先日結婚式に行ったときに、6時間くらいかかったと書きました。途中でバーミンガムを抜けるのですが、ここに金曜の5時前後に入ったので、1時間くらいのろのろ運転でした。別に事故があったり工事があったりというのではなく、ただ車が多すぎて渋滞でした。
そしたら後ろの子供たちが「イエーイ!」だとか歓声を上げています。何かと聞いてみると、3車線同じ方向に向けて渋滞している中で、隣の車に手を振り、何人くらい手を振り返してくれるか、実験しているようです。すいすいと走っているときは隣の車の中なんてみないけれど、のろのろしてると隣が見えますよね。それで結構手を振り替えしてくれる人たちがいたようです。
私も1件そういうのを目撃しましたが、黒人の男の人でした。それまでむっつり運転していたのが、白い歯を見せて微笑みながら手を振っていました。こうして考えてみれば、渋滞で1時間近くものろのろ運転していると、隣の車から子供たちが手を振ってくれると、ちょっとでも退屈しのぎに振り替えしてみようと私でも思いますね。
運転しているときって周りの車って「車」としか思わないけれど、こうしてほんのちょっとでもコミュニケーションがあると、どの車にもそれぞれ人間が乗ってるんだなあという感じがしみじみしました。
ちなみに二人はこういうことを高速だけでなくよくやってるようですが、自転車に乗ってる人は必ず振り替えしてくれるとのことです。車は10-20パーセントくらいとか。まあ運転してると普通は見えないですからね。
6 件のコメント:
>運転しているときって周りの車って「車」としか思わないけれど、こうしてほんのちょっとでもコミュニケーションがあると、どの車にもそれぞれ人間が乗ってるんだなあという感じがしみじみしました。
あつこさん 同感といいますか、そういう視点が(いいなぁ)です
お子さんたちの所作が、こころのありようがうかがえます
いい 文です(大きな拍手!)
明るくて元気ないいお子さんたちですねぇ。一度会いたいものです。
こっちの人って、愛想がいいですよね。
知らない人でもすれ違いざまに目が合うと、にっこっと笑って「こんにちは!」って言います。
車の運転でも、交差点ではちゃんとドライバーの目をみて会話をするし。これは日本も同じか。
高速道路でもお子さんの行動はよくわかります。私も渋滞時に、隣の車のちゃっちゃな子供に手を振ることがありますよ!
その隣のお姉さんに手を振ることもありますが(おっさんやね。笑)
ちょっと大げさですが、分かりやすく自分に敵意がないことを表現する異文化異民族がまじりあう欧州ならではの会話術です。
こんのさん、ありがとうございます。子供たちもよっぽど退屈していたのでしょうか・・・
あくあさん、そのうち会えるとは思うんだけど、早く会わないと子供でなくなってしまうかも。
山歩きさん、私は車で隣の人に手を振られたことは無いですね、大人も子供も。でも確かにイギリスでも知らない人と言葉を交わすということは、たまにあります。日本ってあまりそういうことないですよね。他人に声をかけるのが失礼な文化なのかなあ。
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