2017年9月29日金曜日

心を落ち着ける方法

マインドフルネス。最近は日本でもよく聞く言葉のようですね。イギリスでもよく聞きます。多分一般人は何のことかよくわかってないと思うんだけど。

マインドフルネス(Mindfulness)という言葉自体は、「一瞬一瞬を生きる」という意味だけど、実際には瞑想、メディテーションと同義語で使われてます。というか、瞑想やメディテーションという言葉はちょっと宗教かかってるから、その代わりに使われるんでしょうね。

時々、仕事とかなにかをしているときに、別のことが頭から離れないってことありませんか?心配事とか、なにか腹の立つこととか。悪いこととは限らなくても、今考えても仕方ないとわかっているのに、そのことに意識が行ってしまうこと、だれもありますよね。

そういう時、このマインドフルがなかなか効果ありだと発見しました。別に仕事の途中で瞑想始めるんじゃないですよ。「ボディスキャン」というテクニックを使うんです。

たとえば机に向って何かしているとしたら、お尻が椅子に触れる感覚、足が地面に着く感覚、ペンの感覚などに意識を向け、ペンで書く文字に注意を100パーセント払って・・・・。でもそんなこと長く続けられないと思うでしょうけど、長く続ける必要はないんです。私の場合は、30秒とか1分とかボディ・スキャンすると、自然に頭にはこびりついていた心配事などが離れていきます。

これがたいしたことない心配事なら、そのまま消えて行ったりするし、大きい心配事なら、またやってくるけど、同じことを繰り返します。

別のテクニックで、セドナ・メソッドというものがあります。これは次の質問を自分にします。

Could I let this go? (この考えをを手放すことができるか?)
Would I let this go?(これを手放したいか?)
When would I let this go?(いつ?)

これだけ。ほんの数秒で出来ます。答えは何でもいいそうです。

自分の頭の中の考えって、自分の思うようにはならなくて、どこからか勝手にやってくる厄介者を思いがちだけど、こうしてちょっとしたテクニックを使うとか、自分の気持ちに対する自制心ををしっかりもつことが、精神衛生のために大切なんじゃないでしょうか。

自制心 - Disciplineという言葉、ここ10年くらい好きになりました。


イギリスランキング


2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

ほんと、感情ってコントロールできるよね。マインドフルネスとか瞑想とか、この年になってようやく意味が分かってきました。

Atsuko さんのコメント...

そう、コントロールできるものなんだけど、それをする人は少ないどころか、コントロール可能ということすら知らないんじゃないかな。私もエイブラハムに出会うまではそうだった。
周りの状況は変えられないから、それによって引き起こされる感情に左右されていたら、「人生の被害者」みたいな感じになっちゃうよね。