2009年1月9日金曜日

ペパーのその後

昨日の夜の時点ではペパー(Pepper)の耳はまだひどく、獣医に連れて行ったものかどうか悩んでいました。今日の朝は、昨日よりは少しましになっているようでした。においもない。少なくとも悪化はしていない。よかった、このまま消毒を続けたら、多分大丈夫、と思っていました。

そうしたら今日の夕方、いきなり飛び上がって、子供たちの部屋に駆け込んで、2段ベッドの下にもぐりこんでしまいました。ペパーは普段は大体居間のソファーかフランス窓の近くで寝ています。本当は子供が寝ると、自分も子供部屋で、2段ベッドの上のルイかチャーリー(どちらが上で寝るか毎日違う)の足元で寝たいのですが、そうすると叱られるので、こっそりとたまにしかしません。でも、嫌なことがあったり、心配事のあるときは、2段ベッドの下にもぐりこみます。獣医に行く予約のある前の晩も、何も言わないようにしていても、なぜか察してもぐりこみます。

どうしたのかとベッドの下にもぐって嫌がるところを引っ張り出すと、怪我のところのかさぶたをはがしてしまって、またそこから血が出ています。せっかくだんだん直りかけていたのに、また傷口が開いてとっても痛そう。おそらく飛び上がったのは、引っ掻いたせいでしょう。

やっぱり獣医に連れて行くしかないかなあと思うのですが、傷自体はきれい。においもない。おまけにかさぶたと一緒に周りの毛も抜けて、そこだけはげていて、清潔に見えます。もう一度寝る前に消毒したいのですが、多分するとまた家を飛び出して一晩帰って来ないかもしれないので、あしたまでこのまま放っておくことにしました。あしたは土曜なので、獣医は朝しかやっていません。それを逃すと月曜までしまっています。あした様子を見て決めます。でも私としては、本当に獣医に連れて行きたくない。そうなると多分麻酔をして、傷を縫って、抗生物質を、とだんだん大事になる。なんだかそれがかわいそうというか、動物の自然治癒力を人間が介入するのがよくないことのような気がするのです。とはいえ、もちろん症状が悪化したら、急患でも連れて行くしかありません。

昨夜ベッドでCreative Visualizationの本を読んでいたら、離れた人にヒーリングを送る方法が載っていたので、ペパーちゃんに送ってみました。やり方は簡単で、まずリラックスして、その相手をなるべくはっきりと頭に描いて、その人を美しい金色のヒーリングの光で包みます。そして何かできることは無いか聞きます。その後、その人が元気になっているところを想像して、そのことを言葉で自分に言い聞かせておしまい。

まずペパーを思い浮かべて、特に耳の周りを金の光で覆う。そして何かして欲しいことはない?と聞くと、即座に「Lick It (なめろ)」という返事が返ってきました。それで、でもそれはちょっと不潔だから、と断ると、「馬鹿。本当になめるんじゃなくて、想像の中でなめるんだ。」とえらそうに言われました。それでしばらく傷をお母さん猫のようになめてあげて、これでいい?ときくと、「a litte more」とまた短い返事が。それでまたなめた後、あしたまた消毒してもいい?と聞くと「No」といわれました。でも、やっぱり消毒したほうがいいと思う。ちょっとだけやらせて、と頼むと、「only a few times. without fuss.(じゃあ2-3回だけ。さっさと済ませろよ。)」と言われました。

朝起きてこのことを子供たちに言うと、子供たちにも思いっきり呆れられました。でも朝の時点では、ペパーは快方に向かっていたので、私は私が想像の中でなめてあげたからよくなったのだと思っていました。

さてあしたはどうなっているでしょうね。かさぶたを引っ掻いてはがしてしまうというのは人間でもよくするし、かさぶたを掻きたくなるくらいよくなってきているのではないかと、楽観的に考えています。

今晩もすっかり傷が治って、元気になったペパーを思い浮かべながら寝ます。それにしても、ペパーちゃんって、結構人間に横柄な喋り方をする猫だったのね。村上春樹の海辺のカフカの小説に、猫と話が出来るナカタさんと言う人がでてきますが、猫にも上品なのや、頭の悪いのや、色々な喋り方をするのがいました。うちのペパーはぶっきらぼうに短気に喋るタイプのようです。でも性格はとってもかわいいのに。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

日本でできた顎の下の吹き出物(湿疹ができていた箇所が化膿したせい)の治りかけを、昨日、うっかり引っかいてしまって、会社なのに結構な量の血が出てしまい焦ったので、他人事(他猫事?)ではありません(笑)

湿疹はステロイドを塗ればすぐ治るのですが、やはり、あまり多用したくなくてついそのままにしてしまいます。

ペパーちゃんも早く傷が良くなりますように。

Atsuko さんのコメント...

うちの娘も小さいことアトピーがひどくて大変でした。ステロイド(ハイドロコーティソン)よく使っていました。専門家のお医者さんによると、ステロイドの塗り薬の副作用はほとんど心配する必要はないとのこと。怖がって少しずつ塗るよりも、しっかりと塗って(もちろん適量をという意味)、短期間で直すほうがいいとのことです。

でも私もあごにしつこいにきびが出来て、何を塗っても直らなくて、ちょうど困っていると粉のです。今はホミオパシーの薬を飲みながら、ティーツリーを使っているけれど、もう1ヶ月くらいにもなる。これで直らなければ、医者に行こうかなあと思っています。

ペパーはちょっとよくなってきたみたいです。耳の後ろの毛がもっと抜けてきたのだけど、傷自体はきれい。