2014年1月10日金曜日

Identity

Identity  --   日本語では「本人であること」「正体」「同一であること」など。難しい言葉です。つまり自分が自分であること。

昨日読んだ本に出てきましたが、自分の過去がアイデンティティーを作るそうです。別の言葉にすれば記憶。確かに生まれてきた時は、たぶん自分が自分であると言う自覚がないし、この世での記憶を積み上げていくことによって、アイデンティティーは出来ていくような気がします。

そう考えると、記憶喪失やアルツハイマーや老人性の痴呆症などで記憶が曖昧になった人のアイデンティティーってどうなるんでしょうね。自分が自分であると言うことが分からなくなるほどまでには、記憶って失うことはないのでしょうか。

知人は90代で痴呆症になったお母さんに、「私に娘なんていたっけ。」と言われたそうです。自分の名前が分からなくなるとかもあるようだし、それでもアイデンティティーってあるのかな。私にはあるような気がします。名前も年も分からなくても、やっぱり「自分が自分である。」ということは、しっかりわかってるんじゃないかな。

夢の中って、自分が全然別の人間になることありますよね。全然違う年なんてことはしょっちゅう。たぶん、男になっていたり、自分が知人だったりと言うこともあると思うんだけど、それはそれで、やっぱり私という、自分が自分であると言う視点は変わってない。

それどころか、夢の中では、現実の私が存在すると言うことすら意識にないのに、それでも何故、夢の中の私は私なんだろう。

って考え始めると、「自分」って一体なんなんだろうと、あやふやになってきます。

私は生まれ変わりを信じてますが、次の人生では前の人生の記憶は消えてるそう。まあそうですね。前世の記憶があるという人は 、世の中に多くはありませんから。

そうなると、私が死んで次の人生をはじめても、この今の人生の記憶が全然ないのなら、それって私って言えるんだろうか。それとも夢の中の私みたいに、今の人生の記憶がなくても、やっぱり私は私なんだろうか。

話はちょっとそれますが、英語でアイデンティティーという言葉、一般によく使われる言葉です。でもどうして日本語にはそれに当たるすっきりした言葉がないんでしょうね。日本語にはアイデンティティーというコンセプトはないのかなあ。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

その辺のこと、心理学でいっぱい出てくるわ。もうすぐ試験だから勉強中~。

猫畑 さんのコメント...

本年も宜しくお願いしますだ。
うちの母親1、2分前に自分が話した内容を覚えてないんですよ。
でも、まだ私の顔や名前を覚えていてくれています。
お互い良い年になりますように。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、そうか、もうすぐ試験だね。頑張れ。

Atsuko さんのコメント...

猫畑さん、
今年もこちらこそよろしくお願いします。今年こそお会いしたいと思ってます。
お母さん、ご家族とくらしてるのですか?たぶん短期の記憶に障害が出てきてるのでしょうね。うちの近所のおじいさんも同じなんだけど、それ以外は普通に元気そうにしてますよ。
皆さんよい年になりますように。