2013年9月23日月曜日

ジョイス

私のヨガのクラスに7年くらいずっときてくれているジョイスという名前のおばあさんがいます。ホールの近くに住んでるので、毎週月曜歩いて来ます。年は数年前に聞いたときは84歳とか言ってたかなあ。

外見は白髪で顔も皺が多くて本当におばあさんっぽいし、話をしてみても口調とか老人風ですが、未だに車を運転するし、週に一回ヨガ、週に一回ダンスに行っているとか。ヨガも、ここ1年くらいはちょっと弱々しくなってきたかなあと思うときもありましたが、大体なんのポーズでも出来るし、頭もしっかりしていて、ぼんやりしていたり聞き違えたりということもありません。

この夏休みも、フランスに住んでいる息子さん家族のところで過ごしてきたそうです。

彼女は今学期は初日の9月9日にやってきて、半学期分の月謝を払ってくれました。でも先週と今日、レッスンに来ていませんでした。こういうことは珍しい。どうしたのかなあと思って、他の生徒さんと話してました。

そうしたら今日の午後、生徒さんの一人でジョイスの家の近くに住んでる人から、「ジョイスは亡くなったそうよ。」との電話がありました。

先日90歳の誕生日パーティーが行われ、そのあとから気分が悪くなって、つい数日前、寝ている間に亡くなっていたそうです。

そうか、ジョイスって80代の半ばどころか、90歳だったのか。死ぬ1週間ほど前にも、全然そんな気配なくヨガをしてました。90歳のバーティーもしてもらって、そのあとで眠りの中で往生して行ったのですね。

年を取ると癌になったり心臓病やら糖尿病やら何かと面倒くさい病気になって、手術したり薬漬けになって死んでいく人が多くて、そういうものだと思いがちだけど、そうでない往生の仕方ももちろんあるんですねえ。ジョイスの場合なんて、本当に理想に近いです。これが100歳くらいなら、まさに理想。 私も死ぬ前日まで普通にヨガをしていたいです。

お葬式もまだなそうで、連絡が入ることになっています。ヨガのクラスの人たちにも知らせてあげなければいけません。

でもなんか妙な気持ちです。人が死んだんだけど、悲しい気持ちはしません。あっけない感じ。死んだというよりも、消えちゃったという気がします。しばらくしてもっと情報が入ってくれば、悲しい気持ちも湧いて来るのかもしれません。

一方で不謹慎かもしれないけど、こんな大往生、すごいなあって言う気持ちもあります。もっとも親族にとってはどんな大往生でも悲しいものに違いはないでしょうけどね。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

へえ、すごいね。それで心の準備は出来ていて、いつ死んでもいいわと思いながら前日まで人生を楽しんでたなら完璧ですね。私もそういうの目指そうと思います。

Atsuko さんのコメント...

どうなんでしょうね。ある程度の年になったら、いつ死んでもいいわなんて思えるものなのかなあ。口では言っていても、本当に心の準備なんて出来るんだろうか。特に数日前までぴんぴんしていたら。