2011年10月11日火曜日

アイロン

イギリスの主婦がいちばんぶつぶつ言う家事は何だと思いますか?

アイロン掛けです。ちょっと意外でしょ?

イギリス人は何にでもアイロンを掛けます。ワイシャツやブラウスはもちろんのこと、Tシャツやトレーナーやジーンズにも掛けます。人によってはふきんやシーツに掛ける人もいます。中にはパンツにかける人もいます。

私は昔働いていた頃は仕事用のブラウスに掛けていましたが、たまたま住んでいたフラットの出口の真向かいにクリーニング屋があったので、忙しかった頃はアイロンのいる物は全部クリーニングに出していました。

会社を辞めてからはアイロンのかかった服を着るような仕事をしていないし、デイブもよれよれのTシャツで仕事に行くので、アイロンなんて年に1回、結婚式に招待されたときくらいしか掛けません。そうそう、イギリスではハンカチは持たないので、ハンカチアイロンも必要ありません。

これをいうとイギリス人には無茶無茶かれます。

アイロンを掛けない?どうしてそういうことが可能なのか??????????????

たぶん「私は料理はしないの」というよりもずっと驚かれます。

私にしたら、どうしてそんなにアイロンを掛けるのか不思議でした。だってイギリス人って別にそんなに身なりがいいわけでも、身なりを気にするわけでもないし、ボタンの取れた服や穴のあいた服を平気で着てるし。そもそもどうしてふきんやパンツにアイロン掛けるの??

それがイギリスに住んで25年近くになって、やっと最近なぜか思いつきました。

イギリスって洗濯物がなかなか気持ちよく乾かないんですよ。夏以外は太陽があまり照らないから、曇りの日に一日干していると、大体乾いたんだけど、ほんのちょっとだけ乾ききっていないということがよくあります。乾燥機に入れるほどでもない。一晩部屋の中に干しておけば乾ききるだろうけど、そうなると家の中がいつまでも片付かない。

だからアイロンを掛けちゃうんですよ。洗濯物をたたむついでに熱いアイロンをじゅっと掛ける。それで解決です。 日本みたいに皺伸ばしのためだけにアイロンを掛けてるわけじゃなかったんだ。

しかし何で今まで気づかなかったんだろう。それのほうが不思議。

話は変わりますが、昨日は阪神が巨人を下して巨人の優勝の可能性がなくなりました。それで阪神ファンはとっても盛り上がっていました。そしたら。。。。今日は阪神が負けて、こちらの優勝の可能性がなくなりましたとさ。

9回まで勝っていたのにサヨナラ負け。たかが野球なんですが、妙に脱力した午後になりました。

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2011年10月10日月曜日

この週末の水泳全国大会

ルイはデボン州の州代表水泳チームに選ばれ、この週末シェフィールドというイングランド北部の都市の国際競技用プールに州対抗全国大会に出場します。デボンは大きい州なので、デボン内を2時間くらいチャーターバスが回って選手をピックアップし、土曜の昼ごろ出発します。その日はシェフィールドのホテルに宿泊で、日曜の11時半に競技会が始まります。

交通費、宿泊費、食費は一体どこから出てるのか知らないけどただです。きっとイギリスの水泳協会が負担してるんじゃないかな。チーム名の入った帽子、ポロシャツ、フードつきトレーナーはオプショナルですが自費です。

えらばれたのはすごく光栄なことだし、ルイにとってはいい経験になると思うんだけど、最初にこの話が来たときはルイはちょっと戸惑っていました。だってぜんぜん知らない人たちと一緒にバスに乗ってホテルに泊まって週末を過ごすんですから。ましてやまだ12歳。学校の旅行は行ったことあるけど、友達や先生と行くのと、ぜんぜん知らない人たちと行くのとでは大きな違いです。

けれどもやっぱりすばらしい機会ですから行くことに決めました。

そして私達も見に行くことにしました。ルイの晴れ姿が見たいし、チャーリーも全国大会がどういうものか興味あるみたいだし、そして何よりもちょっとルイが心配だし。そうなるとルイも私達と車で行って一緒にホテルに泊まって、日曜のウォームアップに参加すればいいようなものだけど、それじゃあやっぱり違う。それでルイはバスでチームと同行してチームのホテルに宿泊し、私達は10キロくらい離れたホテルに泊まることになりました。

それでそれまであと数日なんですか、今日になってルイが出場する種目がわかりました。男子12・13歳メドレーリレーのクロールを泳ぎます。

でもそれだけです。シェフィールドまで行ってたった50メートル泳ぐだけ。それを家族みんなで見に行きます。

こうしてよく考えてみれば、12・13歳男子のチームが5人で種目が6つなので、泳いでもせいぜい1種目か2種目なんですよね。

こうしてさらに考えたら、たとえオリンピックにしたってマイケルフェルプスみたいにたくさんの種目に出ない限り、普通の選手は一つとか二つのレースを泳ぐために地球の裏側まで行ったりするわけです。水泳なんていろいろ種目があるからまだいいほう。

まあそういうものなんですね、スポーツなんて所詮。それで何が生まれるわけでもないし、役に立つわけでもないし、ただその時の喜びや栄光や、そして自分の中での満足のためだけのもの。ばかばかしいともいえるけど、それがまた純粋ともいえる。(Be Hungry, be foolish.)

もしも自分の子供が甲子園に出場することになったとします。ベンチ入りは25人(プロは25人だけど、高校野球もそうかな?)。息子君は100人以上いる野球部の中から選ばれて見事ベンチ入り。

でもスタメンではありません。チャンスが回ってくれば代打か、代走。

それでもわざわざ東京から甲子園まで見に行きますか?

やっぱり行きますよね。だってたった一打席とはいえ 、それだって実現しないかもしれないとはいえ、甲子園なんですから。

それを思えば我々もたった50メートル泳ぐだけかなんていっちゃ罰当たりです。泳ぐということが決まってるだけでもいいほう。だって代打や代走は保証がないですからね。

まあそういうわけで、次の週末はシェフィールドです。ルイはチームメートには今まで競技会で何度か顔をあわせたことのある同期生もいるとわかって、ちょっと安心してるようです。

料理ブログ更新しました。よろしく。アップル・ローズマリー・セージ・ジェリー

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2011年10月9日日曜日

掃除機と時間

半年くらい前に掃除機を買い換えました。すごくいいモデルで最高の掃除機・・・・という訳ではなくて、ちょっと気に入らないところもないわけではないんだけど、新しいだけあって、使った後電気のコードのボタンを押すと、ほんの1秒くらいでコードが巻き戻されてきちんと掃除機の本体に納まります。

前使っていた掃除機ももちろん同じ機能があったんだけど、10年近く使っているうちに4分の1くらいが戻らなくなり、手で押し込んだりしていました。

こうして考えると今まで所有した掃除機は今のも入れて4台。最初の2台はこのワンタッチでコードが戻ってくるって言う機能はなかった気がします。たぶん掃除機のどこかに巻きつけていたか、まとめて何かで留めていたのでしょう。

今の掃除機は最初に書いたとおり、1秒くらいでコードが巻けますが、前のはたぶん買い換える前は45秒くらいはかかっていたと思います。その前の2台も1分くらいはかかっていたでしょうね。

私が掃除機を使うのは普通は週に3回。なのでコードを巻くのも3回。なので1週間に 2分15秒も節約になります。1年52週なのでなんと1年で・・・・・・117分、2時間近くも節約になるんですよ。

はあ、すごい。こんな些細なことなのにこんなに時間の節約。他にもいろいろあるんじゃないか・・・・と考えてみましたが、いくら考えても同じような物は思い浮かびませんでした。

その一方で 、いちばん時間の無駄だと思うのはコンピューターの立ち上げの時間だとか、検索してるときのでてくるまでのほんの数秒。そしていつもイラつく動画を見ているときのストップ・スタート。

うちは田舎なのでブロードバンドになったのも最近だし、まだまだ遅いんですよ。まあもともとある電話の回線で大きい工事もせずにブロードバンドが使えてるんだから、それだけでもすごいと言えばすごいんですけどね。

検索するたびに平均1秒かかるとします。1日平均30件・・・なんて思ってるけど実際は100件くらいしてると思うので、100秒。ということは1年で36500秒。 ということは実は1年で10時間8分も検索ページが出てくるのをコンピュータースクリーンの前で待ってるわけです。

でもネットが普及する前は、調べ物は図書館に行かなければいけなかったし、買物もネットで簡単に済ませられるようになったし、そういう意味での時間の節約は計り知れない。

時間ってそういうものなんですね。取ったり取られたりするもの。

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2011年10月8日土曜日

アリーナリーグ

今日は久しぶりに子供達の水泳の大会でした。これはアリーナリーグといって全国の水泳クラブが競い合うもので、最初の段階ではイギリス全土が8つくらいに地域に分けられ、その地域ごとにクラブがディビジョンに分けられ、その中で競い合います。たぶんサッカーのワールドカップみたいな感じの仕切り方です。

うちのクラブはウエスタン地区の第2ディビジョン。

今日の大会はウエスタン・スーパーミアというチャーターバスで2時間半くらいのところでした。今年はいろいろクラブ内の問題が多く、ルイとチャーリーにとってはクラブ対抗の試合は今年初。チームイベントは盛り上がるし、個人イベントと違って記録などのプレッシャーがないので、楽しいです。バスでみんなで行くのも楽しみの一つ。毎度の事ながら故障者とか、その他個人的都合で出場できない人が続出で、ベストのチャームではなかったのですが、その分個人のスイマーは多くのレースに出場できるので、それはそれで楽しいようです。

女子のほうはメンバーがそろったのでチャーリーは自分の年齢グループの4レースに出場しました。どれもすごくがんばり、個人記録も更新しました。

ルイは男子メンバーの欠席が多かったので、7つもレースに出ました。そのうちの3つは自分の年齢グループよりも上でした。

100メートル自由形の年齢無制限のレースにも出ました。これは普通は16歳以上の大人が出るレースです。スタート台に上がったルイは体格的にまず大きく見劣りしていました。だってルイは大きいとはいえまだ12歳。他の人たちは大人なんですから。

レースの結果は7人中7位。でも大きく引き離されたわけではなく、6位との差は1メートルくらい、1位との差も5メートルくらいでした。

ルイって現在のところ100メートル自由形は12歳男子全英1位のランキングなんですが、やっぱり大人と競うとそう簡単には勝てないようです。

いつも勝つことに慣れているので、最下位で終わってしょげてるような気がして、帰りにそこはかとなくほめてあげました。「地域の第2ディビジョンのクラブの自由形のトップスイマーが競い合う中で、大きく差をつけられずに最後まで食いついて泳いですごくがんばったね。」という感じで。するとなんとなく「そんなものかなあ、うふふ」と言うような反応でした。

家に帰って家族でテレビを見て寝床に入ったとき、デイブが「今日は楽しかったか?」と聞いたら、「うん、大人に混じって泳げたのがすごく楽しかった。」と 言っていたそうでした。

私がほめてあげたのがよかったのか、それとももともとそういう楽観的な性格なんでしょうか?

私はといえば、運転すらせずバスに乗っての往復、あちらではずっと座って応援してただけですが、無茶無茶疲れた。いつもそうなんだけど、応援疲れだろうか?

でもその疲れた中を料理ブログ、更新しました。簡単な料理なのですぐにかけると思ったら、イギリスの歴史まで話が飛んじゃいました。是非ご覧ください。

ヨークシャープディングとカスタードのデザート

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2011年10月7日金曜日

クリエーティビティー教育

俳句って書いたことありますか? 私はないのですが、うちのチャーリーは8歳くらいのときに学校で書いていました。

俳句といってもこちらで言う俳句は、5・7・5にシラブルがなっているというだけのシンプルなもの。日本の俳句とはかなり違いますが、詩の定型としては定着しているようで、こんな風に学校で習ったりします。
チャーリーの俳句はこちら

詩や俳句に限らず、イギリスでは学校の「国語」の時間は「書く」時間が多いです。たとえば国語の宿題はいくつか難しい言葉を与えられて、それを使った文章を作りましょうと言うのがよくあります。

たとえば今週のチャーリー(小学校6年生)の宿題の単語のひとつはPiteously(憐れみをこめて)。それでチャーリーの書いた文章は、

As I lay dying on the ground, my murderer looked at me piteouisly, but I didn't want her sympathy. (地面で死にかけている私を、殺人犯は憐れみの目で見た。だか彼女の同情など欲しくはなかった。)

私が小学生の頃は国語の時間と言えば教科書を読む読解ばかりでした。これは中学でも高校でもあまり変わりがなかったように覚えています。小学校では週に一度作文の時間があり、これが嫌でした。どうして嫌かと言うと、遠足だとか運動会だとかつまらないことばかりについて書かされたからです。どういうことがあったか描写し、それについて感想を書く。そういう単調な作業ばかりだったので、4年生くらいには、「xxxxxxということはありましたが、とっても楽しい遠足でした。」とか、先生が満足するようなフォーマットを編み出し、適当にお茶を濁していました。先生もそれで納得していたようなので、こんなものじゃ文章力が上達するはずはありません。オリジナリティーだとか、創造性だとかを伸ばすなんてことはぜんぜん頭になかったと思います。

読書感想文も嫌でした。これは文章力と言うよりは、課題図書をちゃんと読んでいるかチェックするために書かされているようなものだったので、それならそれでこちらもあとがきを読んで適当にはしょって書くとか、こつをつかんで無難にかわしていました。

想像力を羽ばたかせて、文章で自由に創作したこと。そんな記憶はまったくありません。とにかく作文でも読書感想でも小論文でも、事実に基づいたことばかりを書かされました。句読点の使い方だとか、段落の変え方などの技術的なことは覚えたけど、肝心の文章力はぜんぜんつかなかったと思います。おそらく先生も、フィクションの書き方なんて教える技量がなかったんでしょうね。

中学1年生のとき頭のよかった同級生が転校したのですが、その時に「私の趣味は小説を書くこと、将来は小説家になりたいです。」と言ったのが記憶に強くあります。「中学生でも小説なんてかけるのか」とすごく感心しました。

こっちの子供はよくフィクションを学校で書いています。小説などというとあらすじだとか構成だとかいろいろ大層に聞こえますが、たとえば上のチャーリーの例のように、まったく文脈なして短文を書くこともあるし、数週間かけて まとまった話を書くこともあります。

簡単な例だと、「3匹の子豚」の話を自分流にアレンジして、エンディングを変えて書きましょうだとか、先に書いた俳句だとか、子供でも取り組みやすいやり方はいろいろあるようです。

日本では俳句は季語がいるだとか、 川柳は風刺が入ってるだとか学校で習いました。でも実際に「じゃあ作ってみましょう」と創作したことはないと思います。もしかしたら申し訳程度に一度くらいはやったかもしれないけど、毎週毎週練習を重ねてなんてことは決してありませんでした。

じゃあイギリスは日本よりも作家が多いかというとそんなことはない様に思いますし、日本人のブログ人口は世界一とも聞いているので、日本人が文章をかけないかというとそんなことは全然ない。でもクリエーティビティーという意味では、日本の学校教育は偏ってるなあ思ってしまいます。

もうひとつ驚いたのは音楽です。イギリスの音楽教育はすごく劣っていて、たとえば小学生は楽譜はぜんぜん読み方も知りません。 楽器が弾けたり楽譜が読めるのは、家でピアノなどの楽器を習っている子供だけです。

でも中学では作曲をするんですよ。ルイは中学2年生なのですが、クラスの中のルイを含めた数人だけが楽譜が読めます。それでその生徒達は今学期は作曲をすることが課題になっています。ただ単に「曲を書け」といわれてもどうしたらいいかわからないので、ちゃんとやり方を教えてくれます。

とりあえず最初の作品は、好きな音楽をいくつか選んで、その中から好きな小節を選んで、それをつなげてアレンジしてごらん、という感じみたいです。

中学校は5年生までなのですが、その4年目と5年目のときにGCSEという試験を受けます。音楽は選択なのですが、選択した生徒は、試験の3分の1は作曲だそうです。その頃はまだ15歳くらいなんだけど、多くの中学生が作曲するんだねえと思うと、日本とはえらく違うなあという気がします。

私が中学生の頃は週に2回音楽があり、期末テストも年に3回あったけど、音楽のセオリーや作曲家の名前ばっかり覚えて、ぜんぜん楽しかった記憶がありません。

日本ってフィクションを書くにしても作曲をするにしても、そういうことができるのは一部の才能のある人だけで、普通の生徒は句読点や文法やクレッシェンドとディクレッシェンドの違いがわかっていればいいという教育方針なんでしょうか?


日本人は応用はうまいが、オリジナルにゼロから物を作り出すことは下手だと世界的に評判がありますよね。(少なくとも昔はあったけど、今はもしかして変わったかも?) こういった日英の学校教育の違いを見ていると、やっぱりそう言われても仕方ないなあという気がします。

でも日本のほうがGDPも(まだ僅かに)高いし、衛生的で礼儀正しくてすみやすいし、日本のコンテンポラリー文化は今世界的に高く評価されてるって言えばそれも本当のことだから、日本の教育はなってないというわけではないけど・・・でも私が小学生、中学生なら、イギリス風のオリジナリティーを育む教育を受けたかったなあと思います。

逆に言えば、日本ってあんなに個人性を育まない教育なのに、作家もアーティストもたくさんいるって言うことは、個人個人の中には、いかに日本的な抑圧的な教育でも芽を摘むことができない才能が眠ってるって事なんでしょうか。

話は大きく変わりますが阪神は今日で4連勝。私の大好きな岩田君が今日は完投完封でした。 火曜からの3連戦、今のところ全勝。この調子で13連勝や!!

やっとこさ料理ブログ更新。ぜひごらんください。失敗したジャムやジェリーの作り直し方

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2011年10月6日木曜日

りんごをまた獲ってきました

週末庭でキャンプするくらい天気がよかったかと思ったら、水曜から急に秋らしくなり、昨日の夜は大雨でした。木曜の朝は毎週友人と1時間半ほど近場の散歩をします。散歩といってもダイエットもかねている私達はかなりの勢いで歩きます。場所は大体海岸沿いの崖に沿って歩くことが多いです。でも昨日は大雨でたぶん道がどろどろだろうからと、今日は舗装された道を歩くことにしました。

散歩コースは友人の家からスタートして5キロくらい歩くというもの。その間坂道などを除いては、大体あれこれ話しています。Walk and Talk。喫茶店などで会っておしゃべりするよりは運動もかねてるし、景色はいいし、お金もかからないし、お勧めです。

それで今日は、りんごが豊作な事、そういうわけでここ数日りんごを使った料理・・と言うか保存食つくりに凝ってる話をしていました。

そうしたら散歩の3分の2くらいのあたりで、どういうわけか野原の野生の生垣の中にりんごの木が生えていて、そこにたくさん実がなってるのを発見しました。野生のりんごではなく、ちょっと実は小さめだけど本当に普通のクッキングアップルでした。

幾つかもらってポケットかフードに入れていこうかなあと思っていると、たまたま友人が大きなゴミ用のビニール袋を持っていたので、二人で本格的に獲りはじめました。さすがに簡単に手が届くあたりはもう先客に取られたようでしたが、ちょっと茂みに入って手を伸ばすとそれでもたくさん取れます。でもこれからまだ2キロほど歩かないといけないので、もうちょっと欲しいところを我慢して、かえって来ました。写真はこちら。40個くらいはあるでしょうか。

こちらは昨日作ったアップルとローズマリージェリー。すごくきれいにできたので感動。今日はまた違うジェリーに挑戦しています。


あんなにがんばって取って、一緒に背負って持って帰ってきてくれた友達は、ガレージにも冷凍庫にも山ほどりんごがあるのでいらないとのこと。でもやっぱり生えてるのを見たら取りたくなったみたいです。なので私がこれを全部もらってきました。

それで早速りんごとたまねぎとナツメヤシのピクルスを作りました。

そして夜には最近凝りだしたりんごのジェリー作り。今日はチリが窓際の植木鉢でチリがなってるので 、りんごとチリのジェリーに挑戦しています。

ジェリー作り、ジャム作りをはじめとしたイギリスの伝統的な家庭のレシピがたくさん載っているサイトを見つけて昨日は遅くまで読んでいました。読んでるとわくわくしてきます。うんうん。このわくわくがいいんですよ。わたしはそんな家庭的な女ではないと思いながらも、こういった新しいものを作るのは楽しいです。特にそれが晩御飯とか所帯じみたものでなければ余計に。

そういえば料理のブログの記事も増えてきたし、いっそのことまとめて、イギリスの伝統的なカントリーキッチンの本を書いてみようかなあという気になってます。材料の関係で、日本では作れないものが多いので、レシピの本というわけではなく、写真をたくさん載せて、野原や森で取れる食材の紹介やその調理法や、保存食の作り方、エピソードなんかを中心に。

今日思いついたところなんだけど、これも考えるとわくわくします。
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2011年10月4日火曜日

りんご

今年はりんごが豊作です。うちだけじゃなくて、全般的に少なくともこの地方は豊作。春が暖かくて初夏が寒かったのですが、それがもしかしたらよかったのかもしれません。

それで早速3週間くらい前に近所の人から5キロほどクッキングアップルをもらいました。クッキングアップルというのは大きくて酸っぱいりんごで、そのまま食べるには酸っぱすぎるんだけど、お菓子やらソースやらデザートに使います。うちもクッキングアップルの木が2本あるのですが、どちらもまだ小さい木なのであまり実がならないので、言葉に甘えてもらいました。

うちの木はこんな感じ。合計9本りんごの木があるのですが、今年よく実がなったのは4本。そのうちの1本は蜂にやられてあまり取れませんでしたが、それでも家では決してそんなに食べられないくらいなりました。りんごの木の種類というのはたくさんあるので、収穫の時期がちょっとずつずれるので、9月くらいから徐々に収穫していますが、今週は特にたくさん取れました。



こうやって離しておいて置くと数ヶ月持つということですが・・・・これは階段の下

土間にまで置いてあります



今週取れたのはラセットと呼ばれるちょっと特殊なタイプのりんごです。味が瑞々しくてちょっとナッツっぽい香ばしさのある味。日持ちが悪いのでこの季節にしか売られていず、しかもめったに店では見かけません。それでそれを6つずつ袋に入れてヨガのクラスに持っていったら、3袋売れました。

考えてみれば農作物で収入を得たのは初めて!

それからそれとは別に、バスケットに入れてヨガのクラスに持っていって生徒さんにひとつずつ上げました。デイブも仕事場に持って行きました。

そういえば先週自家製の蜂蜜をくれた生徒さんがいたので、彼女にも一袋上げました。

 そして近所の人にもあげました。するとお隣さんは数時間後にドアをノックして、りんごとパースニップの入った自家製のスープを作ったとおすそ分けに来てくれました。別の近所の老夫婦は、家までりんごと先週作ったアップルジェリーを持っていったら、その場で自家製マーマレードと庭で取れた梨をくれました。

そうか・・・貨幣の発明ってこういうところから来たのか。たくさんできたりんごと交換に、蜂蜜、スープ、梨、マーマレード・・・・・。

とにかくこれで3分の一くらい減りました。


残りの半分くらいは料理やお菓子にしたり、冷凍したり、ジャムやジェリーに加工してます。
ヨークシャープディングとカスタードで作るデザート

りんごを使ったジェリーと言うジャムのようなものを作るのにちょっと凝っています。 りんごを煮た果汁をのなかにミントなどのハーブや、先日作ったスローというそのままでは渋くて食べられない実を入れたり。普通の店では売っていないようなもので、田舎の人が自家製で作る伝統的保存食のようなものです。チリを入れたレシピも見つけたので、来週にでも作ってみようかな。今はローズマリーを入れたアップルゼリーを作ってます。そのうちまたレシピブログに載せておきます。

いろんな種類のりんごを混ぜて皮、芯、種ごと煮ます。ハーブはローズマリーとセージ


こうやって一晩ふきんで自然に濾すと透明なジェリーになるとか
そういうわけで残りはまだ50個以上はあります。しかもまだ収穫していない木が2本。そしてピアノの先生は、クッキングアップルがたくさんなってるのでくれるとのことです。

Apple a day keeps doctors away.(毎日りんごを食べると医者が要らない)ということわざがこちらにはあるんですが、私のお腹は常に最近りんごで一杯・・・ 本当にりんごが体にいい事を祈ってます。

日本の読者の皆様にもおすそ分けしたいところですが、今日のところは写真だけで・・・・

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2011年10月3日月曜日

欲望を満たすこと

おとといの晩庭にテントを張りキャンプしたのはいいんだけど、バーベキューしたりテントの前でトランプしたりしてるうちに足を何かの虫にたくさん刺され/噛まれてしまいました。

虫って体質と言うか相性というかがありますよね。私は蚊にはそれほどひどくはやられないんですが、とにかく蚤に弱い。そしてホースフライという悪い虫に刺されると必ず病院行きです。(普通の人はかなりひどく痒くなるようです。)チャーリーは蚤にはめったに噛まれないんだけど、蚊にひどくやられます。

おとといのは一体何の虫なのかわかりませんが、子供達はぜんぜん大丈夫みたいでひとつも刺されていませんでしたが、私とデイブは、何かに噛まれてるなあという感じがしていました。で、その夜は私は大丈夫だったんですが24時間くらい経ってすごく痒くなってきました。蚊に刺されてひどくなったような感じです。噛まれた(刺された)痕も20くらいはあります。一方デイブは刺されたところは小さい赤い点になってるだけ。私だけが痒い目にあってるようです。

でもまあ大人なので普段は痒いのを我慢しています。でもふと油断したときとか、気づいたらぼりぼり掻いている。そして掻き始めると・・・・・・これが気持ちいいんですよね。

痒いのは困る。痒いのは辛い。でも掻き始めると恍惚にうっとりするくらい気持ちいい・・・・。でも掻きすぎると皮の表面が破れて血が出てきて痛くなって、そうなるとさすがに本気で掻くのを我慢します。

それで昔タバコを吸う友人が言っていたことを思い出しました。彼女はどうしてタバコを吸うかというと、あの「ああ、吸いたい吸いたい。」という禁断症状を煙を深く吸い込むことによって癒すあの気持ちよさがたまらなくて吸っているそうです。

「この年になって(といってもまだその時40くらいでしたが)何かが欲しいという欲望を直接的に自分で簡単に満たせるなんてことはそんなにない。だからタバコはやめない。」とまで言っていました。私はタバコは吸わないけど、なんだかその一服吸うときの気持ちよさって言うのはなんとなく想像できます。

それでまた考えたのですが、食べ物だって同じですよね。時々何かを無性に食べたいことってありませんか?お腹すいた、何か食べたい、ではなく、何かこれといったものをどうしても食べたくなること。

私はそんなにしょっちゅうあるわけではないけど、たまに食べたいと思うのはポテトチップスとチョコレート、朝ごはんシリアル、クロワッサン、チーズ、オリーブ。そんな感じです。クロワッサン以外は大体家に置いてあるので、どうしても食べたくなったら簡単に手に入ります。

そういう時はどうするかというと・・・もうそれは誘惑に負けることにしています。というか、ありがたくその誘惑を受け入れます。正直言うと、誘惑されて嬉しいです。だって、どうしてもXXXXが食べたい、というときにそれがすぐに食べられる、これってすごい気持ちがいいじゃないですか。至福ですよ。ちょうど痒いところを掻くと、無茶苦茶気持ちいいみたいに。 こんなに簡単に至福の瞬間が手に入るなんて、すごいですよ。

特にお腹がすいているときに買物をして、お店ですごくおいしそうなクロワッサンを見つけてそれを買い、家に帰ってバターをつけて食べるときの幸せといったら・・・・

でもこれも虫刺されと一緒でバランスが難しい。ぼりぼり掻きすぎると血が出て痛くなるのと同じです。ポテトチップも一袋も食べたら嫌になるし、チョコ1枚も食べたら甘すぎで気持ち悪くなる。ああ、おいしいなあ、幸せだなあ・・・と感じる最初の数口でやめておく。これがコツだと思います。

それから水一杯飲むにしても、夏の暑い日に外から帰ってきたときや、運動した後に飲む冷たい水は本当においしいもの。でも喫茶店で次から次にコップに注がれる水はおいしくはありません。虫刺されも、掻いちゃいけないなあと思って我慢しつつ、ついに掻いてしまうのが気持ちいい。やっぱりある程度の禁欲があるからこそ、至福が味わえるのですね。

これからも欲望と禁欲のバランスをとりながら、激しい欲望に身をゆだねる至福を求めて生きたいと思います。

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2011年10月2日日曜日

家でキャンプ



この週末はこの季節ではありえないような好天気でした。25度くらいは気温が上がったと思います。特に土曜は風もまったくなく、10月でこんなの気温が上がったなんてここ何十年もないことでしょう。

本来ならこんな週末にはキャンプに行きたいところなのですが、デイブが仕事があるというので庭でキャンプすることにしました。 キャンプ場に行くといってもどうせ行く先は近場だったろうし、それだったら庭でするのとおんなじと言うデイブのロジックでしたが、私は懐疑的。それで厳しくルールを定め、テレビを見たりピアノを弾いたりPCをつけたりを禁じ、キャンプどおり振舞うということになりました。

土曜は午前中はテント建てと買物等、午後はサーフィン、そして夕方はバーベキューをしました。空き時間はバトミントンや野球。疲れてきたらテントの前のテーブルでカードゲームや花札をしました。

バーベキューの後は暗くなったので家でちょっとテレビを見ましたが、その後9時半には全員でテントに戻って就寝。こんなに早く寝たのはおととしキャンプに行って以来でした。まあ明かりがないと 寝るしかすることないですよね。

夜は寒いだろうと私はばっちり重ね着して防寒して帽子までかぶって寝ましたが、薄着だった子供達は寒かったようです。夜中にチャーリーの・・・Cold・・・・・・Cold・・・・・と言う声が聞こえてきたので、「チャーリー、寒いの?」と聞いても返事なし。寝言だったようです。でもその1時間後くらいに寒いといっておきてきたので、私のフリースをかして上げました。

夜寝床に入ると、遠くで車の走ってる音が聞こえました。ここは大きい道から500メートルも離れていなのでよく聞こえるんだなあと思いながら寝ました。でも夜中に目が覚めると、まだずっと同じ音が続いてるんです。それで車の音じゃなくて海の音なんだと気がつきました。海までだって1キロくらいだから、聞こえてくるのは当然かもしれないけど、この家に住んで以来はじめて気づきました。

朝起きるとテントの床に水溜りができていました。雨ではなく、テント内の水蒸気が天井から落ちて来ていたんです。昼間はあんなに暑くなったのに、さすがに10月なので気温差が大きく、そのせいのようです。

日曜はテントの前でキャンプ用コンロで朝ごはんと昼ごはんを作って食べて、キャンプはおしまい。ではこの大きい6人用の6mx4mx2.2mもあるテントをそろそろ片付けましょうと言うと、デイブは「僕は仕事が残ってるから」と消えてしまいました。

私は絶句・・・・・。

だって写真でごらんいただけるようにこんなに大きくて、中に3つも寝室があるテントなんですよ。どうしろって言うの?しかもテントなんて天気のいいうちに片付けないと、濡れてしまってしまえないのに。

仕方ありません。私がやります。すると子供達、特にルイがすごくよく手伝ってくれました。何とか3人で数時間かけてテントを乾かしてたたみ、キャンプ用のベッド、寝袋、椅子、テーブルその他もろもろを家まで何度も往復して運び、キャンプ用のグリル等をきれいにし、すべてを天井裏にしまいました。

子供がこんなに手伝ってくれなかったらデイブ(この庭でのキャンプのいいだしっぺ)に無茶無茶腹を立てていただろうけど、何とか(少なくとも表面上は)円満に収まりました。子供達もその辺はわかっていて手伝ってくれたのかもしれませんが。

まあとにかく、デイブがいなくても我々3人でテントを立てて片付けられると言うことがわかったので、今度こういうことが起こったら、3人で気兼ねなくキャンプ場に行かせてもらいます。


テントからの景色







テントから見えた夕日

狩場にテントを張られてすごく迷惑そうな我が家の猫。よっても来ませんでした。

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