2019年3月20日水曜日

Fridayforfuture

グレタ・トゥーンベリって日本でも話題になってますか?

16歳のスウェーデン人の女の子です。彼女が去年の8月から、毎週金曜に学校を休んで一人でストライキを行い、スウェーデンの国会の前で環境問題についてのデモを毎週行ってます。この若者の学校ストライキがあっという間に世界に広がり、なんと先週は彼女はノーベル平和賞にノミネートされました。

最初はたった一人でデモを始めたのですが、徐々に人が増え、先週の金曜のデモでは、世界中の122か国、1964の都市(町、村、ETC)でデモがありました。イギリスでもこういうのはすごく盛り上がりますから、150の町で5万人以上がマーチに参加したそうです。

「学校を休んでデモ」っていうのがミソだと思うんですよ。

イギリスでは早速これは社会問題になり、教育委員会の上のほうの人などがインタビューされてます。だいたいが、「自分の教育を優先させないといけない.」というものですね。メイ首相も、このストを批判してました。「週末などの自分の時間にデモをするべき。」と学校側は声明してます。

が、それじゃ全然意味がない。学校や社会や政治家があたふたして大騒ぎするからこそ意味があるんですよ。週末にしてたら、ただの大きいマーチになります。

政治家や教育関係者はそういってますが、イギリスをはじめ、世界中の科学者はこのデモを支持する声明を出しています。先月にはイギリスの、オックスブリッジをはじめとする有名な教授や科学者250人が支持の声明にサインしてました。

私は先週たまたま彼女のスピーチのビデオを見たんですが、これがすごいです。ぶっ飛びました。ぶっ飛んで、感動して、感銘を受けて。とにかく、この子ほどクールな人間は現在世界に存在しないんじゃないかと思うほど、クールです。

ここにビデオのリンク載せますが、このスピーチの
You are too scared of being unpopular (嫌われるのが怖いから、生半可な政策しか作れない)という部分に一番ぶっ飛びました。



地球の温暖化を止めるにはあと12年しかないとのことです。「身近な、できることからやりましょう。」なんて言ってる場合ではないのです。

この件についてはまた書きたいと思います。

ではこちらもよろしくお願いします

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

たゆ

日本でも学生が賛同してデモをしたようですが、どこのニュースでも取り上げていませんでした。
主に欧州にお住いの方のブログで、このような運動が広がっているんだと知った次第です。
私はこの学生さんの行動力もすごいと思いますが、この行動を応援したご両親の懐の広さに感動しました。
多分私だったら、やっぱり学校に行きなさい、と言ってしまうんじゃないかな。
日本の過剰包装はやり過ぎです。パン屋に行けばパン一個一個をビニールに入れて、それらをまたビニール袋に。
コンビニでガム一つ買ってもビニール袋に入れてくれます。
スーパーに行けばレジの人が勝手にりんごなどをビニール袋に入れ始めるし。
断ると逆に驚かれるんですよね。そして無理やり「いややはり」と言って入れようとする。多分入れないと怒るお客さんもいるのでしょう。
温暖化が進んでいるのを実感します。日本は3月だと言うのに気温が20度を超えて桜の開花日は年々早まっています。3月にこの気温なら夏はどうなるんだろう、この先は、と心配になります。
この学生さんが言う通り、嫌われたくないから中途半端な政策しか取れない、は本当だと思います。庶民は多少の不便を強いられても環境を守りたいと思っている人が多いと思いますが。

Atsuko さんのコメント...

たゆさん
コメントありがとうございます。日本でも京都や東京でデモがあったようですね。Fridayforfuture
のサイトで見ました。4月12日の金曜も大きいデモが予定されているようです。私の町でも少人数ながら行われたことが分かったので、次のデモには参加しようと思ってます。春休みなので、多くの若者が参加するといいんですが。イギリスでも、なにせブジクジットの件がありますから、マスコミはそればっかりで、ほとんど取り上げられてなくて残念です。
日本の過剰包装はひどいですよね。旅行のお土産などは、お菓子が一口分ずつパックされて、それが仕切りのある箱に入って、それがセロファンのフィルムで包装されて、そしてこれが紙で包装されて、レジでお金を払うとビニール袋に入れてくれるんですから。イギリスでは、スーパーのビニール袋は無料であげてはいけない(一枚5ペンス)という法律が2年ほど前にできて、それ以来年間のビニールの使用量が億単位で減ったそうです。確かにちょっと不便なんですが、今ではそれを不満に思う人はほとんどいないんじゃないかな。この例のように、やっぱり法律でプラスチックやビニールの規制をしたり、何よりも再生可能エネルギーをもっと推し進めたりと、政策が変わらないと大きく進歩は望めないと思います。
ですから、まさにThink Globally, Act Locallyで、個人でできることをしながらも、政府に圧力をかけ続けないといけないと思います。