2018年10月19日金曜日

プラスチックに溺れる話の続き

昨日書いたテレビ番組の話の続きです。

番組の後半はノルウェーの北部の北極圏に行きます。ここも文明と遠く離れた場所です。が、ここでもプラスチックのごみが落ちています。探すと見つかるレベルではなく、その辺に普通に落ちているんです。大体が海を長時間流れてきたなあという感じの古いごみです。(誰も住んでいないので当然ですが。)

ここで地面の表面2センチくらいの土をすくい取り、海水に溶かして顕微鏡で見ると、小さなプラスチックがたくさん浮いているんです。マイクロプラスチックと呼ばれています。肉眼で見えない小さい粒。海などに流れたプラスチックの成れの果てです。

これがプランクトンやオキアミのえさになり、それを魚が食べますから、こうやって食物連鎖の下のほうから、上のほうの哺乳動物に上がってくるわけです。プラスチックを食べたらどうなるのか。ホルモンが影響されるとかいろいろ言われています。決定的な答えはないようですが、なんか非常に非常に体に悪い予感がしませんか?

で、このマイクロプラスチックなんですが、プラスチックやペットボトルのごみを出さなければいいっていう簡単な問題ではないらしいです。

例えば化繊の衣料を洗濯すると、繊維からマイクロプラスチックがはがれて、それが下水に流れて海に行きつきます。そして車のタイヤも、すり減るごとにマイクロプラスチックが発生し、それが大気に混じったり雨で流れたりするわけです。

こんなの聞くと、もうどうしようもない、何をしても手おくれって感じです。もう地球は破壊の一途をたどるわけ?

今日のニュースでは、イギリスの地方自治体の一部では、リサイクリングのポリシー変更で、ヨーグルトのポットなどのごみはリサイクリングではなく燃えるゴミに出すように通達し始めたとか。

イギリスは国内ではプラスチックのリサイクリングの工場が足りず(無く?)今までは中国などの第三世界に輸出していたのですが、そこでもちゃんとリサイクリング出来ているという保証はなく、無責任だと非難が上がっていたのが、この政策変更の理由のようです。

どうしたものか。とりあえずただ細々と、できるだけプラスチックのごみを出さないように生活するしかないようです。

ではこちらもよろしくお願いします

2 件のコメント:

foo さんのコメント...

いいなーーー!プラハの散歩とカフェ巡り。ガトー系ケーキとか、美味しいんでしょうね。そっち方面は、ウィーンしか行ったこと無いです。来年からはハーフタームが無いので、冬か夏の旅行になりますね♪

Atsuko さんのコメント...

fooさん
そう、本当にカフェ巡り、レストラン巡りでした。おいしそうなケーキとかチョコレートのお店もたくさんありました。食べ物も意外と(?)美味しかったです。私はウィーンは行ったことないんですが、想像ではプラハと似たような文化圏かなあと思ってます。
ハーフタームのシステムってどうやらイギリスだけなのか、結構すいていました。来年からは本当にどうなるかわかりませんから、来年以降も行きたいとは思ってますが、これが最後ってこともあるなあと思いながら旅してました。