2014年12月9日火曜日

ボイラーの修理

イギリスの家にはどこもお湯のボイラーがあります。そしてセントラルヒーティングのある家は、このボイラーがそのお湯も沸かします。そういうわけで1年中お世話になるボイラーは、特に冬はフル稼働です。

このボイラー、毎年年に一度メンテナンスの点検が入るのですが、先週その時に、ちょっとだけ水漏れしてることがわかりました。そのエンジニアは大きいメンテナンスの会社から来てるのですが、「来週パーツの値段の見積もりを連絡するけど、正直言ってうちの会社は高いよ。」と言い残して帰って行きました。

そこでデイブが思い出したのが、前のスイミングクラブのメンバーのお父さんのトニーでした。配水管の工事やヒーティングのエンジニアです。それで電話すると、ちょうどパーツがあるとのことで、翌日の今晩来てくれました。結構大きい仕事で、あたりは水浸しで大変でした。1時間半くらいかかったようです。

で、値段なんですが、パーツの値段の載っているネットのページをプリントしてきて、そのパーツ代だけでいいと言うんです。パーツの値段は72ポンド。最初の会社は、パーツだけで160ポンドはかかるといってました。でもいくら知り合いとは言え、タダでやってもらうわけには行かないので、パーツも含めて100ポンド払いましたが、最初の会社だったら250ポンドはしたでしょうね。

そういえば、先々週の週末は、デイブがお隣さんのティムと一緒に庭の木を数本切り倒しました。何か病気が発生したようで,4-5本隣り合った木が枯れていたのです。そのままだと根が腐って、嵐の時に倒れて、隣の(手伝ってくれた人とは別の隣)の家の屋根を破壊してしまうかもしれません。

2階建ての家をゆうに越えるような高さの木で、簡単に切り倒せるようなものではありませんから、業者に頼むつもりでいました。それをたまたまティムに言ったら、その人は農場でトラクターなどを操作する仕事なのですが、チェリーピッカーという高いところに登れるようなトラクターを持ってきて、手伝ってくれると言ってくれたのです。

しかも代償は、その枯れた木。家に暖炉があり、燃やす木が必要なんだけど、枯れた木は乾いていてちょうどいいからとのことです。

ちなみにこの家には元馬屋だった大きい建物があり、毎年冬の間、芝刈り機を置かせてもらってます。これもお金は要らないというので、お酒をクリスマスに届けておしまい。

他には、冬に道路に面したヘッジ(生垣)を刈るのですが、これも知人で仕事でヘッジ刈りをする人がいて、その人に「いつでもいいから、こちらに来たついでに切っておいて。」と毎年頼んであります。刈られていたら、20ポンドとか25ポンドとか現金で渡しますが、これも業者に頼むと200ポンドくらいするらしい。

こんな感じで、田舎暮らしは結構メンテナンスが大変です。でも何のかんので助け合って、あんまりお金がかからないようにやってます。デイブもたまに仕事場に知人が来て、ちょっとこれくらいの木を切ってくれとか頼まれることもあるようで、そういう時もお金はほとんどもらわないようなので、本当、ギブ・アンド・テイクですね。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

そういうことが成り立ってるのっていいね。

Atsuko さんのコメント...

物々交換というのもあるよ。