2010年1月15日金曜日

大失敗

今日はチリ・コンコーネという晩御飯でした。外見はスパゲッティーにかけるミートソースのような感じでその中に大きな豆が入ってます。これをパスタやご飯にのせて食べます。今日は玄米ご飯でした。

このチリコンコーネの材料、ひき肉、たまねぎ、豆、トマト缶などのほかに欠かせない材料が、チリパウダーとパプリカです。チリパウダーは唐辛子を粉状にしたもの、パプリカは赤ペパー(日本ではスーパーでパプリカという名前で売っていました)を乾燥して粉状にしたものです。チリはかなり辛くて、パプリカはほとんど辛味はありませんが、外見はどちらも赤い粉でとても似ています。

簡単な料理なのですが、なぜか最近長いこと作っていなくて、今日久しぶりに作りました。それでたまねぎとひき肉を炒めてトマトを入れて、さあチリを入れようというときに、今年自分で育てて乾燥させたチリがあるのを思い出し、チリパウダーはやめてこれを使うことにしました。うちはチャーリー以外は皆辛い物が好きなのですが、チャーリーは苦手なので、一番小さいチリをひとつだけ小さく刻んで入れました。

それからパプリカ。しばらくこの料理していなかったので、棚の後ろのほうにありました。パプリカの小瓶ではなく、ジャムのビンに入れ替えてあります。そういえば前回この料理を作ったときにスパイスのビンが割れて、中身だけジャムの空き瓶に移し変えたのでした。

パプリカは結構たくさん入れます。それで大匙3倍くらい入れました。

そしてぐつぐつ炊きます。30分ほどしてちょっと味見・・・・

をして驚きました。激辛なんです。今年育てたチリ、確かに辛いんです。それにしても1センチくらいの小さいのをひとつ入れただけなのに、強烈だなあと思っていました。これじゃあチャーリーは食べられません。困った。それでもうひとつトマト缶を入れて、普通入れないケチャップで甘みをつけて。でもやっぱりすごく辛い。辛い物好きの私にはおいしいけど、子供には無理。一体どうして・・・・

ここではっと気がついて調味料の棚の奥をもう一度見てみると、別のパプリカの瓶が出てきました。ちゃんとお店で買ったパプリカのラベルのついている瓶です。これでわかりました。ジャムの瓶に移し変えて、てっきりパプリカだと思っていた赤い粉は、チリパウダーだったんです。パプリカの代わりに自家製のチリひとつとチリパウダーを大匙3倍も入れたんだから、辛いはずです。

晩御飯、水泳のあとでおなかがすいているけど、食べれるかなあ。とりあえずご飯をたくさんお皿に載せて、その上にちょっと、大匙2杯くらいのせました。そしてその上にチーズをたっぷり掛けて辛さをごまかし、食卓にはケチャップの大きいピンを置いて、これもかけていいよといいました。

私には辛いことは辛いけど結構おいしくて、結局ご飯の上にもっとチリコンコーネをかけて食べました。ルイも辛いものは好きなので、もっと掛けました。チャーリーはご飯のほうから恐る恐る食べてました。残してもいいよいっても、ケチャップも掛けず食べ続けてます。そして全部食べた後、2杯もお代わりしました。

これでチャーリーも辛い物好きになったようです。よしよし、これから家族で辛いものどんどん食べれるな。

ジャムの瓶に入ったチリパウダーのほうは早速ラベルをつけました。そのときは忘れないと思っていても、忘れることが多くなってきたような気がする。これは決して年のせいなどではなく、自分のことや子供のことや、とにかく覚えておかなければいけないことが多くなりすぎたからだ、と思っていますが・・。

昨日の後でお恥ずかしいといえばお恥ずかしいのですが、詩のブログ更新しましたのでよかったら見てください。死についての詩、結構多いですね。死が当たり前に用に題材になるというのも、自然でいいと思ってます。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

11 件のコメント:

こんの さんのコメント...

海では魚となり
空ではツバメとなり
木々の間を渡っていく風となり

あの子は自由に飛び跳ねていればいいと思う

登山していると、思わぬ所に墓石がある
「蒼い狼になって、この原野を駈けめぐれ」などと書かれたそれを見ると胸キューンとなります

千の風になって

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、日本って山の中とかにお墓を作っても良いんでしょうか。イギリスでは良いらしく、友たちのお父さんのお墓は、実家の農家の裏の草原にあるそうです。

私はお墓はなくても良いなあ。遺体も遺骨も適当に処理してくれて、葬式はなしというわけにも行かないだろうから、パーティーでもやってくれればと思ってます。

こんの さんのコメント...

山中(それもかなりの標高がある)にお墓
いいのかわるいのか分かりませんが、立派なものから粗末なものまでありますね
お墓というよりモニュメントといえばいいのかなぁ
遺体をそまつに扱うと、日本では手が後ろにまわりますよぉ
散骨 本人はそれでいいとしても、残された人は、やはり何か形が欲しいと
偶像崇拝ではないですが、やはりなにか分かるような形が必要なのでしょうなぁ

本読みと山歩き さんのコメント...

昨日の「母ア」泣けますね。
70を過ぎて、詩にしようと思ったのは、なにかを思い出したんでしょうかね。
「墓地」も“さやかわな風”が吹いてます。

先週、思い出したように例の「おくりびと」を見ました。
まあ、映画はそれなりでしたが、「死」については考えさせられましたね。

死んだら、火葬はやだな。
日本では土葬は禁止のようですが、好きな土地に埋めてもらって、そこで土に返してほしいな。
バッと燃えて灰になるのはな~。

あくあ さんのコメント...

辛かった食べ物についてはどなたもコメントしてないんですねぇ。みんな男性だからでしょうね。

しかし、それだけ入れると辛いわなぁ。汗かきそう。私も結構好きですが。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、イギリスでは火葬の温度が高いのか、遺骨が残らなくて灰になるんですよ。それをお墓にいれずに、適当な場所に撒き散らしたりする人も多いみたいです。私もその程度で良いです。

デイブのお母さんが死んだときは、親族ですったもんだでお墓に入れたようですが、デイブは一度も行ったことないようです。死んだ後の遺体というか、物質的な残りには興味ないようです。私も基本的には、死んだ後の自分の遺体はどうでも良いと思ってます。

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん、「墓地」へのコメント、ありがとうございます。

山の好きな山歩きさんには、そりゃあ土葬がむいてますね。でも私は、死体が暗くじめじめした土の中で朽ち果てていくというイメージは、ちょっと怖いなあ。

でも日本、土葬禁止なんですね。そんなことくらい個人のチョイスがあってもよさそうなのに。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、私は辛いもの子供のころから好きで、一時はなんにでもタバスコをかけるまでになってました。いくらなんでもこれでは何を食べてもタバスコ味しかしないので、最近はなるべくタバスコ避けてます。

日本でもあるのかな。タバスコ、こちらではいろいろな種類が出ていて、激辛タバスコもあります。

でも辛さって、どんどんエスカレートしていくと思わない?

こんの さんのコメント...

「遺骨が残らなくて灰になる」
あぁ、イギリスはそうなるのですねぇ
やはり所変われば、ちがうのですねぇ

こういうこと知るって、とてもありがたいですねぇ
骨も高温だと灰になってしまう
考えれば、当然ですが、気づきませんでした

荼毘 にすると、やはり骨だけ残りますから、骨は焼いても残るものと思い込んでいたようです

こんの さんのコメント...

仏教では、釈迦の骨が分骨され、各地で拝まれてます

三島由紀夫の骨が、墓から盗まれたこともありました

骨、または歯骨が大切にされてますね

私も遺体は、灰にしてばらまいて欲しい気がしますです

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、本当、所変わればですよね。確かに骨が残れば、それを何とかしないわけには行かないから、お墓に入れるんでしょうね。釈迦の骨があちこちに分けられたとか、三島由紀夫の骨の話なんかを聞くと、余計に灰になるまで燃やして、何にも残らないほうが良いような気がしてきました。死んでまで現世に骨を残してややこしいことになるより、あっさり灰になって、何も残らないほうがすっきりするような・・。でもこればっかりは、本当に人それぞれですからね。イギリスは望めば土葬も出来るし、その辺は個人の自由が尊重されてるんでしょうね。