2012年10月30日火曜日

ルイちゃんの床屋初体験

気がついたらルイの髪の毛が大変な長さに伸びてました。本人は切りたくないといっていたけど、ルイのことなので、ファッション的に切りたくないのか、それとも面倒なので切りたくないのか分かりません。それで床屋に行くか、お母さんが前髪だけを切るか、どちらかにしなさいと言い渡すと、床屋に行くことを選びました。

ルイの髪の毛は幼稚園くらいまでは私が切ってたのですが、小学生くらいからデイブが土曜の朝に町の床屋に連れて行くようになりました。予約制ではないので、混み合う土曜の朝は長時間待つこともしばしばのようでした。

5年位前に私の友達が美容院を始めたので、彼女の美容院に土曜に予約を入れてデイブと一緒に切りに行った時期もありましたが、やっぱり美容院よりは床屋のほうが居心地がいいみたいです。ユニセックスのサロンなんだけどね。まあ値段も床屋のほうが3分の2くらいの値段です。

今日は子供は学校は休みだけど当然デイブは仕事。なので今日私が連れて行くか、それとも土曜にデイブと行くか。きっと今日のほうがすいているからと、今日行きました。

床屋に行くと一人切ってもらってる人がいて、ほかに待ってる人はいません。ルイは入り口で「じゃあね。」と言って、入っていきました。終わった頃に私が迎えに行ってお金を払うつもりでしたが、自分でできるとのことなので10ポンド渡して、図書館で落ち合うことにしました。

もう14歳だから当たり前と言えば当たり前なんですけどね。私はそのくらいの年のときは一人か友達と美容院に行ってたし、思い返せば小学生のときから歯医者に一人で行っていた記憶があります。

そういうわけで、遅ればせながら、今日初めてルイは自分ひとりで床屋に行きました。切り方が甘いと言うか、まだ長すぎると思うんだけど、まあ今日はこの辺で勘弁しといたるか。

ルイが髪を切ってる間に私は鍵屋でスペアキーを作りました。私が日本に行ってる間、学校から帰ってきたら、自分でドアを開けて入って、お父さんが帰ってくるまで自分達でおやつを食べたり宿題したりしないといけません。

私なんて小学校2年生から鍵っ子だったからこれも当たり前なんだけど、こちらも遅ればせながら、ルイとチャーリーは自分達で家の鍵を持つ事になります。

子供がどんどん大きくなって寂しいな。。。。。。なんてことは全然なく、どんどん手がかからなくなってくれるのは、嬉しくて楽な限りです。

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2012年10月29日月曜日

コッテージ・インダストリー

今週は子供達がハーフタームでお休み。私も仕事お休みです。毎学期の半ばに1週間休みがあるんだけど、今年はなぜかちょっと遅いんです。

ハーフタームはいつもほっとするけど、この時期は特にそう思います。9月に新年度が始まったところだし、今年はチャーリーも中学に進学したし、しかもこの学期はぜんぜん祭日も何にもなくて、しかも15週間くらいあって長いので、この時期休めるのは嬉しい。

今日はチャーリーは友達の家に行って、ルイは一人で家でぶらぶら、私はブラックベリーとりんごのジャムを大量に(4キロくらい)作ってました。

ことの始まりは去年りんごの豊作で、山ほどジャムやジェリーを作ったこと。あんまりたくさん作ったから誰か買ってくれるんじゃないかと、ヨガのクラスで売ってみたら、なかなか評判がよかった。今年は凶作でジャムにする果物もあんまり取れなかったんだけど、それでも先々週作った5瓶は飛ぶように売れて、注文まで入ってしまいました。

それからその時に一緒に売ったりんごと梨合計9袋(一袋4-5個)もあっという間に売れました。

今日は6瓶半できて、そのうちの一つはお礼に人にあげたので、商品は5瓶。売れるかな。別に売れなくても、家で食べてもいいし、人にクリスマスにあげると喜ばれるし、強引に売る必要がないというのも気が楽です。

値段は450グラム瓶で2ポンド。店で買うと安いのでは70ペンス台、高いのでも2ポンドはしないと思うんだけど、喜んで買ってくれます。やっぱりりんごもブラックベリーも自家製の有機栽培、手作りのジャムというのは、 ちょっと高めでも人気があるんですね。

ちなみに採算のほうはといえば、砂糖を大量に買わないといけないし、果物が無料で手に入るから何とか損は出ていないという程度。時給にしたら3ポンドくらいなんじゃないかな。なのでぜんぜん割に合いません。

逆に、りんごや梨をそのまま売るというのは、本当に簡単です。こちらも店で買うよりもちょっと高いかなあという値段ですが、やっぱり味がぜんぜん違うから、皆さん競って買ってくれます。

今月頭には初めてルーバーブとバニラのジャムを作りました。これがもう最高のおいしさで、こちらは5瓶とも我が家でキープです。ルーバーブというのはイギリスでは簡単に家庭菜園で育てられる野菜なんだけど、店で買うと高い。それでこの週末は、今まで4株あったルーバーブを8つに増やしました。来年以降たくさん作って、売るぞという魂胆です。

りんごも梨も簡単に売れることが分かったので、この冬にあと3本果樹園の木を 増やそうと思ってます。

英語では、家で細々とする製造業をCottage Industryというのですが、本当にそれこそコッテージインダストリーになりそう。(日本語では家庭内手工業とか何とか、ありましたね、言葉が)


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2012年10月28日日曜日

かぼちゃづくし

あっと気づけば、今年ももうすぐハロウィーンです。今年は冷夏でかぼちゃが育たなかったので、店で買ってきました。大きいのが二つで2ポンドですから、育てるのがばかばかしくなります。

初めてパンプキンのランタンを作るときは苦労したんですが、もうここ10年以上も毎年作ってますから、要領も得てお手の物。台所の器具の中でも、何を使えばいいか熟知してます。

デイブとルイがせっせと面倒な、かぼちゃの中身を掻き出すという仕事をしている間に、チャーリーはささっと消えて、ハロウィーンようにお化粧してきました。ちょっと怖くメークしたみたいです。









実際にデザインして彫る段になると、またどこからから現れて、デザインを決めてデイブに任せて消えてしまいました。

かぼちゃの中身は種と身と繊維等という3種類に分別してそれぞれ容器に。種は調味料とあわせてオーブンで焼くと、なかなかおいしく健康的なおやつ・おつまみになります。


身は今日はパンプキンパイ、パンプキンスープ、そして初チャレンジのパンプキンとジンジャーのジャムにしてみました。それでも1キロくらいあまったので500グラムずつに分けて冷凍庫に。

 ランタンはこちらです。今年は子供達が日本の可愛いキャラクターに凝ってるので、日本のキャラ風にシンプルなデザインです。


まず種が焼けたので、テーブルにおいておくと、段々減ってきました。昼ごはんにローストガモンのディナーを食べて、そのデザートがパンプキンパイ。

その後ジャムを作って、晩にスープを飲む頃には、もう今日はこれ以上かぼちゃは無理というお腹状態でした。



もう今年は二人とも、トリック・オア・トリートには行かないと思うんだけど、一体いつまでこのカボチャランタンは続くのかなあ。私は好きなので、永遠に続いてもいいんだけど。

夜になってランタンに火をともしました。ああ、秋やなあ~、というか、ハロウィーンやなあ。


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2012年10月27日土曜日

来月日本に帰ります

先週末妹からメールがあり、母が膵臓の腫瘍で手術するとのことでした。でも。。。。

膵臓の漢字が読めませんでした。。。。すい臓です。しかも腫瘍って何なのかなあ。。。と、はっきりしたことが分かるまで数回のメールの交換。結局すい臓がんだということでした。病名が病名だけに、妹もいい難かったのかもしれませんが。

来月の末に一応手術の予定とのこと。それで母に帰国したほうがいいかメールしたところ、家の中が散らかってるから来なくていいとのこと。「子供がかわいそうだから」でも「仕事に穴を開けてはいけないから」でもなく。。。

それでも妹も職業婦人だし、そうそう休んで付き添ってもいられないだろうしと、今度は妹に 来て欲しいか聞くと、是非来てくれとのことでした。やっぱり一人だといろいろ大変ですからね。物理的にも精神的にも。

それで、手術の予定がはっきりし次第、飛行機を押さえる予定です。短くて悪いんだけど、仕事もあるし今回は1週間強しか行けません。子供たちは二人とも今年から中学だから、ちょっとは手が離れてるし、その辺は楽です。5年前だったらすごく大変だったと思うんだけど。

すい臓がんはなかなか厄介なガンで、発見されたときには手術できないくらい進行してることが多いそうなので、手術できるくらいの時期に見つかってラッキーでした。糖尿病で入院することになって、その時についでにした検査で見つかったそうです。

実はうちの叔母(母の一番下の妹)が去年の12月に亡くなってるんです。その時に母は最期を看取るために数日叔母の住む名古屋の病院に泊っていたのです(私の実家は大阪)。

その12月の叔母の亡くなったある朝、そのことを知らずに朝の支度をしていた妹の耳に叔母の声で「お母さんを独り占めしてごめんね。」という声が聞こえたらしい。それで妹がこれは何かと思っていたらすぐに電話がなって、母からおばの死を告げられたそうです。

だから今回のことも、その叔母さんが教えてくれたんだろうなあと思ってます。こんなにすぐにあの世まで道連れにしては悪いから、早めに発見させてくれたんだろうって。手術は内臓の手術の中では一番大きい部類に入るそうですが、そういうわけなので、うまく行くだろうと思ってます。

すい臓がんって予後は良くないけど、実はがん細胞の成長のスピードは遅いんですって。10年くらいかけて徐々に大きくなるらしい。手術来月末ってえらいのんびりやなあ、大丈夫かなあと思っていたんですが、 そういうわけらしい。予後が良くないというのも、症状が出ないから発見が遅れるのが理由だそうです。

統計的にはあんまりいい数字じゃないんだけど、統計なんて所詮他の人の病気に関するデータで、自分のケースとは関係ないんだからと、結構割り切ってます。生存率1パーセントでも助かった人にとっては100パーセントだし、99パーセントでも死んでしまった人にとっては1パーセントと同じことなんだから。

結局、自分の体は自分の体、自分の病気は自分の病気ということです。

で、まあこういう事情というのは困るけど、日本に子供なしで行くこと自体は楽しみです。野球シーズンが終わってしまったことが残念ですが、こういう状況で連日甲子園に行くこともできないし、まあいいか。

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2012年10月26日金曜日

れんこん

最近近所のスーパーがリニューアルオープンしました。この辺に3軒ある大きいスーパーの中では一番生鮮食品の部分が充実してると思ってたのですが、野菜のセクションが変わってました。

まずおいてある野菜の種類が多くなり、パックになった野菜のほかに、籠に積んであって、自分で袋に入れるシステムの野菜果物も増えたようです。日本ではこういうシステムは少ないようですが、イギリスには昔からあります。そのほうが自分で厳選できるし、バナナ2本とかジャガイモ1つとかいう買い方もできるし、しかもたいていこのほうが安いです。

でも私みたいに毎週大量に買う人は、時間かかるから、ついつい(大型)パックを買いますが。

そして何種類もおいてあるハーブのセクションは、これもパックにしないでそのまま並べてあります。そしてそこにシュワシュワと常にミストが吹き付けられています。これは新鮮でおいしそう。

そして何よりも嬉しいのが、珍しい野菜、つまりアジアの野菜をたくさん売り始めたことです。

今までも、柿や日本の梨、ライチ、モヤシ、しいたけくらい売ってたんですが 、先週行って見ると、まずきのこの種類がすごく増えてました。日本のきのこでは、えのきたけ、しめじ、まいたけ。それから私の知らないブナ茸だったかな、売ってました。他にも珍しいイタリアかフランスあたりのきのこもありました。

そして私の知らないようなアジアの野菜に混じって、大根、オクラ(これはそんなに珍しくない)、そしてそしてレンコンが売ってました!レンコンなんてイギリスでみたの初めてです。

よく写ってないけど。長さは25センチくらいかな。 


値段は1キロ3ポンド50.ブロッコリー一つが1ポンドくらいだから、高いなあと思ったんだけど、私が買わなきゃ買う人いないだろうし(?)、買ってみました。そしたらレジで測ったらたった1ポンド20でした。ぜんぜん高くなかった。

レジの人がものめずらしそうにしていたので、「私イギリスに20年以上住んでるけど、これ見たの初めて。」というと、「私も買う人見たの初めて。」と言われ、そのうえ「どんな味?どうやって食べるの?」といろいろ聞かれました。

そういえば食べ方って、どうやるんだっけ?考えてみたら、私レンコンって料理したことない気がします。ネットで調べよ。

でもこの店クリスマス前でもありリニューアルでもあり、こうやってアジアの野菜並べてるけど、 たぶん買う人はすごく少ないと思うから、しばらくしたら打ち切りになることでしょう。そうなる前に多少高くても、どんどん買わなくては。

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2012年10月25日木曜日

藤浪君というすごい選手

阪神は今日のドラフト会議で、甲子園春夏のヒーローの藤浪という選手をくじで引き当てたそうです。

私は高校野球までは知らないから、藤浪くんのこともニュース等で聞くくらいだったんだけど、何でも速球153キロを出す(普通のプロのピッチャーは140キロ出したらまあ合格)らしく、しかも身長198センチ!!その上大阪の高校だから、これは阪神に来てくれたらいいなあと思ってました。

もちろん阪神ファンはみんなそれを強く強く希望してたんだけど、阪神は籤運悪く、過去12年続けてはずしてるそうで、みんなはずすだろうと言ってました。

それが今日、なんと引き当てたんです。引き当てた人は和田監督。

今季は和田監督の初年度で、無茶苦茶成績悪く、結果は下を見ればDeNAの5位でした。暗黒到来とか無茶苦茶言われていて、大方のファンが辞任かクビを望んでました。うちのルイちゃんまで、「和田はあかんなあ。」と言ってましたから。

それが今日は和田監督が藤浪君を引き当てたので、ネットではすごいです。今年の成績はもうすっかり忘れてしまったように、「和田許す!来年最下位でも許す!」と、すごいことになってます。

本当に阪神ファンって熱しやすく冷めやすいのか。それとも 単純で記憶力悪いのか、寛大なのか。

藤浪君はちなみにダルビッシュ級の投手になるだろうといわれてます。こんなに熱しやすく単純なファンの阪神ですが、一つよろしくお願いしますね。来年は阪神ファンを喜ばせてください。

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2012年10月23日火曜日

怪しい噂

先日サイクリングのランス・アームストロングが薬物使用で今までのメダル等を剥奪されましたね。正式に剥奪されたというか。

アームストロングってこちらではTour de Franceで有名ですが、彼にドラッグ疑惑があるって言うのは前々から知られていたことなんですが、何で今頃になってこういうことになったんでしょうね。

イギリスでは今、ジミー・サベッジという去年亡くなったテレビの(主に子供番組)の人気タレントが、生前、子供達に性的虐待を与えたというのが明らかにされて、BBCが何か隠蔽したんではないかとか、すごい大ニュースになってます。

 このタレントはすごく変人っぽいタイプで、私は彼の見てるテレビとか見たことないし、興味もなかったんだけど、とにかく人気のある人でした。チャリティーにもすごく貢献していたみたい。

被害者は数人どころではなく、10年や20年にわたって何百人もいるとか。テレビのニュースでは、本当に青天の霹靂という感じの報道でした。

でも私でもずいぶん前に誰かから、「このジミーサベッジは児童性的虐待とか、悪い噂があるんだよ。」というのを誰かに聞いたことがあります。誰から聞いたのかぜんぜん記憶ないけど、BBCに勤めている友達がいたので、その人から聞いたのかもしれません。

なんか変ですよね。

だって私は別にサイクリングに興味あるわけではないので、ランス・アームストロングなんてただ名前を知ってるだけだし、ジミーサベッジだって番組の一つも見たことないのに。しかも私はイギリス人ですらないのに。その私が噂に知っていたことが、今になって大スクープされてニュースになってるなんて。私が知ってるような噂なんて、きっとイギリス人の大半が知ってるだろうに。

なんかニュースの仕組みって胡散臭いというか、よく分からない。それに噂というのも、一体どういう筋で私のところなんかにまでやってくるのか。

ジミーサベッジの場合は、長年にわたって何百人も被害者がいるのに今までぜんぜん明るみにでなかったことも不思議で、BBCが隠蔽で疑われるのも無理もないことです。

それにしても、話はドラッグのことに戻りますが、昔イギリスの大きな薬品会社グラクソに勤めてる知人がいました。彼女に言わせると、水泳なんか、体型やレースの仕方を見てると、もうプロが見たら一発で分かると言ってました。長距離レースだったら、後半急にスピードを緩めたりだとか。

でも証拠がない限り、誰も異議を申し立てることはできないですしね。 なので、ドーピングの噂なんかは、結構根拠があるのかもしれません。

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2012年10月21日日曜日

読書感想文 Buddha by Deepak Chopra

ちょと前に読んだ本なのですが、よかったのでご紹介します。

Deepak Chopraというのは有名なニューエージ関係の著者です。彼はインド生まれのインド人なんだけど、西洋医学のお医者さんで、今はアメリカに住んでいます。だからきっと国籍はアメリカ人。専門はホルモン関係のようです。

私が初めて彼の名前を聞いたのはもう20年近く昔になります。その時ですら有名でした。その頃有名だった本は、Quantum Healing  とAgeless Body ,Timeless Mindという本。お医者さんの立場から、癌が奇跡的に治ったケースなどのことを題材にした、体とスピリチュアルの関係の本です。

彼は本当にたくさん本を書いているようで、私もその後何冊か読んで、どれもなかなか感銘を受けました。

この本はちょっと毛色が違って、仏陀の伝記というか、仏陀の人生を基にした小説です。

仏陀ってキリストやモハメットと違って、その人生について詳しくかかれた本って存在しないですよね。なので彼の生涯についての話は、大体口承で語り継がれたものばかりだそうです。歴史的にほぼ確実視されているのは、仏陀という人間が存在したというくらいです。

この本はそういった語り継がれた話や逸話をもとに、そこに著者の想像力と推察力を加えて、伝記風に書かれたもの。作者自体がすごく文章がうまいので、さらさら読めるし、難しい観念でも読ませるし、ただの小説としても面白いです。

私は日本に住んでいるときは熱心なキリスト教徒で、線香臭い仏教のしきたりや、胡散くさいお寺の経営や、職業的坊さんが嫌いだったんですよね。でもイギリスに来て、結構仏教の教えに興味を持つようになりました。

考えてみれば、日本でも念仏を唱えられる人は結構いても、仏教の教義を知ってる人ってすごく少ないですよね。まあ教義を布教しないところがまた仏教の仏教たるところかもしれませんが。

日本語で翻訳されてるかな。

調べてみましたら、ブッダという題で出ているようです。アマゾンのカスタマーレビューは五つ星でしたよ。

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2012年10月20日土曜日

アンナ・カレーニナの地理

アンナカレーニナの続きです。あまりにも有名な本なので、内容、感想等は省きますが、ちょっといくつか面白いなあと思ったことがありました。

この小説は19世紀後半に書かれているので、明治時代の前半に書かれた話なんですが、モスクワとペテルブルグが舞台になってます。そもそもアンナとヴロンスキーが初めて出会うのが、ペテルブルグからモスクワに向かう電車の中です。

アンナはペテルブルグに住んでいて、アンナのお兄さん一家はモスクワなのですが、同じ知人や知り合いと交友しているし、割と気軽にしょっちゅう行き来しています。カレーニン氏はペテルブルグの高級官僚ですが、モスクワでも知らない人がいません。アンナの不貞が明らかになってカレーニンはモスクワに行くのですが、アンナの危篤の知らせを聞いて、馬車で一晩で帰ってきます。

でもモスクワとペテルブルグって結構離れてるんじゃ無かったかなあと思って地図で見ると、やっぱりかなり遠いんですよ。ペテルブルグはフィンランドの境界のあたりにあります。調べると630キロ。ということは東京と大阪 は400キロだそうなので、その1.5倍です。そんなの一晩で馬車で帰れるわけないと思うんだけど。

あの時代にそんな距離をちょこちょこ行き来していたかと思うと、ちょっと不思議ですね。

それから一日の時間の感覚がちょっと変わってます。

たとえばリョービンが百姓達と一日中草刈をする場面があるのですが、こんな感じです。

リョービンが朝参加すると、もう百姓たちは仕事を始めていた。
4時間後に食事。リョービンも家にコーヒーを飲みに帰る。
そのあとまた何時間も仕事で、昼ごはん。百姓たちの子供達が家からお弁当を持ってくる。食事の後は昼寝。
そのあとまた日が暮れるまで数時間働く。
その後リョービンは家に帰って夜食。

ということは、8時から働いたとして、12時に食事(朝食?)。12時半から4時間働いて、4時半から6時半まで昼休み(シエスタ?)。ロシアの夏は日暮れが10時過ぎとして、その頃まで働いて、夜食は11時半くらい?

それからアンナのお兄さんのオブロンスキーがディナーパーティーを催します。

お客さんは5時に招かれています。
3コースの豪華な食事のあと、居間でタバコを吸ったり議論したりと夜が更けていきます。
そのあと、オブロンスキーはバレエに、女性たちは劇場に、リョービンとお兄さんは会議に出かけます。ということは、劇場の開演は早くても8時過ぎですよね。それに会議が夜というのも珍しいことです。
そしてその会議の後、リョービンはそこにいた友人にお茶に招かれます。その家を出たのが1時。

午前様に帰宅というのは珍しくないけど、ディナーに呼ばれてお酒や御馳走を食べたら、その後劇場や会議には行こうとは思わないですよね。しかも夜中近くにお茶に人を招くんですね。

私はすごい夜型人間なので、こういうのは私にはぴったりです。あ、でも10時過ぎまで肉体労働は嫌ですけどね。

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日刊オォスポという阪神ブログからの無断転載です↓

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