2014年7月19日土曜日

移動図書館

私の住む村は、厳密に言えば村ですらない、せいぜい30件くらいの家の集まっている集落です。こういった感じの集落がこのあたりにいくつかあり、これ全体が村という感じでもあり、いろんなエリアが時により別の名前で呼ばれたりしてます。まあ説明は難しいのですが、とにかく戸数が少ないゆるゆるした土地です。

村には店ひとつなく、小さい教会と、隣の集落に村のホールがあるくらいです。

で、先日新しく始めたヨガのクラスを終えて、歩いて帰ってきました。(家から徒歩10分の村のホールです。)そしたら家からほんの100メートルくらいの場所に、小型バスの形の移動図書館が停まっていました。昔子供が小さいときに、小学校の近くに定期的に来ていたので、見たこのあるバスでした。

それで中に入ってドラーバー兼図書館員のおじさんと話してみると、月に一度、この村に来るそうです。新しいサービスなのか聞いてみたら、昔からやってるとのことでした。

私この村に15年くらい住んでるのに、全然知りませんでした。月に1回、15分くらい停車するだけだから、気がつかなかったのも無理もないかもしれません。でもきっと知らない人はたくさんいるだろうから、もっと広報すればいいのに。

小型バスなので本の数は多くはないけど、極端に少なくもない。十分移動図書館として機能できる大きさと品揃えでした。特に子供の本はたくさんありました。しかも返却の期限も、必ず翌月に返さないといけないわけでもなく、遅れても罰金もありません。借りるのも、身分証明も要らず、ただ用紙に書き込むだけでした。

この日はバスはあと10分くらいで発車だったので、さっと本棚を見回して、ルイ用にスティーブンキング1冊と、チャーリーが読みそうな本を2冊借りてきました。次にバスが来る日は我々は日本なので返却できないけど、別に大丈夫そうです。

それでこの日はなぜかすごくこの発見にハッピーになりました。車で5分の街に図書館はあるんだけど、ほぼ家の前に来る移動図書館というのが嬉しいです。

私が幼稚園のときに 、園が地下鉄か路面電車の車両を譲り受け、それが校庭に置かれて図書館になるということがありました。それを今でも覚えてるくらい、すごく好きでした。私の中では、その図書館は子供の頃の一番素晴らしい記憶の一つです。

それで自分の子供が小さいときは、上に書いたように、小学校の近くに来るこの移動図書館に、2週間に一回通ったものでした。子供にとっては、私にも私の子供たちにも、バスや電車の中が図書館と言うのは、すごく楽しいことでした。

その記憶があるのか、それともただ普通に嬉しいのか分からないけど、この移動図書館のことを学校から帰ってきた子供に言うと、チャーリーもすごく嬉しそうに、自分が行ったわけでもないのに、デイブが帰宅したときに報告してました。

次にまた行くのが楽しみですが、9月かな。

こちらの断捨離24はユニクロのレギンス。昔妹にもらって、ヨガではいていたのですが、よれよれになってきたのでパジャマにしてました。でもパジャマとしてもぼろぼろになったので、不本意ですが断捨離。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

なんか昔懐かしそうな風景が目に浮かぶなぁ。

私は昨日、アマゾンが月9.9ドルでキンドルで本読み放題を始めるというニュースをみつけて興奮していたけれど。まあ新刊などは入らないんだろうけど、昔の本がいつでも何でも読み放題になるといいなぁ・・って。

そして、家から1分のところにコンビニがあるんだけど、さらに家から反対側に20秒くらいのところに別のブランドのコンビニが出来ることになりました。

こういう違いって、人生にどう影響するんだろうね?意外と何もかわらないのかも。

Atsuko さんのコメント...

そのニュース読んだ。たくさん読む人にはいいけど、そうでない人はどうかな。イギリスでもアマゾンで本買うと安いし。先日4冊買ったけど20ポンドくらいだったから、月に2冊だととんとんくらいやね。本の種類とか、どんな本が読めるのかによるし。
でも2-3年前、あくあさんがこれからはストリーミングの時代になると言ってたけど、まさにそうやね。

私の移動図書館、あくあさんのとこのローソンより近いなあと思ってました、ちょうど。でももっと近いのが出来るのか。冷蔵庫要らんね。