2019年5月4日土曜日

イギリスの気候緊急事態

2週間前、ロンドンがExtinction Rebellionという団体に2週間占拠された話をここに書きました。それと同時に、スウェーデン人の16歳の活動家グレタちゃんが渡英し、気候変動についての番組も放送され、イギリスでは危機感が非常に高まっています。

このExtinction Rebellionの要求の一つは、イギリス政府は 気候緊急事態(Climate emergency)を宣言せよというものでした。

去年の後半からこの動きは大きくなり、私の住むデボンの自治体(県庁みたいなものかな)は気象緊急事態宣言をしました。そして、この小さな町ビデフォードも、同じ宣言をした10ほどのイギリスの町の一つです。

最初に書いたExtinction Rebellionの要求を受け、スコットランドとウェールズは非常宣言したのですが、その数日後、イギリスの国会も同じ宣言をしました。

これは環境団体にとっては大きな勝利です。

それはいいけど、じゃあ何がどうなるの?これが気になるところです。この宣言自体は法的拘束力はないそうですが、ただ今後の立法は施政は、これを念頭に置いてということらしいです。

具体的には、スコットランドに木を何十億本も植えるとか、国民に肉食を減らして家のサーモスタットの温度を19度まで減らすように働きかけるとか、何とも心もとない事が言われてます。

グレタちゃんも多分同じ事をいうでしょうが、いくら宣言しても、内容が伴わなければ意味がありません。つまり、温暖化ガスが減るかどうかだけが意味あることです。今後の動きに注目です。

ところでこのニュースがテレビで放送されていろいろな人や団体がインタビューされている時に、どこかのビジネス団体の代表が「皆さん気を付けたほうがいいですよ。これを真に受けて、サーモスタットの温度を下げるとか、無意味に生活のスタンダードを落とさせられる羽目になるかもしれませんよ。」 と言ってました。どういう意味?まったくこういう人がまだまだ世の中にたくさんいるんですね。

グレタちゃんの学校ストライキはまだまだ続けないといけなそうです。
ではこちらもよろしくお願いします


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