2010年6月3日木曜日

イギリスの三面記事ニュース

昨日正午ごろ海の近くに散歩に行った帰りに車で帰ってくると、ラジオでちょうど正午のニュースがかかりました。「カンブリア地方(イギリス北部)では、警察が『家から出ないように』と警告しています。」とのこと。何があったんだともうちょっと聞くと、ガンを持った男が逃走中とのことでした。

そのあとまた出かけ、そのことは忘れていましたが、その夜ニュースをつけると、無差別殺人とのことでした。死者は全員で12人。撃たれたけれど命をとりとめた人が11人。そしてそのあと、こういう事件のお決まりのように、ガンを自分に向けました。

今日のニュースによると、最初の被害者は双子のお兄さんだそうです。そしてそのあと車で何キロも走って、今度は自分の弁護士を殺します。そのあと行きつけのタクシー乗り場(彼はタクシーの運転手)に行き、知り合いの運転手を一人殺し、もう一人は撃ちますが、ラッキーにもかすり傷でその人は助かりました。

そのあと車をまた走らせ、あちこちで合計9人を殺します。その頃には警察に追い詰められ、自分に向け引き金を引き自殺します。

加害者が死んでるのではっきりした動機はまだわかりませんが、はじめの二人は怨恨で故意に殺し、3人目のタクシー運転手は、もしかしたら怨恨、そして残りは無差別殺人だろうとのことです。

この怨恨については、ここ数日でいろいろニュースが出てくるだろうな。でも私はこの、一番初めに双子のお兄さんを殺すというところが、何か引っかかります。というか正直言って、この部分に惹かれます。なんかこういう血が濃い関係の人間を殺すというところが、妙に興味が惹かれるんです。双子間の殺人っていったい世界中で一年にどのくらいあるんだろう。

話はちょっとそれますが、こういうのは私だけかもしれませんが、兄弟姉妹での近親相姦というのも妙に興味が惹かれます。どうしてだろう。これって私だけではなく、そういう血の濃い人たちの人間関係というのは、不思議なドラマがあるのかな。そういえばギリシャ神話などやシェークスピアをはじめとする古典には、親子の殺人や、近親相姦的はテーマが出てくるし。

このカンブリアの無差別殺人については、双子のお兄さんのこと、そのうちゴシップがあちこちの大衆紙をにぎわすことでしょう。

ちなみにこういう無差別殺人はアメリカではよくあるようですが、イギリスでは幸いにもめったにありません。これも銃が簡単に手に入らないからかな。

4 件のコメント:

こんの さんのコメント...

12プラス11デスかぁ 大惨事!
無差別殺人 誰でもいい そういうのが日本でもありました
動物世界では、人間だけでしょう

三面記事で済めばですが、もし自分に関われば、と思うと ぞーっとします

なんの理由もなっしに、殺される

うう、近親相姦 血の関わり?ですかぁ
なかなか難しいことのようで...

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、昨日の事件なんですが、今日も長々とニュースで詳細をレポートしていました。自分の家の近くで、警察から『家にこもっているように』という警告があれば、いったいどう思ったかなあと考えました。もしかしたら火災報知器がなるときのように、あまり本気にしないかもしれません。

ある小説で、脇役の男女の双子が関係を持つという話があり、妙にそこが強く印象に残ったのを覚えています。子供の頃読んだ『悪魔の花嫁』という漫画でも、美しい兄と妹が愛し合い、のろわれて悪魔になるという話があり、すごく印象に残っています。

あくあ さんのコメント...

ちなみにこのニュース、軽井沢でテレビで見て、あつこのブログが2日間くらい更新されてなかったので、まさかと思って、イギリスのどこだろうかって調べちゃいましたよ。北の方だったから、じゃあ違うなって安心しました。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、ご心配かけました。ただお客さんが来て忙しかったんです。私もいつも読んでいるブログがアップされて無いと、どうしたのかなと気になります。わかっているときはあらかじめ断っておくべきですよね、すみません。

ところでやっぱり日本でもニュースでやってましたか。