2018年4月30日月曜日

ルイ王子

日本人は英国王室が好きなので知られているかもしれませんが、先週プリンス・ウィリアムんとこに3人目の子供が生まれました。男の子です。

その名前なんですが、プリンス・ルイです。Louis. 一人目がジョージで二人目の女の子がシャーロットで、どちらもイギリス王室の歴史をちょっと見るだけでいっぱい出てくる名前なんですが、ルイは聞いたことありません。

うちの息子もルイなんですが、同じ名前の人に会うことは滅多にないので、伝統的な名前ではあるけど、イギリスでは珍しいです。スペルでお分かりの通り、フランスの名前ですが、もともとはドイツ語のLudwigから来た名前で、意味は「戦士」という意味だそうです。

ルドビックというのは確かに戦士っぽい名前ですが、ルイになるとなんか柔らないイメージになると私は思うんですが、どうでしょう?

ところでうちのルイですが、やっぱりイギリス人ではLouisをルイと発音できずルイスと呼ばれることも多々あり、小さいときからそのたびに「ルイスではなくてルイです。」と訂正するように言ってありました。

今年と来年は、男の子の赤ちゃんでルイと名付けられる子供が増えることでしょう。ルイが社会人になるころには「ルイ」がありふれた名前になると思うと、ちょっと残念です。

FBで誰かが、出産間際で「子供をルイと名付けると決めていたのに~ 」と嘆いていました。

ロンドンの近くにレゴランドという遊園地があり、ルイは子供のころから行きたがってたのですが、入場料が高くて連れて行ったことがありませんでした。今なんとそのレゴランドが、「ルイ」という名前の人は入場無料だそうです。

残念ならがそういう年ではなくなっちゃいました。

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2018年4月29日日曜日

ルイの目覚まし

春休みでちょうど一か月家に帰っていたルイが、明日ロンドンに戻ります。実家に帰って、勉強以外は特に何もせずだらだらと過ごしてすっかり田舎の子に戻りましたが、またロンドンに戻るのかと思うと寂しいです。

明日は朝5時15分のバスに乗るので、朝に弱い私とルイは、ちゃんと起きられるかと心配していたら、ルイが面白い目覚ましアプリをダウンロードしました。

次のうちの一つをしないと止められない目覚ましです。

数学の問題を解く

寝る前にセットしたのと同じ写真を撮る

寝る前にセットした同じバーコードをスキャンする

携帯を50回振る


ルイは今朝はバーコードで目覚ましを止めました。台所に置いてあるミネラルウォーターの瓶を寝る前にスキャンして、目覚ましが鳴ったら階段を上がって台所まで来て、同じ瓶をスキャンするまでなり続けてました。

バス停は家から車で10分以内で行けるので、明日は4時半起床。私は一応目覚まし3つかけて寝る予定です。

では今から寝ます!

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2018年4月26日木曜日

「色が見える」生徒さんの話

昨日ヨガのレッスンの後で、昔私のクラスに来ていて(らしい。私は覚えていない)、最近また来るようになった人が「実は」と話に来ました。

レッスンの最後のほうのメディテーションの最中に、目を閉じると「色」が見えると、泣きながら話してくれました。

こういう人、ごくごくたまにいるのですが、メディテーションに限らす、目を閉じてリラックスしたらいろんな色が見えたり、人を見るとその人のオーラの色が見えたりするとのことです。今まで色の話をしてくれた人は3人いました。「色が見える」といわれても(I can see colours)、色が見えない私には、どういうものがあんまりよくわからないんですが、やっぱりなにかあるみたいですね。

その人は本当にごくごく普通の中産階級のおばさん(60代前半くらい)で、ヨガも友達と一緒に半分おつきあい半分健康のためにやり始めたという感じの人です。

どうして泣いていたのか、多分自分でもどうしてそうなるのかわからなくて怖いのかもしれません。目を開けたら色は見えなくなるんだけど、メディテーションをすると深くリラックスして、目を開けるのが難しいとのこと。これも、「どう説明していいかわからないんだけど。」とのことでした。 それから、色が見えると「感情があふれてくる。」とのこと。

そういうスピリチュアルなことにすごく興味があるのに、そういう能力の全然ない私にとっては、うらやましいくらいなのですが、その人はそういう事には全然興味ないのにこんなことになって、戸惑って怖がっているようです。

上にそういう人はこの人を入れて3人会ったことがあると書きましたが、その後その一人は霊媒師に、別の人はキリスト教会の牧師になりました。(しかもそういった話をしてくれたあと割と短期間に急に。)この人もなにか、そういう方向に行くのかもしれません。

これとは別に、長年ヨガに来てくれているある60代の、ごくごく普通のおばさんは、ヨガの最中に幽体離脱をしたことがあると言っていました。(この人も怖がってました。)この人はいまだに普通のおばさんです。

私自身は全然霊感とかないんだけど、こういう話を聞くと、やっぱりそういう世界は実在するんだなあと改めて思いますね。

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2018年4月24日火曜日

子供との会話の反省点

最近こんな記事を読みました。要約するとこんな感じ。

米国のある調査によると、既婚の男性のメンタルヘルスは、未婚の男性よりもずっと良好とのこと。女性の場合は未婚既婚による違いはありません。

これは、会話をするときに、女性は相手の振り出した話題に対し、質問をしたり相槌を打ったりして、会話を成立させる傾向が強いのに対し、男性は、それを断ち切るような「回答」「解決策」を答えることが多く、会話にならない傾向があります。

自分が切り出した話を相手が聞いてくれたと感じると、自分が肯定された感じがしますが、会話になる前に断ち切られると、肯定されたという感じはしません。その違いがメンタルヘルスに現れるということでした。

(まあいろいろ突っ込みどころはあるとは思いますが、要約ですのであしからず。)

これってわかりますよね。旦那さんが上司の愚痴を言うと、奥さんは「へえ、あの〷さんが~。」「いろいろあるね。」とか、返すところを、奥さんが上司の愚痴を言ったら、「じゃあそんな仕事辞めたら。」とか、「仕事とはそういうもの。」とか言いそうじゃないですか。

これを考えていて、親子のコミュニケーションについて、すごく重大なことに気が付いた気がしました。

中高生くらいの子供ってそんなに親に話をしないけど、するとしたら、やっぱり先生とかクラブとか友達の愚痴ってありますよね。他には電話の機種が気に入らないとか、ラップトップにログインできないとか、そういう些細な面倒なこと。

親としては、そんなつまらないことを愚痴愚痴言うなという気持ちもあるし、それは自分が悪いと思うこともあるし、中高生ってくだらないこと考えるなとか、そんな文句の多い人間になって欲しくないとか、いろいろ思うんですよ。そしてもちろん、その愚痴が単なる愚痴で、本当に大きい問題であってほしくないという現実否定の気持ちもある。

だから結構上に書いた「男性」的な受け答えをしてしまうことが多いです。

「悪口を言ってはいけない。」「自分にも責任あるでしょ。」「しかたない、我慢しなさい。」「思い過ごし。」「 誰でも同じだからしょうがない。」

そんな感じで、やっぱり会話が成立しないような、断ち切るような 言い方をしてしまうことが多いです。というか、私の場合は常にそうかもしれない。

これじゃあ会話にならないし、子供も親と話をしようという気持ちもなくなるもの無理もないです。

もっと、「そうか、高校生って大変だね。」「私も昔そういう事があったわ。」「XXさんもそう言ってるの?」とか、会話になるような受け答えをもっとしてあげるといいんだろうなあ。

ただ先生とか友達の悪口とかは、一緒になって悪口言うのはよくないから、その辺はやっぱり匙加減が 必要なんだけどね。

うちはもう息子は大学生で家を出たし、娘もあと1年ちょっとで大学生だから、今更気づくのが遅かったかもしれません。でも、これからでも遅くないから、お母さんはしっかり反省しようと思います。

まだ子供が小さい人は、心してくださいね。


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2018年4月22日日曜日

お墓とか仏壇がないという件

去年の今頃、私と妹の共通の友人のイギリス人が亡くなりました。私はロンドンまでお葬式に行ったのですが妹はさすがに日本からは来れませんでした。

今年の夏、彼女が私の家に遊びにくることになってるのですが、せっかくなのでロンドン経由で来て、その人のお墓参りをしてくると言いました。

その友人は無神論者で、お墓なんか作るタイプじゃないので、意外に思って「あの人お墓なんてあるんかな~。」と言ったら、妹は、お墓がないなんて考えたことなかったようでした。奥さんにメールで聞いてみたら、やっぱりお墓はなくて、遺骨はテームズ川に流したそうでした。

そう、イギリスでは墓地ってそんなにありません。とても死んだ人がみんなお墓に入れるほどはないし、家族のお墓っていうコンセプトもないし、30年近くイギリスに住んでる私は、お墓はないのが普通だと思ってました。

でも逆に、日本ではお墓があるのが普通なんですね。お墓がない、お墓はいらないって人もいるんでしょうか。

イギリスでは仏壇も神棚もないです。だから人が亡くなったら、そういえば線香をあげる場所もないしお供えを供える場所もお花を飾る場所もありません。だから手を合わせる場所というものがないんです。

普通の人はどうしてるんでしょう。うちのデイブはお母さんが15年以上前に亡くなりましたが、お墓はあるらしいですが、お墓詣りに行ったことないです。家にお父さんが送ってきてくれた額に入った写真が置いてあるだけ。

そういう私も、考えたら母の写真が置いてあるだけです。しかも家のプリンターでプリントした、あんまりきれいじゃない写真。妹の家(母が住んでいた家)には一応遺影が置いてあり、その前にお花を供えて線香をあげられるようになってますが、別にこれも仏壇じゃないし位牌もありません。

死後10年くらいで消えるお墓とか仏壇とか位牌があればちょうどいい感じがするんですけどね。

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2018年4月21日土曜日

子牛の脱走

昨日の夕方、ヨガに行こうと車で家を出ました。家から100メートルくらいの地点で、なんとなく視線の角に牛が見えました。牛が牧場にいることは全然珍しくないんですが、なんか道にえらく近いなあと思いました。そう思って2秒後くらいに、「あの牛、絶対柵のこちら側にいた!」と感じました。

それで車を3点ターンして引き返すと、やっぱりそうでした。子牛が牧場を脱走して、でも道路の車が怖いのか、柵のある生け垣の道路側にピッタリくっついて立ってました。

誰の牛か。5年前くらいにこの辺に越してきて、この隣の農地を買い、趣味で酪農をしている人がいるのですが、きっとその人。それでその人の家に車で乗り付けて、「道路に牛がいるけどあなたの?」と聞いて、そのまま急いでいたのでまた車に戻りました。

また同じ道に戻ると、さっきの牛が今は道路を歩いてました。

その方向に行くと車を怖がってどんどん大きい道のほうに行ってしまうので、しょうがないので私は引き返して別の道で行きました。

2時間後くらいに帰ってくると、牛は消えてました。無事に牧場に戻ったことでしょう。

こんなことは滅多にあることじゃないんだけど、10年ほど前、朝家を出ようとすると、庭に牛が10頭くらいいたことがありました。これには本当に驚きました。隣の牧場から入ってきたものでした。うちの庭には門がないから、そのまま道路に行ってしまう可能性もあったんだけど、近所の人に応援を頼んで、なんとか一緒に追い返しました。

そして数年前は、隣家のポニーが庭に侵入したこともありました。こちら

私は見なかったのですが、夜中に道路で馬が一頭見つかって、近所で大騒ぎになったこともありました。

そして鶏くらいなら、割としょっちゅうエスケープしてきて、その辺にいます。こんなところとか。  

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Life is Suffering

イギリスにも結構仏教徒っているんですよ。比率的にはアメリカのほうが断然多いんだけど、多分アメリカは中国系とか日系の米国人が仏教徒なんだと思います。イギリスでは、白人でもたまに仏教徒がいます。周りを見てる限りは増えてきているようです。子供たちが行った小学校は、イギリス国教会の小さな田舎の学校だったのですが、5人くらいいる先生のうち、実は二人が仏教徒でした。(しかもその一人は、のちに仏教のメディテーションの先生になりました。)

日本人は一応仏教徒と言われていますが、教義を知ってる人って少ないと思うんですが、イギリスの白人の仏教徒は、なかなか勉強していますよ。私は、日本語の仏教の本は難しいので、英語で読んでいるくらいです。初心者向けに書かれてますからね。

これも英語で書かれた仏教の本の話なんですが、仏陀の重要な教えの第一は、Life is suffering(人生は苦悩)といろんな本に書いてあります。私はここでまず躓きました。

Sufferingっていうのはなあ。そんなこと最初に断言してしまっては元も子もないし、実際、人生が苦悩とは思えないです。

そうしたら、最近読んだ本に、「一般には仏陀はLife is suffering と言ったと言われているが、実はSufferingというよりはuncertainである。」というのを読みました。これには深く納得しました。

Uncertain.不確定。先のことはわからない。一瞬先は闇・・かもしれない。

これは本当にそうだと思うんです。今日は元気でも、明日は心臓発作になるかもしれないし、もしかしたら知らないだけで癌にかかってるかもしれない。ピカピカの車を駐車して、戻ると凹んでるかもしれない。急に仕事を失うかもしれないし、株が暴落するかもしれない。理想の恋人に捨てられるかもしれない。でも一方で、その逆に、宝くじに当たるかもしれないし、運良い出会いがあるかもしれない。

そこで平常心を保つこと。これにはすごく納得が行きました。

(昔の教えがサンスクリットとかヘブライ語とかラテン語とか、そこから何度も翻訳されただろうし、同じ言葉でも時代が変われば意味が変わるし、意味が微妙に変わるってことはよくあることなのでしょう。)

この不確定さ。これが現代人が精神を病む理由の一つに思えます。

昔は何だって不確定だったし、将来のことも明日のこともぜんぜんわからないのが普通だった。でも今は社会がオーガナイズされて、しかもインターネットのおかげでそれがさらに進んだから、日常生活では何もかもが予定通りスムーズに進むことを当然のことと思っている。電車は2分と遅れないし、ネットで何週間も前に予定したことがきちんと行われるし、人でも物でも、来るか来ないかわからず待つってこともなくなった。

だから何となく、人生ってそんな風にスムーズに予定通りいくような気がするけど、実は全然そんなことはなくって、予定や計画が変わる要素は人生にはいっぱいあるんだけど、そのことを忘れて生きてるみたい。

その上、そんな風に何事もきっちりと進むことが前提の社会になったから、社会や生活がきつきつになって、余裕やら空間や無駄がなくなりすぎて、それが息苦しい。

人生は苦悩ではないけど、不確定。その不確定さを不安に感じることなく、淡々と来る日来る日を一日ずつ生きていく。そういうのを目指してます。

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2018年4月17日火曜日

ルイが家にいる件

息子ルイがイースターホリデーで家に帰ってきてから2週間とちょっとが過ぎました。まだ高校生のチャーリーはイースター休みは終わって、24時間ほど「学校いや~」と(日本語で)叫び続けたのち、今日行きました。行ってみたら別に嫌なわけではないみたいなんですけどね。でも気持ちはわかります。朝早く起きるだけで嫌ですよね。

チャーリーが学校の日は私もチャーリーより早く起きるから、私も学校嫌です。

ルイはしばらく大学はお休みらしく、今月末までにロンドンに戻ればいいらしく、もうちょっと家でゆっくりできます。ゆっくりと言っても、ほぼ朝から晩まで自分の部屋で勉強してます。ロンドンに戻るとすぐに学年末試験。

田舎者育ちのルイなんですが、ロンドン生活がよっぽど水にあっているようで、春休みも家に帰ってくるのを渋っていました。何が楽しいかって、やっぱり友達とパブに行ったりナイトクラブに行ったり家で飲んだり、要するに飲むのが楽しいようです。

 それで家でデイブが一緒に飲もうとビールを進めても、付き合いで1缶飲む程度。親父と飲んでもそりゃ面白くもないでしょう。

が、それだけロンドンが楽しくて、いやいや実家に帰ってきても、しばらくいるとその楽さにハマってしまうようで、早々に戻ると言うかと思っていたら、ぎりぎりまで戻らないとのこと。「ロンドンだといつもおなかがすいてるけど、家だといつもお腹一杯。」と言ってました。

洗濯も昔に比べると、全然洗濯に出さないんですよ。ロンドンだと自分でコインランドリーを使わないといけないんだけど、これが値段が高くて、しかも最近は「コイン」なんて使えなくて、ネットで支払ってコード番号を取って、その番号を洗濯機に入れる・・・とか、なんかややこしいようです。 それで、あんまり洗濯しないようです。

なのでその習性がついてしまって、家でも同じTシャツを何日も着てます。さすがにデイブにまで、「そのTシャツは今日で最後にしろ。」と言い渡されてました。

あと10日くらいで戻るのかな。ルイがいるとやっぱり楽しいです。食料品を大量に買って大量に作るのも楽しいし、夜更かし派のルイと二人でいろいろ話すのも楽しいし、家族でゲームしたり映画見るのも楽しい。

が、春休みの後は割とすぐ、3-4週間でまた戻ってきます。すると今度は3か月くらい家にいるみたい。そうなると楽しい楽しいと思うかどうかは疑問ですね。家族ってそんなもの。

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2018年4月15日日曜日

Black Elk Speaks 読書感想

素晴らしい本を読みました。

読んだきっかけは、2か月ほど前ここに書いた、「20世紀に出版されたスピリチュアルな本100冊」のリストからです。残りの人生せいぜい1000冊も読めないんだから、とりあえずこの100冊から読破していこうと思ったのがきっかけでした。

この本はタイトルがBなのでリストの上のほうにあり、しかもデボンの図書館の蔵書リストにあったので、図書館で予約しました。本が来て取りに行くと、30年前くらいの本でした。借りた人は少ないのか、古い けれどなかなかいいコンディションで、いい雰囲気でした。しかも字のフォントが古いタイプライターみたいな字で、それもよかったです。

これはアメリカの詩人がネイティブインディアンのメディシン・マン、ブラック・エルクを インタビューし、本に仕上げたものです。ブラックエルクの語り口が、詩的に美しくまとめられています。

この本は1930年代に出版され、数年で廃版になったのち、1960年代にカール・ユングがドイツで 読んで絶賛し、その後また再出版になり、今でもアマゾンで買えます。日本語の翻訳もアマゾンの古本で買えるようです。

ブラック・エルクは子供のころに 先祖のスピリットから、インディアンたちの運命を救うヴィジョンを受けます。成長し、その能力を生かしメディシンマンとして多くの人たちの命を救いますが、結局は時代に逆らえず、何年にもわたる戦いの末、白人の攻撃についに降参し、インディアンの霊的アイデンティディーを失っていきます。

その悲しい、歴史上の話が、神秘的に詩的に、かつ淡々と語られます。

すごくすごく悲しい本です。

今まで読んだ一番好きな本の一冊に入る本です。

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