2014年7月16日水曜日

哀れな野ねずみ

時々ここに書いてますが、うちのねこペッパーはよくねずみを捕まえて、家の中に持って来てしまいます。いくら叱ってもやめないので、本能なんでしょうね。大体は死んでいるか瀕死で、誰かが家にいると、外に捨てに行きますが、いないと家で食べてるようです。

それが先日、ペッパーが運んできたねずみを、床に落としてしまったんです。たぶんデイブがうるさく怒鳴ったから、驚いて口から落ちたんでしょうね。そうしたら、そのねずみ、数秒後にいきなり動き出して、台所の流しの下に消えてしまいました。

ちなみにこのねずみは、ヨーロッパで恐ろしがられてるラットではなく、可愛い野ねずみです。小さくて目がつぶらで可愛い。


困ったけどどうしようもありません。たぶん猫にかまれて瀕死だから、すぐに死んでしまうだろうと思ってました。

そうしたらその2-3日後の昨日、流しの下にねずみの糞をいくつか発見。元気なようです。いくら可愛くても、台所で住み着かれても困るので、ネズミ捕りを二つかけました。餌はチョコレートが一番いいそうです。

その夜、子供たちがベッドに行く頃、パチンという音がして、1-2秒ごそごそという音がして、静かになりました。ネズミ捕りに違いありません。「ねずみがかかったよ!」と叫ぶと、子供たちは喜んで飛んできました。

見てみると、見事に首が挟まって即死。一応お父さんのデイブが処理しましたが、もうびくびく怖々。ネズミ捕りをそっと持ち上げて、ねずみごとドアの外に放り投げて、それ以上何もしようとしません。仕方がないので、私がねずみをはずして、家の裏に投げました。ネズミ捕りは、次のために洗って乾かしました。

私も昔なら、ねずみの死骸なんて見るのも怖かったけど、今ではペッパーのおかげで週に3-4回は処理してるので、全然平気です。それでも家の中にねずみがいるのは困ったなあと思ってたのですが、子供たちはそれすら全然気にしていないようでした。

確かにイギリスの田舎の人は、ラットは怖がるけど、マウスは平気だったり、可愛いと思う人が多いようです。家の中にいても、困ったなあとは思っても、怖くはないみたい。ネズミ捕りも、私はバネで即死になるようなものを使いましたが、捕まえて外に放つことが出来るような 人道的なネズミ捕りも売ってます。

あとでしみじみデイブが、かわいそうだったと言ってました。たしかに、野原で好き勝手に暮らしていたら、猫に襲われて半殺しにされて、やっと命からがら抜け出したと思ったら、そこは流しの下という見も知らない環境。そしてチョコレートのおいしいにおいに誘われてでてきたら、パチンと殺されちゃうんですからね。

でもエイブラハムによると、死んだ動物はあっという間にまた同じ動物に生まれ変わるそうなので、また明日にでもどこかの野原で生まれてるかもしれません。

考えてみれば、ねずみや鳥やうさぎなど、人間がこの土地に家を建てる前からずっと生存してきた野生動物が、100年やそこら前に人間が家などを建て始めたために、害獣、害鳥になってしまったわけです。あちらが先住人なんですから、本当に可哀想と言えば可愛そうですね。猫だって、人間が勝手に飼ってるわけだし。

合掌。

今日の断捨離は2011年と2012年のダイアリー。予定自体は振り返ることはないけど、メモだとかネットのパスワードとかが書いてあって、捨てる勇気がなく電話のそばに置いてましたが、そういうページだけ写真にとって、捨てました。去年の物は本当にいろいろその手の情報が書いてあるので、永久保存になりそう。ナンバー22.


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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

ワロタ。

デイブが怖がってるのをあつこが捨てて、洗ったってところ。

それにしても、私には無理だなぁ。昔、おばあちゃんちにへびとかやもりとかいたけど、それも無理だった。ゴキブリも無理。リアルなねずみにはお目にかかったことないですねぇ。

Atsuko さんのコメント...

蛇やヤモリやゴキブリは、私もだめ。ゴキブリがまだ一番ましかな。蛇トカゲは寒気がするくらいだめ。

でも昔は鳥の死骸もねずみの死骸も絶対ダメだったから、人間なんでも慣れるってことよね。