2011年3月12日土曜日

手持ち無沙汰な不安

皆さん今日はどうやって過ごされたことでしょうか?東京地域の方は余震がまだまだ続いているみたいですね。断水でホテル住まいを始めた知人もいるし、ひしひしと身近に被害を感じてらっしゃることでしょう。東京以北にお住まいの方については、察することもできないでいます。早く余震が収まり、原発の非常危機が解除されることを祈るばかりです。

こちらでは11日はずっと地震のニュースをしていました。今日は半分くらいは地震、あとの半分はリビアのニュースです。地震の報道は「地震」ではなく「津波」の報道のほうがメインですね。それから今日はやはり原発についてのニュースが多かったです。

大阪の実家には2回電話して母と妹と話しましたが、二人ともぜんぜん被害はないとのことです。妹とはすぐにタイガースの話になってしまったほどでした。(今年はいった小林宏はかっこいいとか、ヤクルト戦で東京にいたらしいとか。)

でも妹は今日から東京に旅行に行く予定だったのですが、キャンセルしました。まあ今行ってもしょうがないですからね。英会話のレッスンに言ったあと、ジムに行って汗を流す気にもなんとなくならないから美容院にでも行こうかなあとのこと。なんとなくその感じわかります。

きっと関西地方の人とか、私みたいに海外に住んでる人は、そんな感じで何をする気もしない1日になったんじゃないでしょうか。一応家族や友人の無事も確認できたけど、でもまだまだ余震は続いているし原発の心配もある。でも身に迫る危険じゃないから、別に日常は普通にすぎていく。

私は昨日は夜1時近くまで ニュースを見てました。同じビデオが流れてるんだけど、それでもテレビを消す気にならなくて。夜は7時間くらい寝たことは寝たんだけど、なんとなく熟睡できなかった。今日は午前中はチャーリーのバレエ、午後は来客があったり仕事に行ったりでずっと忙しかったんだけど、なんとなく意識に靄が薄くかかったような、何事も100パーセント打ち込めないような感じ。

こちらではニュースではやっていてもイギリス人にとっては遠いことなので、もちろん生活は普通に流れて行きます。それをちょっと遠くから眺めていると言うか、何をとっても「まあこんなこと日本で起こってることに比べれば・・・・」という気持ちになってしまう。

津波の光景を上空から映したビデオを何度も放送してました。その波の打ち寄せ方って、上から見ると本当にその辺のビーチに毎日押し寄せる高潮の波の寄せ方と同じです。まるで当たり前のように静かに着々とやってくる。でもその中に車だとか家とかがあって、2階建ての家でもまるでおもちゃのように簡単に波に飲まれて潰されて。

そういうの見ると、なんか普通の日常と折り合いをつけるのが難しいような気になってきます。何もやる気がしない。

でもそういってばかりもいられないから晩御飯は手作りピザを作りました。レシピをあげときますのでご興味おありの方は見てくださいね。
Ford Farm Kitchen


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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

そうなのよね、何をすればいいのかわからなくてテレビばかり見てます。手伝いに行きたいんだけど行く手段もないし。節電とか、電話を使わないこととか・・・そういうことくらいしか出来ないんですよね。原発が使えなくて電気が足りないので明日から順番に少しずつ停電させるんだそうです。

Atsuko さんのコメント...

ネットの時代になったといっても、こういうときの情報はネットだとまだ分かりにくいね。やっぱりテレビが一番の情報源だなあ。手伝いに行くにしても、まだぜんぜん事態に収拾がつく目安自体がついていないので、動くに動けないよね。
東京でも電気が足りないのか。月曜からどうなるんだろう?