2014年1月28日火曜日

The Seth Material 読書感想


先月もちょっと書きましたが、やっと読み終わりました。

この本は、Jane Robertsという女性がセスというあちらの世界の人の意識をチャンネルした、1960年代に書かれたチャンネル物の本です。いわば霊媒みたいなものなんだけど、霊媒と違って、死んだ叔母さんの霊を呼んだりするのではなく、セスという人の意識だけが語ります。

メッセージも、普通の霊媒のように、「おじいさんが見守ってるから手術は成功する云々。」なんて個人的なものではありません。

霊媒と名乗る人はは世のかなにごまんといるだろうから、それ自体は別に珍しいことではないかもしれないんですが、セスの本は内容が深淵なので、未だに 読まれています。話す内容は、我々が現実を捉えている3次元のこの世界が、実は宇宙のすべてではなく、いろいろなレベルの宇宙や現実があるという話です。

かなりややこしく難しいので、私もよく理解してない部分もあると思うんだけど、印象に残ったのは次の3点。

時間は存在せず、幻想であるということはよく言われてますが、 これについてはこう書かれています。

現在、過去、未来は一線として存在するのではなく、同時に存在している。つまり私達が知ってる世界のような現実は無限にあり、そこですべてが同時に起こってるとのこと。パラレル・ユニバースというのは量子物理学では受け入れられてる仮説らしいですが、そんな感じみたいです。

それから、リインカーネーション。つまり生まれ変わり。しかも普通知られているような意味でのリインカーネーションではないようです。だって未来と過去が同時に存在するんですから。

たとえば私という人間は、もっと大きい個体の一部とういことです。大きい個体=意識の集合体といってもいいかもしれません。(エイブラハムってそうですよね。) 分かりやすく言えば、私個人は大木の枝で、そのたくさんある枝がそれぞれ人間ということです。そして私以外の人間は、別にこの3次元の世界で生きているとは限らず、人間には理解不可能な世界に存在する個体もあるとのこと。そのそれぞれの枝に当たる人間が私の生まれ変わりと言っていいのか、その辺はちょっと不明。

つまり要約すると、
1.時間は一線上にあるのではなく、同時に存在する。
2.現実とはこの3次元の世界だけでなく、たくさん存在する。
3.人間はもっと大きな個体の一部である。

こんな感じです。
パラレル・ユニバースの存在なんて、科学で立証されようとしてるし、うーん。おもしろいというかなんというか。

私はこのセスの語る内容をすべて頭から信じてるわけないけど、セスが語ったという事実自体は信じてるな。そういう存在の人が語ることなので、やっぱり真実かな・・・程度に思ってます。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

すごいね、読み終わったのか。私、かなり長い間、夜のベッドのお供にしてるんだけど、2ページくらい読むと寝ちゃうんだよね。日本語訳で読んでるからってわけじゃないんだけど、口語体の文章を文字で読むのって結構難しいと言うか。各ページ要約しながら読みたいな、と思うくらいです。

でも、現在・過去・未来が集合的無意識のところにぐちゃっとなってるっていうのは、ヒプノをやってると感じますね。だってクライアントさんは過去も未来も見るもんなぁ。暗示で自分の未来を好きなように実現しているような気になってるけど、既にそこにある未来を思い描いてるだけなのかも。でも、もう決まってる未来に向かって進んでるんじゃなくて、魂の浄化のために個々人に選択権はある…的じゃなかった?Back to the Future的なのかな。これを選べばあっちの未来へ、それを選べはこっちの未来へ行くとか?

神様になって全部見てみたいよ。

Atsuko さんのコメント...

私も1ヶ月以上ベッドのお供だったよ。コンセプトは難しいところもあったけど(特に最後のほう)、案外するりと読めた。英語自体が、わかりやすい英語だったのかな。訳のほうがややこしいとか?

未来は現在と同時に存在するけれど、それを変える事も可能・・ということは、あらゆる可能性の未来が同時に存在するってこと?そんなの膨大すぎる気がするけど、無限大はいくら増えても無限大だしなあ。

人間にはやっぱり、ごく一部を垣間見ることしかできないんだろうね。