2013年10月29日火曜日

物のないことの気持ちよさと不便さ

今週はハーフタームで学校がお休みです。今日はチャーリーは友達の家に泊りに行きました。ルイはギター弾いたり宿題したりだらだらして、夕方からはハロウィーンの夜用のコスチュームつくりに励んでました。

コスチュームの一部に黒の革ジャンがあれば一番いいとのこと。それで私が大昔に買った皮ジャンを探したのですが、ハンガーにかかってません。もしかしたら断捨離した時に屋根裏部屋に入れたのかもと、屋根裏を探しましたが、そこにも無し。

それでこのブログに前回断捨離した時の写真を載せたのでそれをチェックしましたが、捨てた山には入ってません。

・・・・でも捨てなかった山にも入ってませんでした。

ということは、その前に洋服をたくさん処分したときに捨てたのか?でもあっさりと捨てるには高かったし、捨てた記憶ないんだけど。でもでも、もう15年以上も全然着てないし、これからも着るとは思えないから、捨ててもおかしくありません。

あの時捨てなければよかった。ちょうどルイのコスチュームにぴったりなのに。

一瞬そう思ったんですが、考えてみれば、ルイがこの仮装を思いついたのもたまたま。ちょっとしたきっかけで、全然別の仮装で行くことにしたかもしれません。そうなればこの革ジャンは、やっぱり全然誰も着ないことになったはず。

そう思ったら、やっぱり断捨離したのは妥当なことでした。

断捨離すると、たまに「ああ、あれ捨てなければよかったなあ。」と思うこともやっぱりあります。でもそれですごく困ったこともない。絶対後悔することがないような断捨離をしようと思うなら、あれもこれも万が一に備えて取って置く事になるから、全然断捨離にならないと思います。将来何が必要か、それを確実に知る事は出来ないんだから、そこはリスクを取って、書類などの本当にないと困るもの以外は、思い切って捨てないと、片付かないと思います。

ところで、時々読むブログで、「何にもないブログ」と言うものがあります。この人の家は本当に何にもなくて、こんなに少ないもので暮らすことが可能なのかと感心するくらいです。何せ、掃除機もないそうです。しかも元々はあったのだけど、なくてもいいかなと思って捨てたとか。

私は掃除機無しでは暮らせないけど、けっこうあって当然と思ってるものが、なくても大丈夫なことってあります。

たとえば、洗濯物を干すときの、何ていうのかな 、あの洗濯バサミがついていて靴下とか下着を干すもの。ああいうものって定期的に壊れて何度も買い換えたのですが、半年くらい前に壊れたときに、しばらくなしてやってみようかなあと思って、今に至ってます。

ないと確かにちょっとだけ不便。でもすごく不便ではありません。普通に洗濯バサミで洗濯ロープに留めるだけです。そしてあのプラスチックの「靴下および下着干し」がなくなったことで、ユーティリティールームに場所が出来ました。ある時には気づかなかったけど、けっこう場所を取っていたのです。出して収納するには見かけもよくないし。

それから、これは驚かれるかもしれませんが、17年前にデボンに越してきて先月まで無しでやっていたものが、ベッド。ベッド無しでどうやって寝ていたかというと、マットレスをじかに床に置いて寝てました。イギリスでは学生とかお金のない人はよくやります。

私も最初はベッドを買うお金が無いからそうしていたんです。でもそれで全然不便ありません。日本人だから、低く暮らすことに慣れてるのもあるだろうし。布団みたいに干す事はないけど、時々立てたりひっくり返したりして、空気を通してました。それで、ベッドを買う理由もなく、そのまま今年の夏まで来てました。
 
今年の夏休みにルイの2段ベッドを二つに分けたので、その一つが私のベッドになった次第です。

そうやって考えていけば、なくてもやっていけるものってけっこうあると思います。もちろんないよりはあるほうが便利。でも、あれば場所を取るし、物が増えることになる。

断捨離って、不便さと物のないことの気持ちよさのバランスのとり方なんじゃないかなあ。

もちろん、物のないことが気持ちいいって感じることが前提ですけど。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

うーん、断捨離ね、私は服しかやってないから何とも言えないけど。まあ、あれっと思うことはあっても、服を断捨離して困ったことはなかったね。私は見えるところに物がごちゃごちゃ出てるのは嫌いなので、不要なものはがんがん捨てたいけど、必要なもの、あるといいと思うものがないとイラつくので、ビミョーですな。狭い洗濯物干し場に洗濯物を干すには、洗濯バサミがぶら下がった器具も必要だなあ。無人島的ナチュラルライフは無理かも。

Atsuko さんのコメント...

服って、着るものがないわ~とおもっても、みんなけっこう持ってるよね。断捨離を極めた人は、本当に数着しか持ってないみたいよ。まあ一回に一着しか着れないんだから、本当に数着あれば足りるって言うことやね。
物のニーズも状況によるよね。うちは場所だけはあるから、今は「あれ」は必要ないけど、ロンドンのフラットで干してたときは必要だったし。
しかし「あれ」の名前って、あるのかな?

匿名 さんのコメント...

猫組解説委員です。
靴下やパンツ干すヤツでしょ。あれはウチではタコの足と呼んでいます。この場合、「たこのあし」という言葉のアクセントは、大阪弁で「大阪市」と言うときのアクセントと同じパターンだとご理解ください。もちろんこの器具の形状にもよりますが、ウチのは傘を逆さにしたような形で、放射状に腕か伸びているヤツです。腕の先端に洗濯バサミがついているところは同じですよね。

Atsuko さんのコメント...

猫組解説委員さん、そういえば実家でも「タコアシ」と呼んでいた気がしてきました。でも傘の骨状のものはタコの足に見えるけど、楕円形の輪に洗濯バサミがついてる形のものもありますよね。あと、実家には20本ほどの骨が2センチくらい間隔をあけて平行に並んでるものもありました。(タオル干し用。)これも広義的にはタコアシですが、タコというよりエイですね。