ガンジーの自伝、The Story of my Experiments with Truthという本を読んでます。まだ今週読み始めたばっかりで、今で5分の1くらいかな。彼がインドを出てイギリスに留学していた頃の部分を読んでいます。今の所、別に取り立てて感動するとかすごい本という感じではないです。謙遜も多いんだと思いますが、すごい人物だと思わせる部分もなく、この辺までは凡人っぽい印象です。
が、この前半がこの時期(19世紀後半)のインドの慣習がわかって、しかもすごく赤裸々に書かれているので、おもしろいというか興味深いというか驚きます。
これはガンジー自身も、大人の視点から見て「今から思えば不幸なこと」として書いてあるのですが、彼は13歳のときに同じ年の女性(女の子ですね)と結婚します。もちろん親の決めた相手です。
そんな若くに結婚なんて、何をもって結婚というんだろう?そう疑問が湧きません?ガンジー自身も、「これは「婚約」ではなく、正真正銘の結婚であった。」とわざわざ書いています。
つまり13歳にして結婚初夜を迎え、その後は愛欲に溺れた結婚生活を送ることになったことが記されています。 しかも夫であるガンジーは、13歳にしていっちょまえに嫉妬に満ちた夫気取りであったと、後悔の気持ちを込めて書かれています。
13歳の子供が、夫婦気取りどころか、本当に夫婦になってしまうんだから、そりゃあ今の感覚で言えばすごいことです。
しかも避妊もしないから奥さんはすぐに妊娠出産したんだけど、一人目はあっさり数日で死んでしまいます。そのことすらもほとんど何の感情もなく、たった2行で書かれていました。
それでもまだ二人とも親の保護の下で生活し、ガンジーは学生生活を続け、18歳で奥さんと息子を残しイギリスに留学します。 詳しくは書かれていないですが、奥さんと子供はガンジー家の大家族の中で養われているのでしょう。
まだまだ先は長いのでまた続きを報告するかもしれませんが、ここまではかなり衝撃的な自伝でした。
ではこちらもよろしくね
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2 件のコメント:
へえ、映画は観たことあるけど、自分で書いた自伝かぁ。面白そうですね。
確かお釈迦さまも家庭を捨てて出家してるよね。
森鴎外も愛人を捨ててるし・・・ってちょっと違うか。でも中学の時、「舞姫」がめっちゃ衝撃的だったので。
その自伝、そのうち読んでみたいです。が、落ち着いて読めるのはいつの日か・・・。タスクリストに入れて、ちゃんと読もうっと。
その前に、概略お願いしますね~。
私もすごく昔に映画見たけど、あんまり覚えてないな。
これは自伝で、しかも本当にガンジーが書いていて、しかもすごい赤裸々に書いてあるので、いろいろ衝撃的な部分もあるし、当時のインドやイギリスや南アの様子に改めて驚いたりするし、一読の価値はすごくあるとおもう。何しろあのガンジーが本当に書いたと思うと、やっぱり襟を正してしまうわ。歴史に名を残すような偉大な人物の精神を読むというのは、考えたらすごいことやし。
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