先日ロンドンにバスで行ったときに、バスの中で聞くようにいろいろオーディオ・ブックやインタビューをダウンロードして行ったのですが、その中のひとつが、エクハート・トールのインタビューでした。
エクハート・トール(ト-レと発音する人もいます)は日本ではまだあまり知られていないようなんですが、欧米では近年では多分一番 注目・尊敬されているスピリチュアル関係の著者です。
いくつか書いたので、この辺読んでみてください。
インタビューでこんなことを言ってました。
まだ悟りを開く前のこと。毎日地下鉄に乗って大学に通っていました。その時毎朝一緒になる女性が、いつも独り言、というか、仮想の誰かに向ってずっと話しかけているのです。それも、怒ったり愚痴を言ったり文句を言ったりです。
それで、こんなひとでも毎日同じ電車に乗ってるってことは、なにか仕事についているんだなあと感心してました。
そしてある日、そうやって大学についてトイレの鏡に向っているときに、はっとこんなことを思いつきました。
彼女のように口に出してこそ言っていないけど、同じような文句とか心配とか自分も頭の中でまったく同じようにしてる。唯一の違いは、それが音声になってるかどうかだけ。
「将来自分もあの人のようにならないといいが。」そう思ったときに、周りの反応から、それを口に出して言ってしまったことを知りました。
まあこの最後の部分は落ちなんですけどね。
でも本当に私もそうなんです。マインドフルとかヨガとか言ってますが、頭の中でずっと独り言言ってますよ。心配事だったり、ちょっとイラッとしたことだったり、なんとなく不安に感じてることだったり、これからの予定を決めかねているとか、今日これからすることのシナリオを考えたり。
まったくぜんぜんマインドフルではないです。
今日も掃除をしているときと泳いでるときに、AさんにどうやってXXXのことを伝えようかとか、今週のXXXの催しに行きたくないなとか、次に何の本を読もうかとか、いろいろ頭の中で独り言言ってるのに気づいて、いけないいけないとマインドフルに集中しました。
自分で自分の思考の中身の無益さに気づく。これって第一歩ですね。明日も心して生きます。
ではこちらもよろしくね
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2 件のコメント:
私も彼の本は読みました。メールも購読してますよ。でも、頭の会話は止まらないね。最近ではそれのせいで眠れないくらいうるさいから困ったもんだ。
あくあさん
いくら本を読んでも、実践しないことには実現しないからね~。我々現代人は、頭で理解してそれだけで効果が出るとおもう傾向があるのかな。
まだ眠れないの?なんか心配やなあ。無理してでもお休みとらな。
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