2011年7月10日日曜日

短距離大会

今日は朝の5時半におきてグロスターという町まで水泳の大会。距離にすると133マイル、(212キロ)、時間で言うと3時間もかかります。10時がウォームアップだったんだけど、行ったことのない町だし、行ったことのないプール、出たことのない大会で勝手が分からないので、9時半には最低着くようにと6時15分にでたのですが、日曜の早朝で他にほとんど車もなく、2時間強で着いてしましました。

これは6月にでたイングランド南西部の地区大会の短距離大会です。1年のうちで一番大きいイベントの一つ。結果は総合でルイが1位、チャーリーが3位でした。でもそれぞれの種目別のメダルはもらえず、総合の盾をひとつぽんともらっただけだったので、チャーリーはしばらく機嫌が悪かった。そんなの3位で表彰式までしてもらってるのに、あまりの贅沢さにお母さんはあいた口がふさがりませんでした。まあ確かに盾じゃ首にジャラジャラぶら下げて帰ってくることはできないけど。

時間的には3時半ごろ終わったので、夕方の水泳のトレーニングに行くつもりで帰ってきましたが、6時ごろ家の近くでマクドナルドに入った頃には子供も私も疲れ果てて、今日はお休みにしました。子供達は文句も言わず、いつものベッドタイムより45分早く寝ました。私もこのもらってきた盾の写真を撮ろうと思ったんだけど、その気力もないので、写真は今日はなし。

子供が寝たあとに疲れ切った体を引きずって植木の水をやったりマッシュルームの世話をするために庭に出ました。すると日が傾きかけて、なんとも言えず美しい。柔らかい夏の夕方の光を浴びて、菜園や果樹園の若々しい緑の美しいこと。風はほとんどなく、しんとした空気の中、遠くでは羊と鳥の鳴き声が聞こえます。気温も暑くなく寒くもなく、ひんやりとした空気が心地いい。そこで椅子を出してしばらく庭に座りました。別に何をするでもなく、ぼんやり庭や遠くの景色を見ながら。

写真を撮ろうとも思えないような美しさでした。ただ景色がきれいなだけでなく、空気のしっとりとした感じだとか、温度とか、羊などの声だとか、あらゆるものがちょうどぴったり調和したという感じ。こういう夏の夕方が年に何度かあるんですよ。こういうところに座っていると、心も体も疲れがすっかり癒される気がします。

今年は大きい水泳の大会が多くあったので、それはそれで子供だけでなく私達もすごく楽しかったんだけど、それなりにかなり緊張しました。泳ぐのはもちろん子供だけど、私は大会出場の手配だとかの事務処理から、前日、当日の準備など。遠くの大会が続きうちのクラブからは我が家の子供だけしか出場しなかったので、コーチも来ず、私達も勝手が分からずかなり緊張しました。まあ、来年からはかなり気分的には楽になると思うのですが。

来週も短距離の大会があるのですが、これはデボン内の大会で、クラブ仲間も出るのでかなり気が楽です。

そういうわけで、2月から続いたデボン州とイングランド南西部大会はこれで今年は終わり。あー、ちょっとこれで楽ができるわー。

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2 件のコメント:

こんの さんのコメント...

>、あらゆるものがちょうどぴったり調和したという感じ。こういう夏の夕方が年に何度かあるんですよ

あつこさんの書かれているその情景、分かるような気がしますです
写真も詩もやらずにその情景の中に浸る幸せな気分、伝わります

大袈裟に言えば、ね「生きている」ことを実感できた時間でしょうか...

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、こういう時間は貴重ですね。写真に撮りたいような絵に描きたいような、でもどうやっても再現することは無理だということも分かっている時間。
この夏もまたあればいいのですが。