2009年1月29日木曜日

Why are thin people not fat?

先日ダイエットのことを書いたけど、まだやっています。すごく忠実に18ポイントから20ポイントのあいだでやっているのに、全然体重は減りません。減ったとしても1キロが関の山。ベルトの穴もそのまま。そうしたら3日前bbcでとても気になる、ショッキングなドキュメンタリーをやっていました。

Horizon というサイエンス系のドキュメンタリーのシリーズで、Why are thin pepole not fat?というタイトルです。ボランティアの10人くらいの若くて細い人たちが(多分ウエストミンスター大学の学生)4週間5000カロリーくらいの(詳細は忘れた)食事を続けて、体重が増えるか調べると言う実験です。

まず、この実験の前に、1週間でどれだけの食べ物を消費するかを彼らにみせます。チョコレートバーが1ダース、ケーキが3個、アイスクリームが3リットル、バーガー、ピザ、中華料理、フィッシュアンドチップスなどなど、ダイエット中の人がのどから手が出るほど食べてみたいものばかり。これを見て、私だったら、嬉しい!と思うのではないかと思うのですが、まずやせている人は、一様にげんなりした顔をしています。あんまり高カロリーのものが好きでないようです。実験の後で、ああ、もうこれで一生クロワッサンを食べたくないといっている人もいました。太らないなら、私は一生毎日でもクロワッサンを食べたいのに。

それでも毎週する健康チェックでは、10人中の5人くらいは着実に体重が増えていって、4週間後には一番増えた人で、6キロくらい増えていました。

でも中には体重は3キロ近く増えたのに、見た目は全然変わらなくて、ベルトの穴も同じ。という人もいました。それで詳しくテストすると、脂肪の比率が増えていないのです。つまり筋肉が増えていた。でも実験の最中は運動は禁じられているのです。

科学者の説明によると、人間の体は、同じ体重を維持しようという強いメカニズムがあって、筋肉のほうが脂肪細胞よりもカロリーを消費するので、体が余分なカロリーを減らそうと、勝手に筋肉をつけたのだとのこと。うらやましすぎる!

ボランティアのうちの2人は、実験は最後まで続けましたが、そんなには食べられませんでした。どんなにがんばっても食べれなくて、無理して食べると吐いたそうです。

でも一番ショックだったのは、この実験が終わるや、全員が何も努力しなくても、2週間で元の体重に戻ったのです。つまりもともと細い人は、無理やり食べれば太れるけれど、普通に食べるや否や、元の体重に戻る。細い人は、クリスマスにどんなに飽食しても、1月に普通に食事をすると、勝手にやせると言うことです。ということは、もともと太い人は、いくらダイエットしてやせても、油断したとたんに元に体重に戻ると言うこと。

これはショッキングではありながら、周りを見渡せばすごく納得いく。だって人間って、子供を産んだり、わたしくらいの歳になれば、年のせいで少し太ってくるとしても、全体としては生涯を通して、あまり極端に体重が変わることってないでしょう。それに確かに病気とかで急にやせても、治ったとたんに元の体重に戻るし。しかもイギリスでもアメリカでも肥満は大問題で、ほぼ誰もがやせたがっているけど、すごくやせてそれを簡単に維持している人なんて、めったにいません。というか個人的には、一人も知りません。

だからここで私もダイエットを放り出すべきか。難しいところです。もう少しがんばって、その後はマインドトレーニング、ヴィジュアライゼーションなどに変えてみようかな。まあ実験の科学者も、少しずつ減らせば、メインてナンスは可能だからと、最後に赤子をあやすようなことを言っていました。

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