式の引き出物とかもあるだろうし、銀行やら証券会社やらミスタードーナツやらでもらったものもある。

今回日本に行って思ったのですが、日本って買わなくても物が増える。たとえばたった5週間で、チャーリーは4回もくじに当たりました。そのうちの二つはポケモンセンターとタイガースの試合でしたが、また当たった景品がなかなかかわいくて、中途半端に役に立ちそうなものなんです。だからもちろん大切にイギリスに持って帰りました。でも本当は、自分でお金を出しては買わないものだっただろうから、こうやって要らないものって増えていくんです。

イギリスの場合はそれでも、バザーとかチャリティーショップとか、不要品を引き取って、それを売って慈善事業に役立ててくれる団体があちこちにありますから、処分が楽です。でも日本って、洋服ひとつチャリティーに出すのでも、自前でお金を払って送らなければいけないとか。そんなのをきいているので、うちの実家がものであふれかえっているものうなづけます。

うちの母は実は近所の人から服をよくもらうようです。それがまあまあ物が良いので捨てるに捨てられず、私が行くと、何とかしてもって帰らせようとします。それをかわすのが結構面倒くさい。

おそらくお隣さんも人にもらったりして、物が良いのでうちの母に回ってきて、母が断り切れないでもらうと(普通断れないですよね)、それから何度ももらうようになったのでしょう。そういうのは捨てるのには忍びないから、私のところにも回ってくるようになるというわけです。

もしも私なら、実家の物を半分くらいは思い切って捨てて、家を広く使うと思うけど、私の家ではないので仕方ありませんね。私もこんな人の家のおせっかいを書いていないで、自分の家の物を処理するべきなのですが、物ってたまればたまるほど処分が厄介になるんですよね。

ああ、物があふれているなあ。

4 件のコメント:

こんの さんのコメント...

あつこさん うう、最後の方で思わず笑ってしまいました。ほんと、可笑しいです
そうなんですよねぇ 妻も自分で買う衣料品はまずないと言えるくらい、もらい物で間に合う。不思議な国ですねぇ
野菜や果物もずいぶんもらいます
逆にいえば、こちらでもけっこうあげます
相手が喜ぶのを、自分の喜びにしている、そんな気がします
もちろん、毎日食べる食料などはちゃんと仕入れていますが...
でも、ムダのような気がしないではないのですが、ムダと決めつけるのもなんだなぁという気分もあります(うう、いったいどういうことなんだ)自分でもよく分からない...

ふ さんのコメント...

私の実家もひどいですよ~(笑)。父のガラクタをすっかり捨てたら、一部屋が客間にできますもん。父の書斎って、「足の踏み場もない」というのがぴったりで・・・。

でも、自分たちが今住んでいる家にもモノはいっぱいあって・・・。5年前に引っ越してきたこの家、結構広いのですが、いまだに開けていない段ボール箱がゴロゴロと物置きや地下室にあります。5年も開けなくても済んでいるいるということは、もう必要ないモノなんでしょうね(笑)。

もう二度と引越しなんてしたくない!って思う程、荷物の整理が大嫌いな私。今は忙しいけど、きっと暇になっても、他のことばかりして、こういうのってしないだろうな~。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、うちでも田舎だから食べ物はよくあげたりもらったりします。今年はなしが大豊作なのですが、梨ってりんごと違ってすぐ腐るので、ひとにあげるしかなさそうです。でも食べ物は、食べるにしろだめにするにしろ、形が残らないから良いですけどね。

Atsuko さんのコメント...

ふさん、日本ってどこも同じなのかなあ。

私もロンドンから引越ししてきたときは、荷物がほんの少ししかなかったのに、その数年後にこの家に越してくるころには莫大に増えていて、ショックでした。

この家ができて泊まった最初の晩は、身の回りのものだけだったのですが、なんとスペースが美しいのだろうと思いました。ここにごちゃごちゃと物を入れて台無しにするなんて、いったい私はお金を使って、何を買ってるんだろうって。