2019年3月24日日曜日

グレタ・トゥーンベリのスピーチ、日本語訳

先日載せたスウェーデン人の16歳の環境活動家のグレタちゃん。彼女のスピーチのビデオを載せましたが、せっかくなので、日本語に翻訳してみます。


私はスウェーデン人のグレタ・トゥーンべりです。Climate Justice Nowの代表です。スウェーデンは小国で、何をしようと大したことはできないという人が多くいます。けれども、何かを変えるのに小さすぎる人間はいないということを私は学びました。数人の子供が学校に行かないというだけで世界中のヘッドラインとなるなら、もしも本当にやる気を出せば、みんなが力を合わせたら何かできるか想像してみてください。

けれどもそのためには、はっきりと発言しないといけません。それがどんなに言いにくいことであろうともです。あなた方は持続可能な環境経済政策しか 語りませんが、それは人気がなくなるのが怖いからです。そもそも私たちを今の問題に陥れた、代わり映えしないろくでもない考え方で前進することを語るばかりです。今取るべき唯一のまともな行動は、緊急ブレーキをかけるしかないのにです。

あなた方大人は、未熟すぎてありのままの真実を語ることが出来ません。その重荷すら私たち子供が担ぐ羽目になりました。でも私には、人気なんてどうでもいいことです。私には環境問題の正義と、この生きる地球が重要なのです。

私たちの文明は、少数の人間が巨額の富を築き続けるための犠牲になっています。私たちの生物圏は、私の国のような国の裕福層が贅沢に暮らすための犠牲になっています。多くの人が、少数の人間の贅沢のために苦しんでいるのです。

2078年に私は75歳の誕生日を迎えます。私に子供がいれば、その日を子供たちを過ごすかもしれません。彼らはあなた方について質問するかもしれません。「なぜまだ時間があったうちに、何もしなかったの?」と聞くかもしれません。あなた方は、何よりも子供を愛すると言いますが、同時に子供たちの将来を奪っています。

政治的に可能なことではなく、やらなければならないことに集中しない限り、希望はありません。この危機を危機としてとらえない限り、解決することなどできません。(原油や天然ガスなどの)化石燃料を地中に残し、人類が平等に暮らせることに集中しなければなりません。このシステム内での解決が不可能なら、システム自体を変えなければならないのではないでしょうか?

私たちは、世界の指導者に環境問題に目を向けてくれるように乞うためにここに来たわけではありません。あなた方は今まで私たちを無視し、これからも無視し続けるでしょう。あなた方にはもう言い訳は残されていないし、私たちに時間は残されていません。私たちがここに来たのは、あなた方がどう思おうと、変化はやってくることを告げるためです。本当のパワーは人々にあるのです。


以上です。
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