2017年9月2日土曜日

自分の子供を誇らしく思うことについて

今年の夏子供たちが二人ともそれぞれ中学と高校の卒業試験を受けました。GCSEとAレベルという試験です。二人ともすごくがんばったので、どちらもいい成績をもらうことが出来ました。それで、これはさすがにすごい田舎ならではなんですが、二人とも写真と名前入りで、地方新聞に載りました。

それを受けていろんな人からおめでとう、よかったねと声をかけていただきました。

その時必ず言われるのが、You must be so proud of them.という言葉です。「お子さんのことさぞや誇らしいでしょう。」という意味。これを日本語で言われると、かなり皮肉っぽく聞こえると思うんですが、イギリスでは別に皮肉で言われているわけではありません。

聞かれた人はYes, I'm very proud.と答えるのが普通です。聞かれなくても、自分から言う人も多いです。FBのステータスで、”I'm very proud of my son James who got 10 As” (息子のジェームスはグレードAを10個取りました。彼のことを誇りに思います。)みたいなコメントもよく見ます。(勉強に限らずスポーツやボランティア活動などいろいろ)

この辺はすごく日本と違うなあと思います。文化的なことなのかそれとも言語的なことなのかわかりませんが、日本でこんなことを言う人はいないと思うし、そんなこともしも言ったら、自分の子供を自慢する親ばかと思われるでしょうね。

どちらがいいのか悪いのかという話ではないですが、子供にとっては、親が自分のことを自慢に思ってくれているというのは自信につながるしいいことかもしれません。逆に、それがプレッシャーになって鬱陶しいということもあるでしょうね。

私は人にProudでしょと言われると、I'm happy for themと答えることが多いです。「私も嬉しいです」って感じでしょうか。別に日本的に、自慢してると思われたくないというわけではないのですが、自分が達成したことでもないのにProudというのもぴんと来ないので、そう答えることにしています。

でも本当はProudなんでしょう?と迫られると、まあ確かにProudなんですが、なるべくそう思わないようにしてるというか。子供のがんばりをあんまり自分のことのように考えるのは、なんとなく先々よくない気がして、控えてます。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

私は長い間欧米系の会社で働いていて、周りに欧米人が多かったから、自分の家族や子供のことを自慢することはとても自然に受け取れるようになってます。

で、最近、日本人どうしでも、お子さんの自慢というか、自然な感じで、すごく成績がよくて、オール5で、どうしちゃったのかしらぁ、って平気でおっしゃる方もいらして、自慢で言ってるのと自然に言ってるのとでこっちも違いがわかるからか、何とも思わず、とても自然ですよ。昔ほど卑下する文化はなくなってきてるかもしれません。日本でも田舎の方はどうかわからないけど。

見てて痛いのはちょっときれいな人が、自分の美しい自撮り写真をフェイスブックとかに自分でのせまくることですね。セクシーなポーズ取ってるのとか。よくやるわ・・・って感じ。やっぱ、「自慢」と他にわかるほどひどいのは嫌だけど、自然なのはいいと思うなぁ。特に子供のことを親が喜ぶのはとても共感できるしね。

Atsuko さんのコメント...

ロンドンで働いていたとき、あまりに自分の家族のことを卑下して話す日本人の人がいて、それを聞いたイギリス人は????という反応でした。自分の子供のことは、自慢というか、やっぱり嬉しくて言ってしまうのは、自然に聞こえるのかなあ。

私もFBの自分のプロファイルの写真をしょっちゅう自撮りで取り替える人って、なんかちょっと信用できないというか、?って思います。あれは自慢というよりは、「いいね」を押してもらいたいという自己顕示欲=自信の無さと私は思ってる。