ロックダウンも50日を過ぎました。さすがにこのくらいこもってると、いいことも悪いこともあります。先週の金曜、家人デイブのお父さんが亡くなりました。(題にお義父さんと書きましたが、結婚してないので、本当はそうではないのですが、まあ便宜上。)
お義父さんはうちから車で5時間くらいのイングランド北部に住んでいました。数週間前庭で転んで病院に行き、その時に心臓に問題があるのがわかり、数日後に緊急で手術を受けました。
手術が決まった時は、このコロナのご時勢に緊急で手術が受けられるなんてラッキーという感じでした。手術は成功。いったん退院したのですが、すい臓に問題がでてきて食べられなくなりまた入院し、1週間後くらいに亡くなりました。享年86歳。
ふつうなら開胸手術という時点で 息子であるデイブはお見舞いに行くと思うのですが、コロナのせいで行きませんでした。その後容態が悪くなり、もう危篤に近くなって、お兄さんから電話で、病院が最期のお別れのために病室に入ることを許可してくれたと連絡があったのですが、それでもまだコロナが怖いとかグズグズ言い、結局最後にも会えませんでした。
親が死ぬと、いろいろ子供としてはいろいろ後悔することが出てくるので、馬鹿なこと言ってないでさっさと会いに行けと言ったんですけどね。
これが5日前です。それでまだいまだに実家に行っていません。喪主はお兄さんだし、実家の近くには兄弟や親戚も多いので、別に必要とはされていないのですが、それにしても、親が死んでも死に目にも合わないし、親戚のところにも行かないというのは変な感じです。
イギリスではお葬式が遅れることが多く(焼き場が混んでいる)、死後1か月くらい火葬できないこともあるのですが、多分今も火葬場が混んでるのでしょう。お葬式の日程も聞いていません。お葬式も、家族10人くらいという規制があるので、もしかしたら行かないかもしれません。
こう書くと疎遠なのかと思うでしょうが、毎週電話するくらい仲良くしてましたけどね。
まあ、私は義理の娘ですらないので、蚊帳の外なんですが。
こういう大きい出来事があったというのに、お葬式の段取りにも参加してないし、親戚との連絡も、事後報告だけで、全然実感が湧いてきません。奇妙な感じです。デイブは危篤の知らせを聞いた日と死の当日は悲しんでいましたが、その後は普通です。
ではこちらもよろしくお願いします。
2 件のコメント:
御愁傷様です。ディブさん、今は混乱してて寧ろ普通に見えるのかも。静かな悲しみはじわじわと心を覆うものですものね。でも、この新型コロナ騒ぎとロックダウンが人々の心を狂わせているのも事実だなぁと、私自身が実感しています。ご自愛ください。
ありがとうございます。
割合と急に亡くなったことと、見舞いにも行ってないしその後親戚とあったわけでもなく、実感が湧かないですよね。親の死に目に会いに行かないくらい彼はコロナを恐れているのかというのも、私は驚いたことの一つです。たしかに人々の反応が狂っているのかもしれませんね。
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