2010年6月29日火曜日

イチゴ

おいしいイチゴを最後に食べたのはいつですか?

私は子供の頃すごくおいしいイチゴを食べた記憶があります。記憶というほど確かなものではなく、「気がする」といったほうがいいかもしれない。それで大げさに言えば、毎回イチゴを食べるたびに、その味を求めている気がします。

イギリスのスーパーで買うイチゴはぜんぜんおいしくありません。色や形はとってもおいしそうなんだけど。目をつむって食べたらイチゴかどうかもわからないんじゃないかな。こういうのは大体スペイン産です。スペインに行って果物を食べると、何を食べてもほっぺが落ちるくらいおいしいので、多分イギリスに空輸するために、日持ちのする見栄えのいい種類をスペインの農家が育ててるんでしょう。

イギリス産のイチゴはちょっとおいしいといわれています。数回かってみましたが、特においしいとは思いませんでしたね。

日本では最近はおいしいイチゴが売ってるとのことで、食べてみました。形も色も均一で結構高い。まあおいしいことはおいしいんだけど、やっぱりインパクトにかけるというか、中途半端なおいしさでした。

ここ5-6年はうちでは一切イチゴを買いません。だって家で育てるイチゴは比較にならないくらいおいしいからです。一体何が違うのかな。やっぱり店に出すイチゴは、スーパーで売りやすいように、色や形がきれいで均一で、収穫が一斉にできて、日持ちがするのを育てるからなんでしょうか。家庭菜園は別に均一性なんてどうでもいいですからね。

でもここ数年、家で育てたイチゴも、今ひとつ味が落ちてきている気がします。これって天気などに関係あるのかな。それとも、もっとおいしい苗を買い求めるべきなのか。もしかしたら、「家のイチゴはおいしい」と思い込んでいるので、なかなかその期待を超えるものが無いということなのでしょうか。

でもたまにすごくおいしいのがあるんですよ。そういうのを一口食べると、その一瞬時間をトリップして、昔の遠い記憶のおいしいイチゴに出会えたという悦びで、おいしさが倍増します。爆発的おいしさというか。そういうのはたくさんあるわけではないのですが、めったに無いというほどでもない。そう思うとイチゴごときで瞬間とはいえこんな至福にいたれるとは、ありがたいことです。

6 件のコメント:

こんの さんのコメント...

あつこさん 書いておられるそれ、よく分かります。いい文だと思います
うん、ほんと 書けそうでなかなか書けない内容です
ままごと農業をやっているから、よけいにそう思うのかなぁ...
微妙なこころの動きがよくでています
果物(イチゴも含め)って、イヤ農作物って、そうなんですよぉ
微妙な味、そして至福感
そうなんですよねぇ

あくあ さんのコメント...

いちごはやっぱりイチゴ狩りに行って、その場で真っ赤ないちごをもいで食べるのが一番ですね。売ってるのは早めに取っちゃってるんでしょう。静岡のいちご街道?のイチゴ狩りが一番おいしかったけど、旬は1-2月くらいだから、あつこは行けないねぇ。残念。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、ほめていただいて恐縮です。ありがとうございます。
お店では絶対に買えない味。結局自分で野菜や果物を作るのは、そのためにやってるようなものですよね。さっきまで生えていたものを取ってきて食べる、木からもいで食べる。これが至福です。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、店に出荷する果物は、多かれ少なかれどれも多少早く収穫してるんでしょうね。イチゴも温かいところにおいておくと、色が赤くなりますから。

新鮮なのは栄養価も高そうですよね。毎年静岡まで行って食べるの?1-2月とは結構早いですね。イチゴの季節は昔は5月だったように覚えてるんだけど。

あくあ さんのコメント...

うん、私、イチゴ狩り大好きなので、静岡とか那須とか千葉とか、いろんなところに行きますよ。ほぼ毎年。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、うちの娘のチャーリーもなぜか去年はイチゴ狩りに行きたがっていました。こんなに家で取れるのに・・・