2012年8月16日木曜日

ときめきの片付け

コメントをいつも下さるあくあさんがお勧めのコンマリさんという人の「ときめきの片付け」という本を、妹が日本から持ってきてくれました。去年日本に行ったとき新聞広告読んで、読んでみたいなあとなんとなく思ってました。(というか母に読ませたいと思った。)そのあとあくあさんが絶賛していたので、これは絶対に読まねばと思ってました。

本自体について言うと、やっぱり書いてる人が文章のプロではないから、ちょっと筋があちこちに飛んだり、関係ない話が長々と続いたりして読みにくいという点はありました。でもさすがに本題はきっちりと抑えてあります。こういう人たまにいるんですよね、普通にしてるとそんなにすごくないのに、得意分野になると 別人のようにすごい人。

でもまあ考えてみれば、この本の要点はすごくシンプル。

「片付けるには2つの要素しかない。物を減らすこと。そしてすべてのものに場所を与えて、使ったら必ずその場所に戻すこと。」
「物を捨てるときは、ときめくかどうかだけを判断基準にすること。」

これだけです。でもこれだけだと本にならないので、著者の今までの経験だとかが書いてあります。

「ときめく」という言葉は乙女っぽくてちょっと抵抗あるひとも多いかと思うけど、要するに「愛してるかどうか。」「Do you love this?」。まあ「気に入ってる」といっても良いでしょう。

これでとりあえず本の指示に従って、洋服からチャレンジしてみました。洋服といっても一杯あるので、カテゴリー別にします。まずはトップから。指示通りに、すべてのトップスを床に置いてみました。本には平均160着なんて書いてましたが、私は過去5年位に2回くらい 断捨離してるので、そんなには無かったけど、やっぱり結構ありました。





これで全部。と思ったら、そういえばもう一つTシャツだけの引き出しもあったのを思い出しました。

やりだすと、このときめきという基準のよさが分かってきます。

「これほとんど着てないよな。高かった(XXXXブランドだった、総シルクな)のに。」 という迷いがふつふつと湧いてくるんですが、そこで、「いやいや、ときめきの基準で選ぶんだ。」と自分に言い聞かせます。

そうして考えると、着ない服って言うのは、ちょっとしたことで着心地が悪かったり、ちょっとだけサイズが合わなかったり、なんとなく色が顔に合わなかったり、やっぱり何かときめかない理由があります。私はGAPを初め、いくつかすごく気に入ってるプランドがあって、そのブランド自体やその店でショッピングすることにはときめくけど、やっぱりなんとなく着ないGAPTシャツが何枚も引き出しに入ってました。

終わったあとはこんな感じ。二つの引き出しに入っていたものが一つになりました。

その後ボトムやコート類と着々と進んで、次は靴を残すのみとなりました。この靴が嫌なんだけどね。写真はまた後日載せます 。

しかしふと思ったのですが、この「ときめく」という基準の欠点は、「めったに着ないけど/ずいぶん古いけど/サイズが合わないけど」、やっぱりときめく!!という服がたまにあることです。そういう物は、まあ迷わずキープすることにしています。別に何でもかんでも捨てるのが偉いってわけじゃないですからね。

こういうことをしてるとやっぱり片付けにならないのでは?とちょっと心配になりました。でもこうなったら、その分他のものを減らして、「着ないけどときめく服の引き出し」を作って、そこにときめく不用品だけを入れてやるぜ。

夏休みなので子供達の引き出しも片付けさせました。そしたらルイちゃんの、もう開けるのも嫌になっていたくらい物で一杯になっていた引き出しがこんな風になりました。

一体何を入れてたんや・・・・

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

おお、やりましたか。ときめくかどうかで捨てていくのもいいんだけど、あの洋服の畳み方、グラデーションをつけて並べていく方法もまたいいんですよ。あれ以来、二度と散らからなくなりましたから。

あのときは洋服と本しかやらなかったので、今回は引っ越しを契機にそれ以外の分野もときめき基準で捨てまくろうと思ってます。

Atsuko さんのコメント...

グラデーションのこと忘れてました。ならびかえてみます。今から靴。靴はイギリスに家なのであちこちに、屋根裏とか分散してるし、集めるのが面倒そう。

子供達の引き出しもこっそり整理してあげたら、こっそり喜んでました。